18 / 31
冬①
しおりを挟む
◇ ◇ ◇
秋晴れの空の下で結婚式をおこなった日から、早いものでもう二ヶ月が経った。
クリスマス、年末年始、バレンタインというイベントのラッシュが目前に迫り、寒い季節となったというのに、街の中は賑やかに飾られている。
洋菓子業界ほど極端な忙しさではないが、和菓子業界もこの時期は緩やかな繁忙期が続いている。
しかし、恭弥くんは多忙を言い訳にすることもなく、特別な予定がない日はしっかりとこのマンションに帰ってきてくれていた。
あの日、二日連続で恭弥くんに抱かれた日を最後に、今日まで一度もそういう行為はしていない。
セックスはもちろん、口を触れさせるだけのキスすることも、あの夜以来は一度もなかった。
もともとキスはセックスの前戯としてされていたものだし、しない方が自然と言えばそうなのだろう。いってらっしゃいやおやすみなさいのキスをするような甘い関係でもないし、しなくても特に問題はない。
だからと言って何一つ触れ合いがないというわけでもなく、同じベッドで一緒に眠る生活は変わらずにずっと続いている。
寝惚けた恭弥くんに抱きつかれた状態で朝を迎えることも多いし、私から恭弥くんに身体を寄せている日だってある。
毎日同じベッドで寝ているのだから、さすがに少しは慣れたし、接触を恥ずかしがるような間柄でもなくなった。もちろん、私の方はまだドキドキする時もあるけれど、そこから先の行為に進むことがないだけで比較的心穏やかに過ごせる。
ちょうどよい距離感というものが掴めてきたし、生活リズムも定まってきた。多少はぎこちないところがあるかもしれないが、新しい生活にも随分と慣れたように思う。
特に迷惑をかけることもなく、私は恭弥くんの奥さんらしく、毎日しっかりと家事をこなせているはずだ。
しかし、これは全部ただの自己評価である。
恭弥くんに不便な思いをさせない程度には頑張れていると思うけれど、実際のところどう思われているのかはよく分からない。加賀庵の利益になるようなことは何もできていないだろうし、私が任されているのは恭弥くんの生活のサポートだけなのだ。妻として求められる役割を、私はどのくらい果たせているのだろう。
跡取りを望むような話も、まだ加賀家の中でされていないのだろうか。恭弥くんは何も言ってくれないし、この二ヶ月の自分の評価がどうしても気になってしまう。
学生の頃はあんなに足繁く通っていたのに、結婚した今となっては本邸に行くことはほとんどない。
私が出入りすることに恭弥くんがいい顔をしないと分かっているからこそ、いまだに認められていないようで不安になってしまう。
恭弥くんは若くして加賀庵を継いだ、十六代目の現社長だ。
先代である恭弥くんのお父様は現在、取締役会長という形で会社の相談役になっている。
今はまだ、経営の実権を握っているのはご両親の方なのだろう。しかし、お義父様の業務のほとんどは、もう既に恭弥くんが引き継いでいるようだった。
きっとそう遠くないうちに、加賀家の実権を握るのは恭弥くんの方になる。
恭弥くんが親の決めた婚約者を捨てるタイミングが来るとしたら、その時になるのだろうか。
子供を作りたがらないこと。
予定よりも早く家業を継いだこと。
そして、私を本邸に入れたがらないこと。
いろいろなことの理由がそこに集約されている気がして、考えると気が重くなった。
いつまで続くのか分からない仮初の結婚生活は、毎日が上手にお嫁さんを演じるオーディションみたいだ。十年間習ったことが活きているのか、今のところ大きな失敗はしていないけれど、どこまでなら恭弥くんは私を許してくれるのだろう。
いつも通りの家事を終え、食事の支度を終わらせた数十分後に恭弥くんが帰宅した。今日もちょうどいい時間に食事の用意ができたことに安心しつつ、いつも通りに玄関まで恭弥くんを出迎えにいく。
「おかえりなさい」
「ただいま。いい匂いするね」
「うん、ご飯できたばっかりだから、お腹空いてるなら今日もすぐに食べられるよ。もう用意して大丈夫?」
「うん、お腹空いてる。ありがとう」
最初の数日は「そこまで気を張らなくていいよ」と恭弥くんに言われていたけれど、もうすっかり言われなくなった。
「分かった。じゃあ用意してくるね」
返事をしてから先にリビングに入り、一度外したエプロンをもう一度着け直す。
キッチンに戻った私は料理を軽く温めなおし、恭弥くんが着替えている間に食事の準備を進めていく。
