じこまんぞく

自然、すなわちナチュラル

――――皆さんは、気付いていますか？

何にかって？

自然……太陽の与えてくれる温度、前髪を揺らす風、その場の印象を変えさせる緑。

僕にとっては全てに語り掛けを感じます。

朝七時の太陽は、僕に「おはよう」と語り掛け、風は「今日も生きよう」と元気付け、緑はそっと僕を見守ってくれています。

もちろん、僕には家族が居ます。「おはよー」と毎日同じ声音で交わす人同士の挨拶も、僕の中では日常です。

しかし、僕はあえて自然…自分が意識しなければ”無くなって”しまうもの達に目を向けていきたいのです。

皆さんにもありませんか？

ペットではないけれど、毎日挨拶を交わすモノたち。

駅に入る前に通る公園の木々。

しかし、雨の日は、太陽の温度は感じないですね。むしろ冷えてしまう。

あぁ、でも、雨の日の寂しさも、僕は愛おしいですね。

雨の日ははっきり言って、好きではありません。しかし、恋しいこそ想いも一回転すると、僕は好きです。

ありませんか？想い人に会いたいけれど、会えない。そんなもどかしくも、寂しい時間……僕にもあります。ですが、その時こそ、僕はその時間が愛おしいのです。

今にしか味わえない時こそ、それに気づけたからこそ、こんな思いになっているのですよ。

そう考えたら、会えない時間、雨の日も捨てたものではないでしょう。

それでは初回なので、ざっくりとぼんやりとした文章ではありましたが、今回はおしまいです。

ここまで目を通してくださった方が居ましたら、心から感謝いたします。


ありがとう。