同調、それだけでいいよ
同調と共感。
私が選ぶ、その人はーーー
高二の修学旅行。
そこで逃避を試みた山村沙咲は、あるきっかけから、片想いしていた仁井詩音と夜の街に繰り出す。
それを機に親しくなる二人だったが、仁井が沙咲に近づいたのには、沙咲を支配し続ける中学からの同級生、小路理花子が関わっていた。
さらには、仁井の親友の涼月司が、
「アイツは俺のコピーみたいなところがある。頼むから、アイツが沙咲のことを本気で好きになる前に、俺と付き合ってほしい。俺はアイツから逃れたいんだ」
と、自分は仁井に感情をコピーされ、沙咲への想いも仁井に真似されてしまうと言って告白までしてくる。
自分とは違う司に魅力を感じ、惹かれていくが、それは同時に、仁井と自分は似ていることを気付くきっかけになり・・・
高校卒業後に、沙咲の隣にいるのは誰なのか。
反対に、その後を知ることができなくても、思い出として残したいのは誰なのか。
青春を経て、
「同調、それだけでいいよ」
の意味は変わる。
私が選ぶ、その人はーーー
高二の修学旅行。
そこで逃避を試みた山村沙咲は、あるきっかけから、片想いしていた仁井詩音と夜の街に繰り出す。
それを機に親しくなる二人だったが、仁井が沙咲に近づいたのには、沙咲を支配し続ける中学からの同級生、小路理花子が関わっていた。
さらには、仁井の親友の涼月司が、
「アイツは俺のコピーみたいなところがある。頼むから、アイツが沙咲のことを本気で好きになる前に、俺と付き合ってほしい。俺はアイツから逃れたいんだ」
と、自分は仁井に感情をコピーされ、沙咲への想いも仁井に真似されてしまうと言って告白までしてくる。
自分とは違う司に魅力を感じ、惹かれていくが、それは同時に、仁井と自分は似ていることを気付くきっかけになり・・・
高校卒業後に、沙咲の隣にいるのは誰なのか。
反対に、その後を知ることができなくても、思い出として残したいのは誰なのか。
青春を経て、
「同調、それだけでいいよ」
の意味は変わる。
第1章 「同調したい」の真意とは
第2章 似ているあなたの原型は
第3章 悲しみの表情の理由は
第4章 嫉妬や執着の青春は
第5章 残したい、最後の私達は
あなたにおすすめの小説
本当の春
あおなゆみ
青春
僕たちは、自分を何と呼べば良いのかも分からない曖昧な存在で、それでも、出会いたいと願う一人がいて、それなのに、出会ってしまえば臆病になって手放す始末だーーー
高校入学に合わせて東京から引っ越してきた西山くんと、クラスに馴染めない浅田さんは、お互いの優しさを頼りに親しくなる。
北海道の本当の春の中、自然と始まった二人の下校時間は、穏やかで、優しい時間だった。
でも、恋とか友情だと断定しない、曖昧な関係を続ける二人には、当たり前のように噂が流れ始めてしまう。
本当の自分が何なのかも分からない不安定さは、穏やかな青春さえも奪ってゆく。
SING!!
雪白楽
青春
キミの音を奏でるために、私は生まれてきたんだ――
指先から零れるメロディーが、かけがえのない出会いを紡ぐ。
さあ、もう一度……音楽を、はじめよう。
第12回ドリーム小説大賞 奨励賞 受賞作品
禁じられたサンクチュアリ 第四章
ましもこより
青春
記憶喪失の主人公チミ(五歳)が、「スコーレ」と呼ばれる寄宿学校に向かうところから始まる。チミの暮らす「楽園」は「モナミ様」という神を信仰し、その神司であるミリヤが権力を握っていた。楽園では農耕、牧畜で自給自足をしながら、数千人の人々が暮らしている。人々は、楽園の外の世界は「悪魔に人の心が支配され、欲に溢れた世界である」と信じていた。楽園こそが、人々が安心して暮らせる世界なのだと。現に楽園の子ども達は自然に恵まれた環境の中のびのびと学んで育っていた。
一方、「外の世界」に住むマナトは低学年から問題児だった。しかし小学五年のときにできた親友シンのおかげで、穏やかな心で過ごせるようになった。ところが中学一年の夏休み、シンは家族とともに突如消えてしまう。マナトはシンの残した暗号をもとに、友人たちと協力して彼が消えたとされる「楽園」に乗り込む救出作戦を展開する。
冬の水葬
束原ミヤコ
青春
夕霧七瀬(ユウギリナナセ)は、一つ年上の幼なじみ、凪蓮水(ナギハスミ)が好き。
凪が高校生になってから疎遠になってしまっていたけれど、ずっと好きだった。
高校一年生になった夕霧は、凪と同じ高校に通えることを楽しみにしていた。
美術部の凪を追いかけて美術部に入り、気安い幼なじみの間柄に戻ることができたと思っていた――
けれど、そのときにはすでに、凪の心には消えない傷ができてしまっていた。
ある女性に捕らわれた凪と、それを追いかける夕霧の、繰り返す冬の話。
DiaryRZV500
深町珠
青春
俺:23歳。CBX750F改で峠を飛ばす人。
Y:27歳。MV750ss、Motoguzzi850,RZ350などを持っていた熱血正義漢。熱血過ぎて社会に馴染めず、浪人中。代々続く水戸藩御見医の家のドラ息子(^^:。
Nし山:当時17歳。RZ250。峠仲間。
などなど。オートバイをめぐる人々のお話。
タンタカタン
こはり梅
青春
縦読み横スクロール型 青春冒険活劇譚 『タンタカタン』!!
市立綾織高校。2年生始めの日に僕--「鷺淵 傘音」は、まだ芽吹く前の桜の木の下に大量のカラスが止まっているのを見つける。
桜の木の下で出会ったのは「日申 妃慈」--成績優秀、誰からも頼られる、誰もが知る優等生。
挨拶こそ交わすが、僕には彼女が何を言っているのか分からなかった。
彼女の声にはラジオの様なノイズが重なってしまっていたから。
声に重なるノイズ音、傘音には思い当たる節がある。
それを本人に伝えようと思ったある日--雨が降る日の放課後。
僕は土砂崩れに巻き込まれてしまった。
人と怪異が織りなす冒険活劇譚
時に怖ろしく、時に友好的で、時に愛おしい
そんな怪異が織り成す世界を少し覗いてみませんか?
四分割ストーリー
安東門々
青春
いつも集まって過ごしている三人、しかし、其々の想いは未だ実っていない、そして、突如として現れた後輩により、一気に関係は加速していく。
各々の想いを抱きながら、過ごす最後の学園生活。
苦しくも淡い想いを抱えながらも、行動を開始いていく。
この四人に待ち受けている未来はいったいどこに繋がっているのだろうか?