昨日はお肉料理だったから、今日のメインはカレイの粕漬け焼きにした。
付け合わせとメインのお魚を乗せた長皿を盆の真ん中に置き、副菜を盛った小鉢をその隣に並べていく。
味噌汁とご飯をよそって、お茶を用意したら完成だ。今日は手早く全てを終えることができ、間に合ったことにほっと胸を撫で下ろす。
この準備に時間をかけると、家着に着替えた恭弥くんが手伝いに来てしまうのだ。
仕事から帰ってきたばかりの恭弥くんにそんなことをさせるわけにはいかないから、本当に最後まで気が抜けない。
できたものをテーブルに運び、恭弥くんと並んで食卓につく。
いつも通りに食事を終えて片付けまで済ませると、そのあとは特に何かをするわけでもないのに、二人で並んでソファにいくのがお決まりの流れとなっていた。
ただ話をしたり、テレビを見たり、少しだけお酒を飲んだり、食後のデザートを食べたりと、そんなことをする時間である。特にしなければいけない何かがあるわけではないけれど、この時間は毎日設けられている。
恭弥くんの口から、仕事に関する話を直接聞かされたことはない。しかし、先代社長の業務内容は、花嫁修行の一環として私も少しは勉強している。
恭弥くんがどんな仕事をしていてどのくらい忙しいのか、私でも多少は予測することができた。
資金繰り、新商品の開発、広報、各店舗の人員配置など、経営に関わることすべての決定と最終確認は社長の業務である。そのすべてにしっかりと目を通すだけでも、相当な時間が必要であろう。
それ以外にも恭弥くんは、定期的に全ての店舗へ視察に行っているし、時間を取って社員のケアを兼ねた面談も行なっているのだと、私は人伝てに聞いていた。
会食や接待にも必要であればしっかりと顔を出し、家業を継ぐにはまだ早いのではないかと言っていた関係者も、今ではすっかり口を閉ざした。
恭弥くんの忙しさを考えた時、自由に使える時間のほとんどを私と一緒に過ごしてくれている気がして、大丈夫なのだろうかと心配になってしまう。
この二ヶ月、恭弥くんが家に帰ってこない日は本当にほとんどなかったのだ。
たまに出張はあるけれど、それも月に二回程度で翌日には家に帰ってきてくれる。帰りが遅くなる日も月に数回だけで、会食や接待の回数を考えると、本当にそれ以外の時は真っ直ぐこの家に帰宅しているのだろうと分かった。
私の勘違いなら構わないのだけれど、こんな生活をしていて、恭弥くんは彼女と会う時間を作れているのだろうか。
デートするから今日は帰らないとか、今度の休みは彼女と過ごすとか、そういうことを言われる覚悟もしていたのだ。
接待だと嘘をついて彼女と会っている可能性もあるけれど、一応私に気を遣ってくれているのか、恭弥くんの口から彼女の名前が出てきたことは今までに一度もない。
私が無害で便利な存在であれば、恭弥くんは今後も離婚をしないでいてくれるつもりなのだろうか。
こんな無神経なことを聞くわけにもいかず、一番深いところには触れられないままに、二人での時間を重ねていく。
大きな問題は起こらず、それなりにうまく相手を尊重しながらいい距離感で生活ができているのだと、思い込まなければやってられない。
表面上はそれなりに普通の夫婦を装えている。
しかし、内心で何を思っているかなんて、二ヶ月一緒に過ごした今でも、お互い全く分からないのだ。
秋晴れの空の下で結婚式をおこなった日から、早いものでもう二ヶ月が経った。
クリスマス、年末年始、バレンタインというイベントのラッシュが目前に迫り、寒い季節となったというのに、街の中は賑やかに飾られている。
洋菓子業界ほど極端な忙しさではないが、和菓子業界もこの時期は緩やかな繁忙期が続いている。
しかし、恭弥くんは多忙を言い訳にすることもなく、特別な予定がない日はしっかりとこのマンションに帰ってきてくれていた。
あの日、二日連続で恭弥くんに抱かれた日を最後に、今日まで一度もそういう行為はしていない。
セックスはもちろん、口を触れさせるだけのキスすることも、あの夜以来は一度もなかった。
もともとキスはセックスの前戯としてされていたものだし、しない方が自然と言えばそうなのだろう。いってらっしゃいやおやすみなさいのキスをするような甘い関係でもないし、しなくても特に問題はない。
だからと言って何一つ触れ合いがないというわけでもなく、同じベッドで一緒に眠る生活は変わらずにずっと続いている。
