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4章 デユーカに迫る惑星最強殺戮兵器
2話 青いレンズ
しおりを挟む『宇宙港・管制塔』
サクラがロビーで待機している間に、
パンジーの鉢の土に埋められていたた時限爆弾。
管制塔の時計が時限爆弾が、
発火するはずの、0700時を指し示した。
内務省特殊部隊隊長ハミルは、離着陸場に停泊している、
人類に似た生命体を乗せた宇宙船を眺めていた。
時計の秒針が、0を過ぎそして4の上を通り過ぎた。
ハミルの思考回路に、「不発?」と巡った。
秒針は6の上を通り過ぎ、10の上に至った時、
宇宙船から籠もった爆発音が響き渡り、黒い黒煙を上げた。
ハミルは眉を顰めた。
ハミルが想定していた爆発にしては規模が小さすぎた為だ。
宇宙船の周りではアローン兵が、慌てて消火に当たっていた。
爆破計画を知らされていない宇宙港配属の消防隊が急いで、
宇宙船の消火に駆けアローン兵と伴に宇宙船の消火に当たった。
ハミルは苦々しくそれを見つめた。
『首都郊外・地下鉄遺跡』
ソフィーは人類に似た生命体に会うべく、
従うアローン兵を数隊に分け、首都に歩を進めていた。
ソフィーは人類が残した地下鉄遺跡から、
地上に上がり太陽の光を浴びた。
5000年前、
地上の生命体を絶滅に追い込んだ一因となった厳しさは、
今の頭上に輝く太陽には感じられなかった。
「まだ、宇宙港にいる味方とは連絡がつかないの?」
ソフィーは参謀に聞いた。
参謀は青い視野レンズで、ソフィーを見つめ、
「内務省の通信規制が強化されており、未だ繋がりません。」
ソフィーは参謀の青い視野レンズに、静寂の中にいる様な、
心の安らぎを感じるようになっていた。
「内務省もやられてばかりと言う訳には・・・。」
と言いかけた時、参謀が珍しく、ソフィーの言葉を遮って
「ソフィー様あれを!」
と上空を指し示した。
ソフィーとソフィーの意思に反応したアローン兵達が、
一斉に上空を見上げた。
つづく
いつも読んで頂き、ありがとうございます♪
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