31 / 85
2章 分身の術?
14話 3人の思惟ちゃんとおしくらまんじゅう
しおりを挟む
昨日の夜の出来事・・・
【チーム・南の島】は、妖精の住む地下へと通じてるかも知れない物置部屋にいた。
もしかしたら現れるかも知れない妖精を捕まえるためだ。
旧館の各所には、鼠捕獲装置を改造した妖精捕獲装置を設置した。
地上の人間より知能が高いであろう妖精が、引っかかるとは思えない。
でも、やれることはやって置きたかった。
ニッキーの前では、股にコテカを着けたままの裸族の思惟と、2人のキス魔の思惟が、南国風にアレンジしたダンスをしていた。
ダンスでおびき出そうー作戦らしい。
しかし、ダンスのセンスの欠片も無く、それはかなり不可解なダンスだった。
その不可解さゆえに、逆に妖精が出てくるかも・・・
ニッキ―は、楽しそうな3人の思惟を見守った。
見ているだけで、ニッキ―の心は踊った。
自分と似ている者に感情移入しやすいのなら、この状態はものすごく感情移入のレベルが高いのかも知れない。
「いえーい」
裸族の思惟と一緒に、キス魔の2人もドタバタと踊り狂っていた。
3人の思惟は、踊りながらチラッと太ももをニッキ―に見せた。
「自分の太ももみて欲情なんてしないよ」
「そんな冷めた子は、こうしちゃえ!」
ニッキ―は3人の思惟に囲まれ、おしくらまんじゅう状態で、お尻を押し付けられた。
「もう、やめてよ~私は良いから~」
と言いながらも、弾力のあるちょっと硬めのお尻・・・
自分のお尻って、こんな感じなんだ。
とニッキ―は思った。
4人の思惟が、きゃっきゃっきゃっきゃっ、とおしくらまんじゅうをしていると
「あっ・・・入ってもうた・・・。」
と裸族の思惟が呟いた。
見ると、裸族の思惟が着けていたコテカが、妖精の出入り口にちょうど、すっぽり入っていた。
壁の奥で、微かにモーター音が響いた。
「もしかして・・・オープン ザ ドアじゃない?」
「開いた、いえーーーい!」」
「コテカちゃんすごーーーい!」
興奮した裸族とキス魔1号2号は、勢いでエレベーターに飛び乗ってしまった。
「ちょっと待って!」
ニッキ―は慌てて叫んだ。
そして、居間にいるであろう【チーム・北の島】に、助けを求めた。
「誰か来て!」
居間から応答はなかった。
エレベータのドアは閉まりかけていた。
あの3人だけで行かせるわけには行かない。
「誰か来て!」
と叫んだあとニッキ―も、エレベータに飛び込んだ。
そして、自分の帯を解いて物置部屋に投げた。
きっと誰かが何とかしてくれるかも知れない。
【チーム・南の島】を乗せると、エレベーターのドアは静かに閉まった。
つづく
【チーム・南の島】は、妖精の住む地下へと通じてるかも知れない物置部屋にいた。
もしかしたら現れるかも知れない妖精を捕まえるためだ。
旧館の各所には、鼠捕獲装置を改造した妖精捕獲装置を設置した。
地上の人間より知能が高いであろう妖精が、引っかかるとは思えない。
でも、やれることはやって置きたかった。
ニッキーの前では、股にコテカを着けたままの裸族の思惟と、2人のキス魔の思惟が、南国風にアレンジしたダンスをしていた。
ダンスでおびき出そうー作戦らしい。
しかし、ダンスのセンスの欠片も無く、それはかなり不可解なダンスだった。
その不可解さゆえに、逆に妖精が出てくるかも・・・
ニッキ―は、楽しそうな3人の思惟を見守った。
見ているだけで、ニッキ―の心は踊った。
自分と似ている者に感情移入しやすいのなら、この状態はものすごく感情移入のレベルが高いのかも知れない。
「いえーい」
裸族の思惟と一緒に、キス魔の2人もドタバタと踊り狂っていた。
3人の思惟は、踊りながらチラッと太ももをニッキ―に見せた。
「自分の太ももみて欲情なんてしないよ」
「そんな冷めた子は、こうしちゃえ!」
ニッキ―は3人の思惟に囲まれ、おしくらまんじゅう状態で、お尻を押し付けられた。
「もう、やめてよ~私は良いから~」
と言いながらも、弾力のあるちょっと硬めのお尻・・・
自分のお尻って、こんな感じなんだ。
とニッキ―は思った。
4人の思惟が、きゃっきゃっきゃっきゃっ、とおしくらまんじゅうをしていると
「あっ・・・入ってもうた・・・。」
と裸族の思惟が呟いた。
見ると、裸族の思惟が着けていたコテカが、妖精の出入り口にちょうど、すっぽり入っていた。
壁の奥で、微かにモーター音が響いた。
「もしかして・・・オープン ザ ドアじゃない?」
「開いた、いえーーーい!」」
「コテカちゃんすごーーーい!」
興奮した裸族とキス魔1号2号は、勢いでエレベーターに飛び乗ってしまった。
「ちょっと待って!」
ニッキ―は慌てて叫んだ。
そして、居間にいるであろう【チーム・北の島】に、助けを求めた。
「誰か来て!」
居間から応答はなかった。
エレベータのドアは閉まりかけていた。
あの3人だけで行かせるわけには行かない。
「誰か来て!」
と叫んだあとニッキ―も、エレベータに飛び込んだ。
そして、自分の帯を解いて物置部屋に投げた。
きっと誰かが何とかしてくれるかも知れない。
【チーム・南の島】を乗せると、エレベーターのドアは静かに閉まった。
つづく
0
お気に入りに追加
4
あなたにおすすめの小説
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
今日の授業は保健体育
にのみや朱乃
恋愛
(性的描写あり)
僕は家庭教師として、高校三年生のユキの家に行った。
その日はちょうどユキ以外には誰もいなかった。
ユキは勉強したくない、科目を変えようと言う。ユキが提案した科目とは。
淫らな蜜に狂わされ
歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。
全体的に性的表現・性行為あり。
他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。
全3話完結済みです。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる