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92話「ミズキの見たもの」
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「あれは……」
マッドサモナーと思しき、黒いローブの女性が取り出したのは、一つの小瓶だった。ミズキはその小瓶の中に蠢くものを見るなり、体に寒気が走った。
瓶の中を、何かが高速で縦横無尽に飛び回る様子が、ミズキの居る所からでも、なんとなく感じ取れる。その速さ、軌道から、それは何らかの虫だろうと、ミズキは考えた。そして、その考えに至った時、もう一つの、別の事柄も、電撃的に思い出された。
暴走したエミナと、エミナを噛んだ虫。そして、今、目の前にある瓶。三者が一つに結び付いた時、ミズキは一つの結論に至った。
あの黒いローブの女性は、人を狂暴にさせる虫を撒こうとしている。そして、そのことから引き起される事態は目に見えている。
それが魔獣に有効かどうかは不明だが、恐らく人間になら、どんな人間にも効くだろう。虫はこの中の誰かを噛むことによって、あの時のエミナのように暴走させるだろう。
この激しい戦いの中では、全員が虫の動きに常に注意を払い、虫を見失わないようにするのは不可能に近いだろう。つまり、虫が放たれたら最後、誰かが狂暴化し、辺り構わず暴れるようになって、戦線は、いとも簡単に崩壊する。そうなれば、このモンスター達は勢いを取り戻し、一気にこちらを殲滅するだろう。ドドの加勢によって、頭数、質共に、さっきまでとは比べものにならないほど充実することとなったが、それでも、この中の誰かが一人、敵に回っただけで、戦局はがらりと変わってしまうだろう。
「おお……かの方からの贈り物よ、我に更なる魔力を授けたまえ……」
「……?」
黒いローブの女性は、大袈裟に抑揚をつけて叫びながら、瓶の蓋を開けた。
「……まずい! みんな、虫が……!?」
虫が、この一帯に放たれる。ミズキは、そう警告しようと思った。だが、実際に起きたことは違っていた。黒いローブの女性は、自らの腕に、瓶の口を押し付けたのだ。
「ええっ!?」
ミズキが思わず声を上げる。そんなことをすれば、黒いローブの女性自身が、瓶に入っている複数の虫に噛まれ、暴走してしまう。
「おおおお……神よ……!」
瞬間、黒いローブの女性を包む、黒いオーラが増大し、倍以上に大きくなった。それは、黒いローブの女性に肉薄できる距離まで切り込んでいたミズキに届きそうなほどだ。
「これは……!」
ミズキは直感的に、この後に起こる事を察し、身を翻して走った。
「……くっ!」
しかし、その行動は、遅きに失していた。ミズキは、急激に増えるモンスターに飲み込まれるように囲まれてしまったのだ。
「うおぉぉ……」
それでもミズキは走った。速度を緩めず、目の前のモンスターを、すれ違いざまに一体、また一体と斬り伏せていく。
「……ぐあっ!」
しかし、モンスターの群れを突破するためとはいえ、その行動は無謀過ぎた。ミズキに横から迫るモンスターの群れまで攻撃の手が行き届くはずがなく、ミズキは両脇のブラッディガーゴイルから、それぞれ左肩と右胸に、爪撃を受けてしまった。
「う……ううっ……!」
それでも、攻撃の手を緩めるわけにはいかなかった。無謀なのは百も承知なのだ。ここで少しでもスピードを緩めたり、横から襲うモンスターに対応しようものなら、たちまち四方八方から攻撃を受け、ミズキは一瞬にして死に至ってしまうだろう。
ミズキは、体に走る激痛を感じる余裕すらなく、ただひたすら、目の前のモンスターを斬っていく。一体、二体、三体……。それでも、切れ目は見えない。
とにかく、走るんだ。そうすればまだ、希望は……。
「あぐぅっ!」
一本の槍が、ミズキの肩を貫く。その感覚から、ミズキは背後からの攻撃だと当たりをつけた。