寝惚けた恭弥くんに抱きつかれた状態で朝を迎えることも多いし、私から恭弥くんに身体を寄せている日だってある。
毎日同じベッドで寝ているのだから、さすがに少しは慣れたし、接触を恥ずかしがるような間柄でもなくなった。もちろん、私の方はまだドキドキする時もあるけれど、そこから先の行為に進むことがないだけで比較的心穏やかに過ごせる。
ちょうどよい距離感というものが掴めてきたし、生活リズムも定まってきた。多少はぎこちないところがあるかもしれないが、新しい生活にも随分と慣れたように思う。
特に迷惑をかけることもなく、私は恭弥くんの奥さんらしく、毎日しっかりと家事をこなせているはずだ。
しかし、これは全部ただの自己評価である。
恭弥くんに不便な思いをさせない程度には頑張れていると思うけれど、実際のところどう思われているのかはよく分からない。加賀庵の利益になるようなことは何もできていないだろうし、私が任されているのは恭弥くんの生活のサポートだけなのだ。妻として求められる役割を、私はどのくらい果たせているのだろう。
跡取りを望むような話も、まだ加賀家の中でされていないのだろうか。恭弥くんは何も言ってくれないし、この二ヶ月の自分の評価がどうしても気になってしまう。
学生の頃はあんなに足繁く通っていたのに、結婚した今となっては本邸に行くことはほとんどない。
私が出入りすることに恭弥くんがいい顔をしないと分かっているからこそ、いまだに認められていないようで不安になってしまう。
恭弥くんは若くして加賀庵を継いだ、十六代目の現社長だ。
先代である恭弥くんのお父様は現在、取締役会長という形で会社の相談役になっている。
今はまだ、経営の実権を握っているのはご両親の方なのだろう。しかし、お義父様の業務のほとんどは、もう既に恭弥くんが引き継いでいるようだった。
きっとそう遠くないうちに、加賀家の実権を握るのは恭弥くんの方になる。
恭弥くんが親の決めた婚約者を捨てるタイミングが来るとしたら、その時になるのだろうか。
子供を作りたがらないこと。
予定よりも早く家業を継いだこと。
そして、私を本邸に入れたがらないこと。
いろいろなことの理由がそこに集約されている気がして、考えると気が重くなった。
いつまで続くのか分からない仮初の結婚生活は、毎日が上手にお嫁さんを演じるオーディションみたいだ。十年間習ったことが活きているのか、今のところ大きな失敗はしていないけれど、どこまでなら恭弥くんは私を許してくれるのだろう。
いつも通りの家事を終え、食事の支度を終わらせた数十分後に恭弥くんが帰宅した。今日もちょうどいい時間に食事の用意ができたことに安心しつつ、いつも通りに玄関まで恭弥くんを出迎えにいく。
「おかえりなさい」
「ただいま。いい匂いするね」
「うん、ご飯できたばっかりだから、お腹空いてるなら今日もすぐに食べられるよ。もう用意して大丈夫?」
「うん、お腹空いてる。ありがとう」
最初の数日は「そこまで気を張らなくていいよ」と恭弥くんに言われていたけれど、もうすっかり言われなくなった。
「分かった。じゃあ用意してくるね」
返事をしてから先にリビングに入り、一度外したエプロンをもう一度着け直す。
キッチンに戻った私は料理を軽く温めなおし、恭弥くんが着替えている間に食事の準備を進めていく。
昨日はお肉料理だったから、今日のメインはカレイの粕漬け焼きにした。
付け合わせとメインのお魚を乗せた長皿を盆の真ん中に置き、副菜を盛った小鉢をその隣に並べていく。
味噌汁とご飯をよそって、お茶を用意したら完成だ。今日は手早く全てを終えることができ、間に合ったことにほっと胸を撫で下ろす。
この準備に時間をかけると、家着に着替えた恭弥くんが手伝いに来てしまうのだ。
仕事から帰ってきたばかりの恭弥くんにそんなことをさせるわけにはいかないから、本当に最後まで気が抜けない。
できたものをテーブルに運び、恭弥くんと並んで食卓につく。
いつも通りに食事を終えて片付けまで済ませると、そのあとは特に何かをするわけでもないのに、二人で並んでソファにいくのがお決まりの流れとなっていた。
ただ話をしたり、テレビを見たり、少しだけお酒を飲んだり、食後のデザートを食べたりと、そんなことをする時間である。特にしなければいけない何かがあるわけではないけれど、この時間は毎日設けられている。
恭弥くんの口から、仕事に関する話を直接聞かされたことはない。しかし、先代社長の業務内容は、花嫁修行の一環として私も少しは勉強している。
