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4章 シルスの冒険
17話 美少女な式神の身体の中で・・・
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美少女な式神の体内のコックピットは、
白磁の様な素材で覆われていた。
姫様のコックピットと違って、お風呂は備え付けておらず、
椅子と操縦桿らしき物があるだけの、質素な作りだった。
でもしっかり造りこまれた椅子の座り心地は、
里山旅館の一番高い椅子よりも、身体に馴染んだ。
「少将閣下、操縦桿を握ってみてください!」
外から声が聞こえた。
「了解」
少将閣下が「了解」はないかな?
とか思いながら、操縦桿を握ると、
360度モニターに外の映像が映った。
足元に、メカニックのはなもりが見えた。
「まさに巨人」
まあ人間サイズなだけだが・・・
「肌を通じて意思が伝わる仕組みです。
では、少将閣下、歩いてみてください。」
いきなり歩いてみて下さい、と言われても・・・
でも、とりあえず操縦桿に、「歩け」と意思を送ってみた。
『あるけ?』
と可愛い声が響いた。多分、美少女な式神の声だ。
喋れるんだ。
「いやいや、そうじゃなくてですね。」
はなもりは呆れた。
「だって・・・」
「すいません。姫様は、すぐに動かせたから・・・」
だよね。姫様優秀そうだし・・・
「マニュアルとかないんですか?」
「あるにはあるんですが、
古い上に専門用語が難しすぎて、
何が書かれているのか解りません。」
「えーマジですか~」
「マジです。えへっ♪」
えへっ♪じゃねーよ
こういう時、ロボットものの主人公とはか、
すぐに動かせるけど・・・現実は厳しい。
でも、心なしか、ニッキ―のそんな気持ちを、
美少女な式神が、察しているような気がした。
美少女な式神の身体の中で、
そんな優しい感触を感じたような、
感じていないような・・・
つづく
いつも読んで頂き、ありがとうございまする\(^▽^)/
次回は、月曜日更新でございまする♪
白磁の様な素材で覆われていた。
姫様のコックピットと違って、お風呂は備え付けておらず、
椅子と操縦桿らしき物があるだけの、質素な作りだった。
でもしっかり造りこまれた椅子の座り心地は、
里山旅館の一番高い椅子よりも、身体に馴染んだ。
「少将閣下、操縦桿を握ってみてください!」
外から声が聞こえた。
「了解」
少将閣下が「了解」はないかな?
とか思いながら、操縦桿を握ると、
360度モニターに外の映像が映った。
足元に、メカニックのはなもりが見えた。
「まさに巨人」
まあ人間サイズなだけだが・・・
「肌を通じて意思が伝わる仕組みです。
では、少将閣下、歩いてみてください。」
いきなり歩いてみて下さい、と言われても・・・
でも、とりあえず操縦桿に、「歩け」と意思を送ってみた。
『あるけ?』
と可愛い声が響いた。多分、美少女な式神の声だ。
喋れるんだ。
「いやいや、そうじゃなくてですね。」
はなもりは呆れた。
「だって・・・」
「すいません。姫様は、すぐに動かせたから・・・」
だよね。姫様優秀そうだし・・・
「マニュアルとかないんですか?」
「あるにはあるんですが、
古い上に専門用語が難しすぎて、
何が書かれているのか解りません。」
「えーマジですか~」
「マジです。えへっ♪」
えへっ♪じゃねーよ
こういう時、ロボットものの主人公とはか、
すぐに動かせるけど・・・現実は厳しい。
でも、心なしか、ニッキ―のそんな気持ちを、
美少女な式神が、察しているような気がした。
美少女な式神の身体の中で、
そんな優しい感触を感じたような、
感じていないような・・・
つづく
いつも読んで頂き、ありがとうございまする\(^▽^)/
次回は、月曜日更新でございまする♪
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