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第2章 孤独と変化

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玄関だし…


大丈夫だよな?



俺は玄関のドアを閉めた。


……。



「…はぁ…。」



再びドアを開けてみる。



するとやっぱり早坂さんは玄関で倒れ込んだままだ。



「ベットには寝かせたほうがいいか…。」



俺は眠った早坂さんを抱き抱えると、家の中へと入っていった。



「ちょっと失礼しますよぉ。」



当たり前だが、女の子らしい部屋だな。


あまり綺麗ではないが、


ピンクや黄色の物で埋め尽くされていて、男の俺には落ち着かない。


俺は寝室を探した。


洗濯された服や下着が干されている。


目に入るものが刺激的すぎる。


今の俺には毒だ。。



リビングを抜けて奥のドアを開けるとそこは寝室だった。



「あったぁ。

早く帰らなきゃ。」



そう言って俺は早坂さんをベッドに寝かせた。



「うぅ~ん。

進藤さん…。」



「ん?」



「……。」



なんだ、寝言か…。



「じゃぁね。

帰るからね。」


俺は小声でそう言い残して、寝室を後にしようとした。


「進藤さん…ん~…」



早坂さんは大きく寝返りをうった。



寝言だとは思ったが一応振り返る。



「……!?」


俺は息を飲んだ。


ベッドで横になった早坂さんは、寝返りをうったことによってあられもない格好になっていた。



短いスカートは捲り上がって下着が丸見えだった。


細くて白い綺麗な脚。


そして男を挑発するような大胆な下着が俺の目を釘付けにする。


心臓の音がでかくなって頭の中は男の欲望でいっぱいになっていた。


だめだ!


だめだだめだ!!!



結菜のことを思い出せ!



俺は必死に理性を呼び起こした。



これ以上ここにいたらダメだ!



俺は弱い…。



久しぶりに関わる結菜以外の女性。


それにこんな展開は俺には免疫がなさすぎる。


今にも欲望に負けてしまいそうだ。


俺はひとまず寝室を後にした。


もうなにも考えちゃダメだ。


家に帰るんだ!


リビングのテーブルの上に家のカギをおく。


「カギ閉めれないけど、

大丈夫だよな?」



しばらく悩んだが、


どうしようもないのとこれ以上ここに居たくないのでこのまま帰ることにした。



玄関に向かい、靴を履いた。


これで良かったんだ。



でも正直、後ろ髪を引かれる気分だった。



俺は最低な男だ…。



早坂さんの下着姿が頭から離れない。



俺はそんな邪念を振り払うようにドアノブにてをかけた。


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