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「七夕の日の願いごと」
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この恋が最後になりますように。
今年の七夕の夜は彼氏の咲也が1人暮らしをしているマンションで過ごしていた。
せっかく七夕の日に2人でいるんだからとお互いの仕事帰りに待ち合わせをして一緒に小さな笹を買って帰ってきた。
そして今私達は2人でリビングルームにあるテーブルの上で折り紙で作った短冊に願い事を書いていた。
咲也は何を書こうかなとか言って迷ってるみたいだけど私が書くことは既に決まっていた。
決まっていたというか私の今の願い事はこれしかないから。
だから私は短冊に願いごとを書いて笹に吊り下げた。
ちなみに笹はリビングルームにある背の低い棚の上に置いてある。
「何、清香もう書けたの?」
咲也が言う。
「うん!」
「何書いたの?」
そう言い咲也は立ち上がって私の短冊を見にきた。
私はまだ短冊の傍にいた。
「あ、咲也はまだ書いてないのにずるい!」
「いいだろ別に」
そう言い咲也は私が書いた短冊を手にする。
私が短冊に書いた願いごとは、
”咲也との恋が最後になりますように”
だった。
「清香」
短冊を読んだ後、咲也は真剣な顔をして私のことを見た。
「読まれると恥ずかしいけど私の本当の気持ちだしそれしか私の願いごとって今はないから」
私がそう言うと咲也は私のことを強く抱きしめた。
「咲也?」
「嬉しいよ。ありがとう。そして、勿論この願いごとは叶うから安心して。だってこれは俺の願いごとでもあるからさ。お互いがそう思ってるなら叶わないわけないだろ?」
そう言い咲也は私に優しいキスをした後、俺も清香との恋が最後になりますようにって今から短冊に書こうって言って本当にそう書いてくれた。
そして、その2年後、私達は結婚して、あの日の七夕の短冊に書いた願いごとはきっとこのまま叶ったままなんだろうなと、またやってきた七夕の日に思っていた。
END
今年の七夕の夜は彼氏の咲也が1人暮らしをしているマンションで過ごしていた。
せっかく七夕の日に2人でいるんだからとお互いの仕事帰りに待ち合わせをして一緒に小さな笹を買って帰ってきた。
そして今私達は2人でリビングルームにあるテーブルの上で折り紙で作った短冊に願い事を書いていた。
咲也は何を書こうかなとか言って迷ってるみたいだけど私が書くことは既に決まっていた。
決まっていたというか私の今の願い事はこれしかないから。
だから私は短冊に願いごとを書いて笹に吊り下げた。
ちなみに笹はリビングルームにある背の低い棚の上に置いてある。
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咲也が言う。
「うん!」
「何書いたの?」
そう言い咲也は立ち上がって私の短冊を見にきた。
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「あ、咲也はまだ書いてないのにずるい!」
「いいだろ別に」
そう言い咲也は私が書いた短冊を手にする。
私が短冊に書いた願いごとは、
”咲也との恋が最後になりますように”
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短冊を読んだ後、咲也は真剣な顔をして私のことを見た。
「読まれると恥ずかしいけど私の本当の気持ちだしそれしか私の願いごとって今はないから」
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「咲也?」
「嬉しいよ。ありがとう。そして、勿論この願いごとは叶うから安心して。だってこれは俺の願いごとでもあるからさ。お互いがそう思ってるなら叶わないわけないだろ?」
そう言い咲也は私に優しいキスをした後、俺も清香との恋が最後になりますようにって今から短冊に書こうって言って本当にそう書いてくれた。
そして、その2年後、私達は結婚して、あの日の七夕の短冊に書いた願いごとはきっとこのまま叶ったままなんだろうなと、またやってきた七夕の日に思っていた。
END
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