154 / 229
第五章 影の者たちとケモナー
棒神様にならって
しおりを挟む
俺は腕を組んで仁王立ちをしている。
白衣も着込んでまさに研究者らしい姿だろう。
「では、助手のケルン君。例の物をだしてくれ」
助手のケルンに声をかければ手をあげて返事をした。
「はい、ハカセ!…例の物ってなんだっけ?」
「木片だよ。この前取っておいた」
気が抜けた。研究者の格好を俺はしてみせているがごっこ遊びの延長みたいなもんだ。
ケルンは猫の尻尾つきの作業着だ。なんだか知らない間にパワーアップしていて、ただの猫耳から、モコモコふわふわ猫耳フードがついている。フィオナに感謝の手紙を即送った。
「猫さんです、にゃん!」
って嬉しそうにやっていたが、外でやるなよ?変態に捕まったら大変だからな。間違いなく変態はあの手この手で、この世から消すけど。
サイジャルがこの地図から消えるよりマシだろう。ナザドならやりかねないからな。
このごっこ遊びは意外とケルンが気に入っている。博士が何かわかっていないけどな。
授業でもこうして手伝ってもらうこともあり、ハトルゥエリアさんの弟子のドルチェリさんこと、通称ドルさんがいっていた。
「歳が離れていると喧嘩しなくていいですね」
ドルさんのとこは、歳が近いから喧嘩ばかりだそうだ。
見た目はエルフな彼いわく、彼のように見た目がエルフであろうと、中身としては混血が進んでいて…少しイメージと違って彼と同じようにエルフの血が強い他の兄弟は漁師になっているらしい。
しかも兄弟には獣人の人もいるとかで、彼の婚約者も獣人らしい。
つまりは同士である。
ドルさんの婚約者さんはトカゲ系らしく、八割方人族で腕に鱗があって、尻尾が生えているそうだ。今作っている物が成功したら結婚をすると意気込んでいて、徹夜組の常連でもある。ほどほどにさせたいが…無理だな。みんなの目が変わっているし。
一応、組分けをしていて統括の『エフデ班』にドルさんをいれていたんだが…彼、手が早いというか、色塗りがすごい上手いから引っ張りだこなのだ。
修羅場のことは置いておこう。
寿命が長いからか、親子ほど離れた兄弟とかはざらにいるらしい。
確か…百歳も歳が離れている兄弟とかも普通とか。
孫ってレベルじゃね?って思ったりもしたけどな。
ちなみに、ケルンの作業着は授業中も着ることがある。
「今日の僕は猫さんです、にゃー!」
なんていって、授業中でもにゃーにゃーいうもんだから…変なファンができている。
「ケルン君ー!こっち!こっちに視線ください!」
「おおおお!偉大なるボージィンは精霊を使わした!」
「手がとまんねぇ!」
「個展だ!個展を開くぞぉぉ!」
いや、邪な気持ちは一切ないのはわかっている。エフデの弟だからな。手を出したら色んな意味で死ぬし、彼らは理想のモデルに出会えて感動しているらしい。
本当は母様を描きたいらしいが、画力が追いつけないとかで諦めているとか。
なんでもサイジャル内にあるらしい『エフデ様とケルン君を守る会』を『エフデ班』の全員が加入しているとか。
それをミルデイがどこからか聞いてきたのを聞かされて思った。
心配だ。
「…自衛だけじゃなく、ケルンも守らねば」
変態を始末できる程度には力を上手く使いこなさないといけないな。
「それじゃ、お兄ちゃんは僕が守るよ!」
「ははっ、ありがとうなー」
今日の絵のモデルにした猫じゃらしを振ってみると、猫ごっこが始まった。
十分ほど遊んでいてふと、作業をしていないことに気づいて作業をすることにした。
白衣は汚れるから脱いで俺は作務衣スタイルになる。フィオナにどちらも縫ってもらったが、作務衣って楽なんだよな。指はなくても着れるっていうのは、念動力でも働いているってことにしている。
実際、目とか口もなくても感じれるしな。
さて、今回作る品は俺専用の杖…といいたいところだが、『地脈操作』は杖じゃなくてもいい。
