異世界は夢

ユア教 教祖ユア

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どうも、田中雅美でございます。
安心してください。何故か生きてます。
快眠レベルで寝た気がする。
起きたらダンジョンの外でした。
で?武器は?

「あ、私が買った方の包丁消えてるじゃん。」

だけど料理人の荷物は残ってた。これは良かった。
で?私は専用武器が欲しいんですけど。

「あ、お戻りになられたんですねー」

ダンジョン入り口の職員さんだ。

「手に入ったか分からないんですけど。」
「こういうのは出ろーみたいなことを言うたら出てきますよ。あ、でも、変な言葉で武器が出ちゃうと、次からその言葉を言わなきゃならないので気をつけてくだいねー」

何そのクソシステム。
まあいいや。

「出ろ出ろー出てこい出てこいー」

出ないんですけど。まさか外れ引きましたか?
他にも行ってみる。うん、出ない。
職員さんも憐みの目で見てくる。
こりゃ無理かなあ。
最後の足掻きで格好つけてみる。

「応答しろ。」

すると左手から光りだし、少し大きめの剣が出てきた。

「まさかの大剣装備!?」
「おおーおめでとうございますー何でも言ってみるものですねー」

何やこの人の棒読み。
何か腹立つわ。
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