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「初めてのお仕置き」(小説バージョン)

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暑さが残る平日の朝、わたしは“おねーちゃんの化粧品”をこっそりいじるのが日課となっていた。
お化粧をして学校に行くとみんなが「きれいっ!」・「かわいいっ!」などと言ってくれて嬉しくなる。


ただ、あまり目立つようにお化粧をしても先生に怒られるし、何より、学校に行く前におねーちゃんから“お説教”をもらってしまう。

これまで、化粧品を勝手に使ったのがバレ、おねーちゃんから何度か注意されていて、「次いじったらお仕置きするからねっ!」とも言われた…。

『絶対にバレないように使わなきゃっ!』そう、心に決めてわたしはお化粧いじりを始めた。



「んー。流石に口紅はバレるかなー。」

ガチャガチャと、お化粧品をいじりながら今日のお化粧を悩んでいた。

「やっぱりファンデーションとチークだけにしよっかな…」

忙しい朝。残された時間もあまり無い中で、どれにするか決めることができず、時計の秒針までも「カチッ、カチッ」とわたしを急かしてくる。

「…何やってんの?」

お化粧品を並べた部屋の中に、“いまは聞きたくない声”が響き渡る。

「お、おねーちゃんっ!?これは…その…」

必死に言い訳を考えるが、頭の中が真っ白になり何も思い浮かばない。
おねーちゃんはそんなわたしの態度をみて確信したのか、「はぁー…」とため息をついた。

「何回も言ってるよね?私の化粧品を弄るなって。」

「それは…その…」

おねーちゃんが睨むようにわたしをみた。
ここでわたしはおねーちゃんが“おこっている”ことを確信する。

「次弄ったら“お仕置きする”っても言ったよね?」

「…いや、おしおきはいやっ!?」

“おしおき”がどういうものか、よくわからなかったけど、その響きが“なにか嫌なことをされる”という予感がした。

「嫌じゃないでしょ?お約束を破ったんだから。」

おねーちゃんは椅子に座って、お膝の上を指差した。

「さあ、膝の上に来なさいっ!お尻ペンペンのお仕置きよっ!」

「お、おしりペンペン!?」

予想外の“おしおき”にわたしは口を手で覆った。
もっと、こう、お菓子抜きとか正座とか、そんなおしおきだと思っていたのに…。

「早くこないと数を増やすよ…?」

「ひぃっ…」

おねーちゃんの声がさらに低くなり、わたしを睨む目もさらに鋭くなった。

「い、今いきます!だから増やさないでっ!!」

わたしは涙目になりながら、急いでおねーちゃんの膝の上に乗る。
いつもは安心する“おねーちゃんのお膝の上”が、早く離れたい、と思うほど、不安と恐怖がわたしを襲っていた。
そんな思いをよそに、ペロンッ♫とわたしのスカートがめくられパンツが丸見えの状態となった。

「今からこの悪いお尻を30回叩きます。しっかり反省しなさい。」

「…はい。」

30回というのが多いのか少ないのか、よくわからなかったけど、お尻を叩かれるという怖さがわたしの頭の中を塗り潰した。

バヂンッ!

「いっだぁぁぁいっ!!」

予想していたよりも重い衝撃が、お尻からわたしの身体中に広がった。
お尻には“じんじん”とする痛みが残る。
たぶん、いまわたしのお尻には“おねーちゃんの手形”が出来ていると思う。

パァンッ!

「ひぃぃっ!」

2回目の衝撃が、わたしの身体に伝わった。
わたしは痛みに耐えきれず、じたばたして逃げようとする。

「暴れるんじゃないのっ!!」

バシッ!バシッ!バシッ!

そんなわたしに連続の痛みがプレゼントされる。
身体からは汗と涙が溢れ出し、“じんじん”とする感覚が1発ごとに強くなっていく。


『いたいっ!いたいっ!いたいっ!』

止むことの無い平手打ちと、どんどん強くなる痛みでわたしは無我夢中で暴れてしまった。

「大人しくお仕置きを受けなさいっ!」

バヂンッ!!

「もういやっ!」

「素直にお仕置きを受けられないならこうよっ!」

“ズリッ”おねーちゃんはわたしの着ている服に手をかけ脱がしていく、
わたしは、痛みが止んだという安心感でそのことを気にもしなかった。
『やっとおしおきがおわった?』とも思っていたくらいだ。

「最初からやり直しよっ!しっかり反省さなさいっ!」

そんなわたしの想いはおねーちゃんの一言でかき消された。

バッヂン!!

「いっだぁぁぁ!」

服を脱がされたことで少し軽くなった身体が、おねーちゃんの平手を逃れようと必死になる。
今までで1番の痛みが身体に広がり、溢れる涙を抑えられないまま、必死に声を上げた。
『もう終わってっ!!』僅かな希望を込めておねーちゃんの方を見ると、高く上げられたおねーちゃんの腕が振り下ろされたのが見えた…。



その後も“やり直し”を繰り返され、わたしのお尻が真っ赤に腫れ上がり、始業のチャイムがなる時間まで、“初めてのお仕置き”は続けられた。
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