本に書いてあった知識だけだが、元々、地脈は自分を道標にして大地に流れる『気』を使って術を行使するらしい。魔術とかの領域であり、魔法とは少し異なる。相手を呪ったりとかもできると書いてあったがそういう外法はいらないし、誰も教えれない。
しかも魔法陣と魔法円では理が違うとかで…とても複雑だからこそ誰かに弟子入りをした方がいい。
そこで俺は考えた。
最初にいくつか魔法を留めておけるように『気』を使えないだろうかと。
結界とか防御というものは、『固定化』が関わっていると俺は思っている。その場に入らせない出させないという場の『固定』と防御力をあげて刃物などを通さないという物体の『固定』だ。
古竜王の涙石に魔法が込められていることや、魔石の自然魔法のことを考えていると、自然にある物や『気』に関わる存在は物質に魔法を『固定』させれるんじゃないかな。
なにせ、地脈は竜脈ともいうらしいし…竜なら上級の魔法を込めた魔石を作れるかもしれない。
まぁ、かなりの年月がいるのも考慮して、今は魔石に『気』をためれないかの実験をしている。そういう研究者の論文も読み漁っている。
この体の利点だ。ケルンが眠くならなくていいから、好きなだけ本が読める…ほとんど俺の自由時間はないけどな。
暇さえあればケルンがミケ君たちのところに俺をつれていくからな。
そういえば、あの子たちとも仲良くなったから俺の呼び方が変わった。メリアちゃんはそのままだが、ミケ君はエフデ殿からエフデ義兄上、アシュ君はエフデさん、マティ君はエフデ兄やんだ。
普通の子みたいに接していたら自然に懐かれていた。
長男ばっかりだったから、甘えたかったのかな?それかケルンに影響されたかのどっちかだな。
守んなきゃいけない子たちが増えてしまったからな…みんなかっこいいし、かわいいから心配になる。いざというとき、俺が守れるようにしようと再度心に誓う。
そう思ってどうにか地脈誘導で気を込めれるように図案を書いているんだが…気に入らない。
「ただ、マッチか鉛筆みたいなんだよなー…かっこわりぃ…」
使えるかと用意した魔石は地脈にある気というものを考えて無属性の物を使う。何も染まっていない魔石とかなら使えるだろうし。
でもどこに置くかいまいちいい場所が浮かばない。こうなったら、先に土台を作るか。
「彫刻刀を貸してくれ。あと木片も」
「はーい」
ケルンから彫刻刀を借りる。俺も使えるがやはり、借りている感じがする。
木片は杖作りで樹木さんから出た残りだ。勿体ないなってとっておいてよかった。
なお、現在杖になっている樹木さんからの許可はもらっている。
ケルンが杖を置いて休憩しているときにたずねたのだ。
「この前のさ、杖作りで削って出た樹木さんの木片使っていい?」
葉先は丸をしたし、気のせいなんだろうけど。
「いいっすよ!頑張ってくださいっす!」
っていってるように見えた…俺、杖と意思疎通できる知識は持ち合わせてねえんだけど、幻聴かな。
あと、葉先が杖の一部をこすってだした樹液もくれたから使おうと思う。わざわざくれたんだからな。
加工したのに樹液をだすとか、削ったときには出てなかったよなとか、気泡もなく琥珀のようになっているとか、気になるがもう、ケルンの杖のことは気にしていない。慣れってこわいな。
「はい、どーぞ!…お兄ちゃん、その綺麗なのどうしたの?」
「ん?…もらった」
お前の杖からな。
手に転がしているこいつをどう加工していくか…そもそも地脈からの気をどう流すか。
そう考えていると不思議と琥珀が光って見えた。
「ケルン。光ってるよな?」
「キラキラしていて虹みたいだね…お兄ちゃん何かしたの?」
どうやら本当に輝いているらしい。
「いや、どうやって気を流すかって…あ」
そうだ。琥珀は樹液が長い年月で化石となった…宝石じゃねぇか。
うっかりしていた。
魔石にこだわっていた…そうだよ。こだわってどうすんだよ。俺が杖を持っても意味ねぇんだよ。
「棒神様がいってたじゃねぇか…そうだよ」
『灸をすえてやった。この手でな』
棒神様も拳でお灸をすえてたじゃねぇか。なら俺も変態共にお灸をすえれるようにすればいい。
拳でな!