「うう……っ……」
胸、肩、そして脇腹に、常に激痛を感じているが、しかし、それに構っている暇は無い。とにかく、前に進まないといけない。ミズキは傷を無視するように、ただ前のモンスターを倒し、進む。
「あぐっ……がはぁっ……!」
リビングデッドの持つ棍棒で、頬を一撃、同じくリビングデッドの剣で、右腕を一撃……。
「うがぁぁぁぁ!」
そして、ストーンゴーレムの拳が、ミズキの体全体を捉える。全身に激しい衝撃をうけたミズキの体は、宙へと跳ね飛ばされた。
混乱する頭、朦朧とする意識の中で、宙を舞うミズキの目に映ったのは、一体のブラッディガーゴイルだった。ブラッディガーゴイルは右手を上げていて、その表情は、どこかミズキの事を嘲笑っているようにも見えた。
「――ぐは……っ!」
ミズキの落下した先に待ち構えていたのは、ブラッディガーゴイルがミズキの方へとかざした、鋭い爪だった。
ミズキは、ブラッディガーゴイルが上へと掲げた鋭い爪に吸い込まれるように落下し、爪はその体の中心、まだ傷が塞がれきっていない腹部を貫通した。
「あっ……あっ……」
体を動かそうにも動かない。今がどういう状況なのかも分からない……というより、考えることが出来ない。意識は急激に混濁していく。
「あ……が……あ……」
仰向けの状態で、逆Uの字にだらりと垂れ下がっているミズキの体を支えているのは、ブラッディガーゴイルの屈強な腕の力だけだ。
「う……ぁ……」
己の体から流れる血。そして、体の感触が無いのにもかかわらず、ビクビクと勝手に痙攣をおこす体。それを感じ取ったミズキの心もまた、失われようとしていた。
あの黒いローブの女性……マッドサモナーと思しき存在は、どういう原理かは分からないが、虫の力によって魔力を補充している。あの虫がどれほどあるかは分からないが、あれがある限り、このモンスター群は打ち破れない。ミズキはどうしてもそれを伝えようと思うのだが、その思いもまた、暗黒へと飲み込まれていくのであった。
マッドサモナーと思しき、黒いローブの女性が取り出したのは、一つの小瓶だった。ミズキはその小瓶の中に蠢くものを見るなり、体に寒気が走った。
瓶の中を、何かが高速で縦横無尽に飛び回る様子が、ミズキの居る所からでも、なんとなく感じ取れる。その速さ、軌道から、それは何らかの虫だろうと、ミズキは考えた。そして、その考えに至った時、もう一つの、別の事柄も、電撃的に思い出された。
暴走したエミナと、エミナを噛んだ虫。そして、今、目の前にある瓶。三者が一つに結び付いた時、ミズキは一つの結論に至った。
あの黒いローブの女性は、人を狂暴にさせる虫を撒こうとしている。そして、そのことから引き起される事態は目に見えている。
それが魔獣に有効かどうかは不明だが、恐らく人間になら、どんな人間にも効くだろう。虫はこの中の誰かを噛むことによって、あの時のエミナのように暴走させるだろう。
この激しい戦いの中では、全員が虫の動きに常に注意を払い、虫を見失わないようにするのは不可能に近いだろう。つまり、虫が放たれたら最後、誰かが狂暴化し、辺り構わず暴れるようになって、戦線は、いとも簡単に崩壊する。そうなれば、このモンスター達は勢いを取り戻し、一気にこちらを殲滅するだろう。ドドの加勢によって、頭数、質共に、さっきまでとは比べものにならないほど充実することとなったが、それでも、この中の誰かが一人、敵に回っただけで、戦局はがらりと変わってしまうだろう。
「おお……かの方からの贈り物よ、我に更なる魔力を授けたまえ……」
「……?」
黒いローブの女性は、大袈裟に抑揚をつけて叫びながら、瓶の蓋を開けた。
「……まずい! みんな、虫が……!?」
虫が、この一帯に放たれる。ミズキは、そう警告しようと思った。だが、実際に起きたことは違っていた。黒いローブの女性は、自らの腕に、瓶の口を押し付けたのだ。
