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第78話「雪人さんからの話」
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それから2ヶ月程して、雪人さんは完全復活を果たし、仕事にも復帰した。
職場の皆にも雪人さんは戻って来たことを凄く歓迎された。
雪人さんも私もそれからは何もトラブルなく仕事も恋人同士としても順調に進んでいた。
でも、私は雪人さんが前に仕事に復帰できたら私に伝えたいことがあると言ったことが忘れられずに、その伝えたいことを一体いつ話してくれるのかと気になって仕方がなかった。
そして、12月がやって来て、12月の初めの週の土曜日に雪人さんからデートに誘われて、その日はユニバーサルスタジオジャパンに行った。
土曜日ということで、かなり沢山の人がいたけれど、雪人さんが事前に用意してくれていたアトラクションの待ち時間を短縮できるチケットで、乗れるものは指定されてはいたけれど、どれも十分楽しめるもので、かなり楽しめた。
その後、梅田に移動して、この時も雪人さんが事前予約してくれていたという高層ビルの最上階にある、レストランで夜ご飯を食べることになった。
しかも窓際の席で、大阪の都心部だけあって、夜景が綺麗に見えた。
「何か今日は夢みたいな1日だったな」
私達が店員さんに注文をした後、私が思わずそう言うと、
「そりゃ、今日は頑張ろうと思ってた日だからね」
雪人さんがそう言った。
「え?」
私は雪人さんが言った言葉の意味が解らずにそう聞き返した。
すると雪人さんは、
「美春、前に俺が伝えたいことがあるって言ったこと覚えてる?」
そう言った。
だから、私は、
「勿論! 本当はずっと気になってたの」
そう力強く返した。
するとそんな私に雪人さんは、くすっと笑って、
「ごめん、だいぶ気にさせてたみたいだね。でも、色々と用意も必要だったから」
「用意?」
「うん、実は東京に戻ろうと思うんだ。来年の4月からの仕事も東京でもう決めたんだ」
私は雪人さんが東京に戻るという言葉を聞いて、あまりにも突然のことで衝撃を受けた。
じゃあ、また離れ離れになってしまうのかな、そんなことも思って。
だけど、その後、雪人さんは、
「だから、美春にも一緒に東京に来てほしいんだ。そして、今度こそ、絶対に何があっても美春のことを守り抜くから、結婚もしてほしい」
そう言ったので、私は思わず涙を零した。
職場の皆にも雪人さんは戻って来たことを凄く歓迎された。
雪人さんも私もそれからは何もトラブルなく仕事も恋人同士としても順調に進んでいた。
でも、私は雪人さんが前に仕事に復帰できたら私に伝えたいことがあると言ったことが忘れられずに、その伝えたいことを一体いつ話してくれるのかと気になって仕方がなかった。
そして、12月がやって来て、12月の初めの週の土曜日に雪人さんからデートに誘われて、その日はユニバーサルスタジオジャパンに行った。
土曜日ということで、かなり沢山の人がいたけれど、雪人さんが事前に用意してくれていたアトラクションの待ち時間を短縮できるチケットで、乗れるものは指定されてはいたけれど、どれも十分楽しめるもので、かなり楽しめた。
その後、梅田に移動して、この時も雪人さんが事前予約してくれていたという高層ビルの最上階にある、レストランで夜ご飯を食べることになった。
しかも窓際の席で、大阪の都心部だけあって、夜景が綺麗に見えた。
「何か今日は夢みたいな1日だったな」
私達が店員さんに注文をした後、私が思わずそう言うと、
「そりゃ、今日は頑張ろうと思ってた日だからね」
雪人さんがそう言った。
「え?」
私は雪人さんが言った言葉の意味が解らずにそう聞き返した。
すると雪人さんは、
「美春、前に俺が伝えたいことがあるって言ったこと覚えてる?」
そう言った。
だから、私は、
「勿論! 本当はずっと気になってたの」
そう力強く返した。
するとそんな私に雪人さんは、くすっと笑って、
「ごめん、だいぶ気にさせてたみたいだね。でも、色々と用意も必要だったから」
「用意?」
「うん、実は東京に戻ろうと思うんだ。来年の4月からの仕事も東京でもう決めたんだ」
私は雪人さんが東京に戻るという言葉を聞いて、あまりにも突然のことで衝撃を受けた。
じゃあ、また離れ離れになってしまうのかな、そんなことも思って。
だけど、その後、雪人さんは、
「だから、美春にも一緒に東京に来てほしいんだ。そして、今度こそ、絶対に何があっても美春のことを守り抜くから、結婚もしてほしい」
そう言ったので、私は思わず涙を零した。
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