「作るもん決まった!ケルン、一緒に作るぞ!やっぞ!」
「やっぞぉ!」
そうして二人でわいわいと作りだした。
お茶を持ってきたミルデイから口調に関しては注意を受けてしまったけどな。
小さな子はすぐ真似をするんですよ?といわれ、エセニアにも報告するといわれた。
謝罪の手紙はナザドに即渡さねなならないな。絶対に怒るだろ、エセニアは。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
執筆中に王国心が邪魔をするのです。鍵をみると高鳴るのです。
十三年ぶりの新作なのです…購入はしていないんですが放送多すぎなんですよ…
白衣も着込んでまさに研究者らしい姿だろう。
「では、助手のケルン君。例の物をだしてくれ」
助手のケルンに声をかければ手をあげて返事をした。
「はい、ハカセ!…例の物ってなんだっけ?」
「木片だよ。この前取っておいた」
気が抜けた。研究者の格好を俺はしてみせているがごっこ遊びの延長みたいなもんだ。
ケルンは猫の尻尾つきの作業着だ。なんだか知らない間にパワーアップしていて、ただの猫耳から、モコモコふわふわ猫耳フードがついている。フィオナに感謝の手紙を即送った。
「猫さんです、にゃん!」
って嬉しそうにやっていたが、外でやるなよ?変態に捕まったら大変だからな。間違いなく変態はあの手この手で、この世から消すけど。
サイジャルがこの地図から消えるよりマシだろう。ナザドならやりかねないからな。
このごっこ遊びは意外とケルンが気に入っている。博士が何かわかっていないけどな。
授業でもこうして手伝ってもらうこともあり、ハトルゥエリアさんの弟子のドルチェリさんこと、通称ドルさんがいっていた。
「歳が離れていると喧嘩しなくていいですね」
ドルさんのとこは、歳が近いから喧嘩ばかりだそうだ。
見た目はエルフな彼いわく、彼のように見た目がエルフであろうと、中身としては混血が進んでいて…少しイメージと違って彼と同じようにエルフの血が強い他の兄弟は漁師になっているらしい。
しかも兄弟には獣人の人もいるとかで、彼の婚約者も獣人らしい。
つまりは同士である。
ドルさんの婚約者さんはトカゲ系らしく、八割方人族で腕に鱗があって、尻尾が生えているそうだ。今作っている物が成功したら結婚をすると意気込んでいて、徹夜組の常連でもある。ほどほどにさせたいが…無理だな。みんなの目が変わっているし。
一応、組分けをしていて統括の『エフデ班』にドルさんをいれていたんだが…彼、手が早いというか、色塗りがすごい上手いから引っ張りだこなのだ。
修羅場のことは置いておこう。
寿命が長いからか、親子ほど離れた兄弟とかはざらにいるらしい。
確か…百歳も歳が離れている兄弟とかも普通とか。
孫ってレベルじゃね?って思ったりもしたけどな。
ちなみに、ケルンの作業着は授業中も着ることがある。
「今日の僕は猫さんです、にゃー!」
なんていって、授業中でもにゃーにゃーいうもんだから…変なファンができている。
「ケルン君ー!こっち!こっちに視線ください!」
「おおおお!偉大なるボージィンは精霊を使わした!」
「手がとまんねぇ!」
「個展だ!個展を開くぞぉぉ!」
いや、邪な気持ちは一切ないのはわかっている。エフデの弟だからな。手を出したら色んな意味で死ぬし、彼らは理想のモデルに出会えて感動しているらしい。