恭弥くんがどんな仕事をしていてどのくらい忙しいのか、私でも多少は予測することができた。
資金繰り、新商品の開発、広報、各店舗の人員配置など、経営に関わることすべての決定と最終確認は社長の業務である。そのすべてにしっかりと目を通すだけでも、相当な時間が必要であろう。
それ以外にも恭弥くんは、定期的に全ての店舗へ視察に行っているし、時間を取って社員のケアを兼ねた面談も行なっているのだと、私は人伝てに聞いていた。
会食や接待にも必要であればしっかりと顔を出し、家業を継ぐにはまだ早いのではないかと言っていた関係者も、今ではすっかり口を閉ざした。
恭弥くんの忙しさを考えた時、自由に使える時間のほとんどを私と一緒に過ごしてくれている気がして、大丈夫なのだろうかと心配になってしまう。
この二ヶ月、恭弥くんが家に帰ってこない日は本当にほとんどなかったのだ。
たまに出張はあるけれど、それも月に二回程度で翌日には家に帰ってきてくれる。帰りが遅くなる日も月に数回だけで、会食や接待の回数を考えると、本当にそれ以外の時は真っ直ぐこの家に帰宅しているのだろうと分かった。
私の勘違いなら構わないのだけれど、こんな生活をしていて、恭弥くんは彼女と会う時間を作れているのだろうか。
デートするから今日は帰らないとか、今度の休みは彼女と過ごすとか、そういうことを言われる覚悟もしていたのだ。
接待だと嘘をついて彼女と会っている可能性もあるけれど、一応私に気を遣ってくれているのか、恭弥くんの口から彼女の名前が出てきたことは今までに一度もない。
私が無害で便利な存在であれば、恭弥くんは今後も離婚をしないでいてくれるつもりなのだろうか。
こんな無神経なことを聞くわけにもいかず、一番深いところには触れられないままに、二人での時間を重ねていく。
大きな問題は起こらず、それなりにうまく相手を尊重しながらいい距離感で生活ができているのだと、思い込まなければやってられない。
表面上はそれなりに普通の夫婦を装えている。
しかし、内心で何を思っているかなんて、二ヶ月一緒に過ごした今でも、お互い全く分からないのだ。
96
お気に入りに追加
764
あなたにおすすめの小説
【R18】寡黙で大人しいと思っていた夫の本性は獣
おうぎまちこ(あきたこまち)
恋愛
侯爵令嬢セイラの家が借金でいよいよ没落しかけた時、支援してくれたのは学生時代に好きだった寡黙で理知的な青年エドガーだった。いまや国の経済界をゆるがすほどの大富豪になっていたエドガーの見返りは、セイラとの結婚。
だけど、周囲からは爵位目当てだと言われ、それを裏付けるかのように夜の営みも淡白なものだった。しかも、彼の秘書のサラからは、エドガーと身体の関係があると告げられる。
二度目の結婚記念日、ついに業を煮やしたセイラはエドガーに離縁したいと言い放ち――?
※ムーンライト様で、日間総合1位、週間総合1位、月間短編1位をいただいた作品になります。
子どもを授かったので、幼馴染から逃げ出すことにしました
おうぎまちこ(あきたこまち)
恋愛
※ムーンライト様にて、日間総合1位、週間総合1位、月間総合2位をいただいた完結作品になります。
※現在、ムーンライト様では後日談先行投稿、アルファポリス様では各章終了後のsideウィリアム★を先行投稿。
※最終第37話は、ムーンライト版の最終話とウィリアムとイザベラの選んだ将来が異なります。
伯爵家の嫡男ウィリアムに拾われ、屋敷で使用人として働くイザベラ。互いに惹かれ合う二人だが、ウィリアムに侯爵令嬢アイリーンとの縁談話が上がる。
すれ違ったウィリアムとイザベラ。彼は彼女を無理に手籠めにしてしまう。たった一夜の過ちだったが、ウィリアムの子を妊娠してしまったイザベラ。ちょうどその頃、ウィリアムとアイリーン嬢の婚約が成立してしまう。
我が子を産み育てる決意を固めたイザベラは、ウィリアムには妊娠したことを告げずに伯爵家を出ることにして――。
※R18に※
公爵様、契約通り、跡継ぎを身籠りました!-もう契約は満了ですわよ・・・ね?ちょっと待って、どうして契約が終わらないんでしょうかぁぁ?!-
猫まんじゅう
恋愛
そう、没落寸前の実家を助けて頂く代わりに、跡継ぎを産む事を条件にした契約結婚だったのです。
無事跡継ぎを妊娠したフィリス。夫であるバルモント公爵との契約達成は出産までの約9か月となった。
筈だったのです······が?