「ええっ!?」
ミズキが思わず声を上げる。そんなことをすれば、黒いローブの女性自身が、瓶に入っている複数の虫に噛まれ、暴走してしまう。
「おおおお……神よ……!」
瞬間、黒いローブの女性を包む、黒いオーラが増大し、倍以上に大きくなった。それは、黒いローブの女性に肉薄できる距離まで切り込んでいたミズキに届きそうなほどだ。
「これは……!」
ミズキは直感的に、この後に起こる事を察し、身を翻して走った。
「……くっ!」
しかし、その行動は、遅きに失していた。ミズキは、急激に増えるモンスターに飲み込まれるように囲まれてしまったのだ。
「うおぉぉ……」
それでもミズキは走った。速度を緩めず、目の前のモンスターを、すれ違いざまに一体、また一体と斬り伏せていく。
「……ぐあっ!」
しかし、モンスターの群れを突破するためとはいえ、その行動は無謀過ぎた。ミズキに横から迫るモンスターの群れまで攻撃の手が行き届くはずがなく、ミズキは両脇のブラッディガーゴイルから、それぞれ左肩と右胸に、爪撃を受けてしまった。
「う……ううっ……!」
それでも、攻撃の手を緩めるわけにはいかなかった。無謀なのは百も承知なのだ。ここで少しでもスピードを緩めたり、横から襲うモンスターに対応しようものなら、たちまち四方八方から攻撃を受け、ミズキは一瞬にして死に至ってしまうだろう。
ミズキは、体に走る激痛を感じる余裕すらなく、ただひたすら、目の前のモンスターを斬っていく。一体、二体、三体……。それでも、切れ目は見えない。
とにかく、走るんだ。そうすればまだ、希望は……。
「あぐぅっ!」
一本の槍が、ミズキの肩を貫く。その感覚から、ミズキは背後からの攻撃だと当たりをつけた。
「うう……っ……」
胸、肩、そして脇腹に、常に激痛を感じているが、しかし、それに構っている暇は無い。とにかく、前に進まないといけない。ミズキは傷を無視するように、ただ前のモンスターを倒し、進む。
「あぐっ……がはぁっ……!」
リビングデッドの持つ棍棒で、頬を一撃、同じくリビングデッドの剣で、右腕を一撃……。
「うがぁぁぁぁ!」
そして、ストーンゴーレムの拳が、ミズキの体全体を捉える。全身に激しい衝撃をうけたミズキの体は、宙へと跳ね飛ばされた。
混乱する頭、朦朧とする意識の中で、宙を舞うミズキの目に映ったのは、一体のブラッディガーゴイルだった。ブラッディガーゴイルは右手を上げていて、その表情は、どこかミズキの事を嘲笑っているようにも見えた。
「――ぐは……っ!」
ミズキの落下した先に待ち構えていたのは、ブラッディガーゴイルがミズキの方へとかざした、鋭い爪だった。
ミズキは、ブラッディガーゴイルが上へと掲げた鋭い爪に吸い込まれるように落下し、爪はその体の中心、まだ傷が塞がれきっていない腹部を貫通した。
「あっ……あっ……」
体を動かそうにも動かない。今がどういう状況なのかも分からない……というより、考えることが出来ない。意識は急激に混濁していく。
「あ……が……あ……」
仰向けの状態で、逆Uの字にだらりと垂れ下がっているミズキの体を支えているのは、ブラッディガーゴイルの屈強な腕の力だけだ。
「う……ぁ……」
己の体から流れる血。そして、体の感触が無いのにもかかわらず、ビクビクと勝手に痙攣をおこす体。それを感じ取ったミズキの心もまた、失われようとしていた。
あの黒いローブの女性……マッドサモナーと思しき存在は、どういう原理かは分からないが、虫の力によって魔力を補充している。あの虫がどれほどあるかは分からないが、あれがある限り、このモンスター群は打ち破れない。ミズキはどうしてもそれを伝えようと思うのだが、その思いもまた、暗黒へと飲み込まれていくのであった。
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