本当は母様を描きたいらしいが、画力が追いつけないとかで諦めているとか。
なんでもサイジャル内にあるらしい『エフデ様とケルン君を守る会』を『エフデ班』の全員が加入しているとか。
それをミルデイがどこからか聞いてきたのを聞かされて思った。
心配だ。
「…自衛だけじゃなく、ケルンも守らねば」
変態を始末できる程度には力を上手く使いこなさないといけないな。
「それじゃ、お兄ちゃんは僕が守るよ!」
「ははっ、ありがとうなー」
今日の絵のモデルにした猫じゃらしを振ってみると、猫ごっこが始まった。
十分ほど遊んでいてふと、作業をしていないことに気づいて作業をすることにした。
白衣は汚れるから脱いで俺は作務衣スタイルになる。フィオナにどちらも縫ってもらったが、作務衣って楽なんだよな。指はなくても着れるっていうのは、念動力でも働いているってことにしている。
実際、目とか口もなくても感じれるしな。
さて、今回作る品は俺専用の杖…といいたいところだが、『地脈操作』は杖じゃなくてもいい。
本に書いてあった知識だけだが、元々、地脈は自分を道標にして大地に流れる『気』を使って術を行使するらしい。魔術とかの領域であり、魔法とは少し異なる。相手を呪ったりとかもできると書いてあったがそういう外法はいらないし、誰も教えれない。
しかも魔法陣と魔法円では理が違うとかで…とても複雑だからこそ誰かに弟子入りをした方がいい。
そこで俺は考えた。
最初にいくつか魔法を留めておけるように『気』を使えないだろうかと。
結界とか防御というものは、『固定化』が関わっていると俺は思っている。その場に入らせない出させないという場の『固定』と防御力をあげて刃物などを通さないという物体の『固定』だ。
古竜王の涙石に魔法が込められていることや、魔石の自然魔法のことを考えていると、自然にある物や『気』に関わる存在は物質に魔法を『固定』させれるんじゃないかな。
なにせ、地脈は竜脈ともいうらしいし…竜なら上級の魔法を込めた魔石を作れるかもしれない。
まぁ、かなりの年月がいるのも考慮して、今は魔石に『気』をためれないかの実験をしている。そういう研究者の論文も読み漁っている。
この体の利点だ。ケルンが眠くならなくていいから、好きなだけ本が読める…ほとんど俺の自由時間はないけどな。
暇さえあればケルンがミケ君たちのところに俺をつれていくからな。
そういえば、あの子たちとも仲良くなったから俺の呼び方が変わった。メリアちゃんはそのままだが、ミケ君はエフデ殿からエフデ義兄上、アシュ君はエフデさん、マティ君はエフデ兄やんだ。
普通の子みたいに接していたら自然に懐かれていた。
長男ばっかりだったから、甘えたかったのかな?それかケルンに影響されたかのどっちかだな。
守んなきゃいけない子たちが増えてしまったからな…みんなかっこいいし、かわいいから心配になる。いざというとき、俺が守れるようにしようと再度心に誓う。
そう思ってどうにか地脈誘導で気を込めれるように図案を書いているんだが…気に入らない。
「ただ、マッチか鉛筆みたいなんだよなー…かっこわりぃ…」
使えるかと用意した魔石は地脈にある気というものを考えて無属性の物を使う。何も染まっていない魔石とかなら使えるだろうし。
でもどこに置くかいまいちいい場所が浮かばない。こうなったら、先に土台を作るか。