◆◇◆
「この結婚は契約結婚だ。貴女の実家の財の工面はする。代わりに、貴女には私の跡継ぎを産んでもらおう」
拝啓、公爵様。財政に悩んでいた私の家を助ける代わりに、跡継ぎを産むという一時的な契約結婚でございましたよね・・・?ええ、跡継ぎは産みました。なぜ、まだ契約が完了しないんでしょうか?
「ちょ、ちょ、ちょっと待ってくださいませええ!この契約!あと・・・、一体あと、何人子供を産めば契約が満了になるのですッ!!?」
溺愛と、悪阻(ツワリ)ルートは二人がお互いに想いを通じ合わせても終わらない?
◆◇◆
安心保障のR15設定。
描写の直接的な表現はありませんが、”匂わせ”も気になる吐き悪阻体質の方はご注意ください。
ゆるゆる設定のコメディ要素あり。
つわりに付随する嘔吐表現などが多く含まれます。
※妊娠に関する内容を含みます。
【2023/07/15/9:00〜07/17/15:00, HOTランキング1位ありがとうございます!】
こちらは小説家になろうでも完結掲載しております(詳細はあとがきにて、)
色々と疲れた乙女は最強の騎士様の甘い攻撃に陥落しました
灰兎
恋愛
「ルイーズ、もう少し脚を開けますか?」優しく聞いてくれるマチアスは、多分、もう待ちきれないのを必死に我慢してくれている。
恋愛経験も無いままに婚約破棄まで経験して、色々と疲れているお年頃の女の子、ルイーズ。優秀で容姿端麗なのに恋愛初心者のルイーズ相手には四苦八苦、でもやっぱり最後には絶対無敵の最強だった騎士、マチアス。二人の両片思いは色んな意味でもう我慢出来なくなった騎士様によってぶち壊されました。めでたしめでたし。
今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。
そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。
だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。
そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。
【完結】やさしい嘘のその先に
鷹槻れん
恋愛
妊娠初期でつわり真っ只中の永田美千花(ながたみちか・24歳)は、街で偶然夫の律顕(りつあき・28歳)が、会社の元先輩で律顕の同期の女性・西園稀更(にしぞのきさら・28歳)と仲睦まじくデートしている姿を見かけてしまい。
妊娠してから律顕に冷たくあたっていた自覚があった美千花は、自分に優しく接してくれる律顕に真相を問う事ができなくて、一人悶々と悩みを抱えてしまう。
※30,000字程度で完結します。
(執筆期間:2022/05/03〜05/24)
✼••┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈••✼
2022/05/30、エタニティブックスにて一位、本当に有難うございます!
✼••┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈••✼
---------------------
○表紙絵は市瀬雪さまに依頼しました。
(作品シェア以外での無断転載など固くお断りします)
○雪さま
(Twitter)https://twitter.com/yukiyukisnow7?s=21
(pixiv)https://www.pixiv.net/users/2362274
---------------------
天然王妃は国王陛下に溺愛される~甘く淫らに啼く様~
一ノ瀬 彩音
恋愛
クレイアは天然の王妃であった。
無邪気な笑顔で、その豊満過ぎる胸を押し付けてくるクレイアが可愛くて仕方がない国王。
そんな二人の間に二人の側室が邪魔をする!
果たして国王と王妃は結ばれることが出来るのか!?
※この物語はフィクションです。
R18作品ですので性描写など苦手なお方や未成年のお方はご遠慮下さい。
一宿一飯の恩義で竜伯爵様に抱かれたら、なぜか監禁されちゃいました!
当麻月菜
恋愛
宮坂 朱音(みやさか あかね)は、電車に跳ねられる寸前に異世界転移した。そして異世界人を保護する役目を担う竜伯爵の元でお世話になることになった。
しかしある日の晩、竜伯爵当主であり、朱音の保護者であり、ひそかに恋心を抱いているデュアロスが瀕死の状態で屋敷に戻ってきた。
彼は強い媚薬を盛られて苦しんでいたのだ。
このまま一晩ナニをしなければ、死んでしまうと知って、朱音は一宿一飯の恩義と、淡い恋心からデュアロスにその身を捧げた。
しかしそこから、なぜだかわからないけれど監禁生活が始まってしまい……。
好きだからこそ身を捧げた異世界女性と、強い覚悟を持って異世界女性を抱いた男が異世界婚をするまでの、しょーもないアレコレですれ違う二人の恋のおはなし。
※いつもコメントありがとうございます!現在、返信が遅れて申し訳ありません(o*。_。)oペコッ 甘口も辛口もどれもありがたく読ませていただいてます(*´ω`*)
※他のサイトにも重複投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる