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「あなたと一緒ならどんなことだって」
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あなたと一緒にいられるなら例えどんなことが起きたって大丈夫だよ。
ぎゅうっと私は彼氏の勝利を後ろから抱きしめた。
今、勝利は私に背中を向けて座っていて鞄の中の何かを探しているみたいだった。
私達は同じ大学に通っていて、同じ学年で同じ学部でテニスサークルでも一緒。
仲良くなったのは同じ学部だからというよりもテニスサークルの方で仲良くなった。
そして、恋人同士にまでなった。
勝利は地方から都内の大学に進学したから1人暮らしをしている。
本当は今の大学の寮もあるけれど規則があるのが嫌らしい。
今日は日曜日で私はさっき勝利の家に遊びに来た。
「何? どうした?」
後ろを向いて勝利が優しい顔で言う。
勝利は見た目も性格も優しいという言葉がぴったりと当てはまる人だった。
「うん、何かねこうしたくなったの」
私がそう言うと勝利はくすっと笑った。
ああ、何か凄く心地いいな。
勝利と一緒にいるこの空間は。
私はそんなことを思いながら更に勝利にぎゅっと抱きついた。
すると勝利は私の両手を手に取った。
「未知にこうされるのは凄く嬉しいんだけどさ、ちょっとそっち向かせてくれない?」
勝利がそう言ったので私は勝利に抱きつくのをやめた。
すると勝利はこっちを向いて、にこっと笑った。
そして、手にはさっき鞄の中で探していたものらしき物を持っていた。
それは細長い箱で私が見た感じではネックレスを入れるような箱だった。
ネックレス? 私がそう思った後すぐに勝利はその箱を開けて本当にネックレスを取り出した。
チェーンはシルバーでトップスには綺麗なピンクの小さな石がついていた。
わあ綺麗な石。
私がそう思っていると勝利はそのネックレスを私につけてくれた。
「え……」
私は誕生日でも何でもないのにと驚いた。
「そのネックレス、この間、偶然友達と入った店で見つけたんだけど何か未知に似合いそうだったから買ったんだ」
「勝利……」
「だから貰ってくれる?」
「勿論! 嬉しい!」
「なら良かった」
そう言い勝利は私を抱きしめた。
そして、
「未知、俺、未知のことが本当に好きだよ。未知と一緒にいるとどんなことだって乗り越えられそうな気がする。だから、これからもずっと俺の傍にいてくれよな」
そう言った。
だから私は、
「勿論だよ。私も勝利と一緒にいられるなら例え地獄に落ちたっていいよ」
そう言った。
すると勝利は少し驚いた顔をして、でもすぐに優しい笑顔で、
「うーん、俺も気持ちはそうだけどやっぱり地獄は辛いかもしれないな。まあ、でも、そうだよな。それくらいに思える俺達ならきっとずっとこの先も一緒にいるよな」
そう言った。
その後、私達は見つめ合い、くすっと笑った。
そして、その後、長いキスをして、それから2人だけの甘い空間の中で私は幸せを噛みしめていた。
ねぇ、勝利、本当にこれからもずっとずっと一緒にいて、色んなことを一緒に乗り越えていこうね。
END
ぎゅうっと私は彼氏の勝利を後ろから抱きしめた。
今、勝利は私に背中を向けて座っていて鞄の中の何かを探しているみたいだった。
私達は同じ大学に通っていて、同じ学年で同じ学部でテニスサークルでも一緒。
仲良くなったのは同じ学部だからというよりもテニスサークルの方で仲良くなった。
そして、恋人同士にまでなった。
勝利は地方から都内の大学に進学したから1人暮らしをしている。
本当は今の大学の寮もあるけれど規則があるのが嫌らしい。
今日は日曜日で私はさっき勝利の家に遊びに来た。
「何? どうした?」
後ろを向いて勝利が優しい顔で言う。
勝利は見た目も性格も優しいという言葉がぴったりと当てはまる人だった。
「うん、何かねこうしたくなったの」
私がそう言うと勝利はくすっと笑った。
ああ、何か凄く心地いいな。
勝利と一緒にいるこの空間は。
私はそんなことを思いながら更に勝利にぎゅっと抱きついた。
すると勝利は私の両手を手に取った。
「未知にこうされるのは凄く嬉しいんだけどさ、ちょっとそっち向かせてくれない?」
勝利がそう言ったので私は勝利に抱きつくのをやめた。
すると勝利はこっちを向いて、にこっと笑った。
そして、手にはさっき鞄の中で探していたものらしき物を持っていた。
それは細長い箱で私が見た感じではネックレスを入れるような箱だった。
ネックレス? 私がそう思った後すぐに勝利はその箱を開けて本当にネックレスを取り出した。
チェーンはシルバーでトップスには綺麗なピンクの小さな石がついていた。
わあ綺麗な石。
私がそう思っていると勝利はそのネックレスを私につけてくれた。
「え……」
私は誕生日でも何でもないのにと驚いた。
「そのネックレス、この間、偶然友達と入った店で見つけたんだけど何か未知に似合いそうだったから買ったんだ」
「勝利……」
「だから貰ってくれる?」
「勿論! 嬉しい!」
「なら良かった」
そう言い勝利は私を抱きしめた。
そして、
「未知、俺、未知のことが本当に好きだよ。未知と一緒にいるとどんなことだって乗り越えられそうな気がする。だから、これからもずっと俺の傍にいてくれよな」
そう言った。
だから私は、
「勿論だよ。私も勝利と一緒にいられるなら例え地獄に落ちたっていいよ」
そう言った。
すると勝利は少し驚いた顔をして、でもすぐに優しい笑顔で、
「うーん、俺も気持ちはそうだけどやっぱり地獄は辛いかもしれないな。まあ、でも、そうだよな。それくらいに思える俺達ならきっとずっとこの先も一緒にいるよな」
そう言った。
その後、私達は見つめ合い、くすっと笑った。
そして、その後、長いキスをして、それから2人だけの甘い空間の中で私は幸せを噛みしめていた。
ねぇ、勝利、本当にこれからもずっとずっと一緒にいて、色んなことを一緒に乗り越えていこうね。
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