「彫刻刀を貸してくれ。あと木片も」
「はーい」
ケルンから彫刻刀を借りる。俺も使えるがやはり、借りている感じがする。
木片は杖作りで樹木さんから出た残りだ。勿体ないなってとっておいてよかった。
なお、現在杖になっている樹木さんからの許可はもらっている。
ケルンが杖を置いて休憩しているときにたずねたのだ。
「この前のさ、杖作りで削って出た樹木さんの木片使っていい?」
葉先は丸をしたし、気のせいなんだろうけど。
「いいっすよ!頑張ってくださいっす!」
っていってるように見えた…俺、杖と意思疎通できる知識は持ち合わせてねえんだけど、幻聴かな。
あと、葉先が杖の一部をこすってだした樹液もくれたから使おうと思う。わざわざくれたんだからな。
加工したのに樹液をだすとか、削ったときには出てなかったよなとか、気泡もなく琥珀のようになっているとか、気になるがもう、ケルンの杖のことは気にしていない。慣れってこわいな。
「はい、どーぞ!…お兄ちゃん、その綺麗なのどうしたの?」
「ん?…もらった」
お前の杖からな。
手に転がしているこいつをどう加工していくか…そもそも地脈からの気をどう流すか。
そう考えていると不思議と琥珀が光って見えた。
「ケルン。光ってるよな?」
「キラキラしていて虹みたいだね…お兄ちゃん何かしたの?」
どうやら本当に輝いているらしい。
「いや、どうやって気を流すかって…あ」
そうだ。琥珀は樹液が長い年月で化石となった…宝石じゃねぇか。
うっかりしていた。
魔石にこだわっていた…そうだよ。こだわってどうすんだよ。俺が杖を持っても意味ねぇんだよ。
「棒神様がいってたじゃねぇか…そうだよ」
『灸をすえてやった。この手でな』
棒神様も拳でお灸をすえてたじゃねぇか。なら俺も変態共にお灸をすえれるようにすればいい。
拳でな!
「作るもん決まった!ケルン、一緒に作るぞ!やっぞ!」
「やっぞぉ!」
そうして二人でわいわいと作りだした。
お茶を持ってきたミルデイから口調に関しては注意を受けてしまったけどな。
小さな子はすぐ真似をするんですよ?といわれ、エセニアにも報告するといわれた。
謝罪の手紙はナザドに即渡さねなならないな。絶対に怒るだろ、エセニアは。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
執筆中に王国心が邪魔をするのです。鍵をみると高鳴るのです。
十三年ぶりの新作なのです…購入はしていないんですが放送多すぎなんですよ…
0
お気に入りに追加
317
あなたにおすすめの小説
【完結】「まずは……手前ぇよりも上位の存在に犯されて来い。話はそれからだ」
月白ヤトヒコ
ファンタジー
よその部署のヘルプという一仕事を終えて帰ろうとしたら、突然魔法陣が現れてどこぞの城へと『女神の化身』として召喚されたわたし。
すると、いきなり「お前が女神の化身か。まあまあの顔だな。お前をわたしの妻にしてやる。子を産ませてやることを光栄に思うがいい。今夜は初夜だ。この娘を磨き上げろ」とか傲慢な国王(顔は美形)に言われたので、城に火を付けて逃亡……したけど捕まった。
なにが不満だと聞かれたので、「まずは……手前ぇよりも上位の存在に犯されて来い。話はそれからだ」と言ってやりました。
誘拐召喚に怒ってないワケねぇだろっ!?
さあ、手前ぇが体験してみろ!
※タイトルがアレでBLタグは一応付けていますが、ギャグみたいなものです。
性的に襲われそうだったので、男であることを隠していたのに、女性の本能か男であることがバレたんですが。
狼狼3
ファンタジー
男女比1:1000という男が極端に少ない魔物や魔法のある異世界に、彼は転生してしまう。
街中を歩くのは女性、女性、女性、女性。街中を歩く男は滅多に居ない。森へ冒険に行こうとしても、襲われるのは魔物ではなく女性。女性は男が居ないか、いつも目を光らせている。
彼はそんな世界な為、男であることを隠して女として生きる。(フラグ)
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
チート幼女とSSSランク冒険者
紅 蓮也
ファンタジー
【更新休止中】
三十歳の誕生日に通り魔に刺され人生を終えた小鳥遊葵が
過去にも失敗しまくりの神様から異世界転生を頼まれる。
神様は自分が長々と語っていたからなのに、ある程度は魔法が使える体にしとく、無限収納もあげるといい、時間があまり無いからさっさと転生しちゃおっかと言いだし、転生のため光に包まれ意識が無くなる直前、神様から不安を感じさせる言葉が聞こえたが、どうする事もできない私はそのまま転生された。
目を開けると日本人の男女の顔があった。
転生から四年がたったある日、神様が現れ、異世界じゃなくて地球に転生させちゃったと・・・
他の人を新たに異世界に転生させるのは無理だからと本来行くはずだった異世界に転移することに・・・
転移するとそこは森の中でした。見たこともない魔獣に襲われているところを冒険者に助けられる。
そして転移により家族がいない葵は、冒険者になり助けてくれた冒険者たちと冒険したり、しなかったりする物語
※この作品は小説家になろう様、カクヨム様、ノベルバ様、エブリスタ様でも掲載しています。
【完結】父が再婚。義母には連れ子がいて一つ下の妹になるそうですが……ちょうだい癖のある義妹に寮生活は無理なのでは?
つくも茄子
ファンタジー
父が再婚をしました。お相手は男爵夫人。
平民の我が家でいいのですか?
疑問に思うものの、よくよく聞けば、相手も再婚で、娘が一人いるとのこと。
義妹はそれは美しい少女でした。義母に似たのでしょう。父も実娘をそっちのけで義妹にメロメロです。ですが、この新しい義妹には悪癖があるようで、人の物を欲しがるのです。「お義姉様、ちょうだい!」が口癖。あまりに煩いので快く渡しています。何故かって?もうすぐ、学園での寮生活に入るからです。少しの間だけ我慢すれば済むこと。
学園では煩い家族がいない分、のびのびと過ごせていたのですが、義妹が入学してきました。
必ずしも入学しなければならない、というわけではありません。
勉強嫌いの義妹。
この学園は成績順だということを知らないのでは?思った通り、最下位クラスにいってしまった義妹。
両親に駄々をこねているようです。
私のところにも手紙を送ってくるのですから、相当です。
しかも、寮やクラスで揉め事を起こしては顰蹙を買っています。入学早々に学園中の女子を敵にまわしたのです!やりたい放題の義妹に、とうとう、ある処置を施され・・・。
なろう、カクヨム、にも公開中。
辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~
Lunaire
ファンタジー
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
他作品の詳細はこちら:
『転生特典:錬金術師スキルを習得しました!』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/906915890】
『テイマーのんびり生活!スライムと始めるVRMMOスローライフ』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/515916186】
『ゆるり冒険VR日和 ~のんびり異世界と現実のあいだで~』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/166917524】
魔境に捨てられたけどめげずに生きていきます
ツバキ
ファンタジー
貴族の子供として産まれた主人公、五歳の時の魔力属性検査で魔力属性が無属性だと判明したそれを知った父親は主人公を魔境へ捨ててしまう
どんどん更新していきます。
ちょっと、恨み描写などがあるので、R15にしました。
冷宮の人形姫
りーさん
ファンタジー
冷宮に閉じ込められて育てられた姫がいた。父親である皇帝には関心を持たれず、少しの使用人と母親と共に育ってきた。
幼少の頃からの虐待により、感情を表に出せなくなった姫は、5歳になった時に母親が亡くなった。そんな時、皇帝が姫を迎えに来た。
※すみません、完全にファンタジーになりそうなので、ファンタジーにしますね。
※皇帝のミドルネームを、イント→レントに変えます。(第一皇妃のミドルネームと被りそうなので)
そして、レンド→レクトに変えます。(皇帝のミドルネームと似てしまうため)変わってないよというところがあれば教えてください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる