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18 楽しい思い出の章
自宅警備兵団と伯爵家の三姉妹 FINAL 盗賊団とお上品な3姉妹
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「この地下ダンジョンの地図を頭に入れて」
桃子に言われるまま、ぼくはじっと地図を見つめた。
「この隠し扉から出て、敵の背後を突く」
敵の背後を突くって、ぼくは初陣なんだけど。
「そして敵をこの地点まで追いやって」
「追いやるって、ぼく一人で?」
「凛ちゃん、強いんでしょ。敵の数は10名未満。不意をつけばどうにかなるわ」
どうにかなるのか?
確かに重装甲は半端ないけど。
「あたしが陽動になる。りんちゃんなら出来る!」
年下の美少女に言われると、これ以上は言えなくなるのは仕方ない。
ぼくと桃子は狭い隠し通路を急いだ。
アニメやラノベでは、お約束の女子のお尻シーンだが、気持ちはそれどころじゃない事も・・・なかった。
なんて言うか、男って言う生き物がどんな者か知らない少女って、ここまで無防備になるんだ。
それにしてもこの重装甲は、かなり重い。
重装甲だから重いのは当たり前だけど。
相当【重】すぎる。
「あたしはこっち、凛ちゃんはそっちに行って。そしたら背後を突けるはずよ」
ぼくは桃子と別れ、1人で狭い隠し通路を急いだ。
隠し扉を開けると、排水溝のような場所に出た。
排水溝の奥から、爆発音とともに閃光が光った。
ピンク色の閃光だから、桃子かな?
ぼくは適当に予測した。
そして、閃光のする方角へと走った。
しかし、思ってた以上に、速度が出ない。
誰かを背負って走ってるみたいだ。
桃子の陽動のタイミングに、間に合うのか!
人の気配!
雰囲気から、どー見ても悪そうな人々だ。
ぼくは剣を抜くと
「おりゃああああああああああ」
と叫んでみた。
暗闇から現れた伝説級の重装甲を纏った騎士のぼくに、盗賊団は驚いた。
盗賊団の1人が、剣で切り付けてきたが、ぼくは剣はその剣をやすやすと砕いてしまった。さらに幾つかの魔法攻撃を受けたが、ぼくの重装甲は簡単にはねのけた。
なんて威力だ!
「なんでこんな所に騎士が!」
「なんちゅ暗黒面じゃー!暗黒騎士団が来たのか!」
「ヤバい!絶対ヤバい!」
「罠だ!これは罠だ!」
『騎士』この世界では、相当な戦力と思われているのだろう。
さらに『暗黒』も着くと、相当ヤバいのだろう。
盗賊団は、逃走し始めた。
ただこちらは、重たい重装甲。
追い付くはずもない。
しかし、数十秒後、排水溝にしかけれれた罠が作動したらしい。
盗賊団たちは、突然開いた落とし穴に落ちて行った。
排水溝から、魔法使いの姿をした3姉妹が姿を見せた。
「魔法少女究極魔法!ハニートラップ!」
と誰かが叫びながらぼくの肩に着陸した。
「ハニートラップって!それ言っちゃ失敗な奴じゃない?」
「凛ちゃん、乙!」
声の主から桃子だろう。
魔法少女を肩車、重すぎる重装甲でなければ、平和的な光景なのだが、足がふらついた。
ある種のプロレス技を掛けられている気分だ。
ちょっと前まで不登校な少年の身体には、過重すぎる重さだ。
そして、小梅が
「お前、おっせいよ!」
と呆れ、桜子さんが
「大丈夫だったみたいね」
と安堵した。
「桜子さん美しい」と思っただけなのに、小梅にお尻を蹴られた。
装甲を通じてズシンと来る奴だ。
なんで?!
「同志よ!後で桜子ちゃんのパンツ持ってきてあげるね」
ぼくの耳元で桃子が囁いた。
「いらない」
ぼくは、桜子さんの視線を気にしながら、ものすごく小声で返答した。
「おお同志よ!なるほど、ブラか!そう桜子ちゃんのおっぱいは至高。小梅のおっぱいは貧しく、あたしのおっぱいは可能性を秘めておる!」
「お願い黙って」
深い穴の中から、盗賊団の悲鳴が聞こえた。
「この穴の底には何があるんですか?」
ぼくの問いに、桜子さんが
「何百年も前から盗賊団の皆さまが、落ちたっきり上がってこないから、誰にも解らないの」
とさらりと言った。
庭にはゴブリン、地下には何だろう?
怖くなったので、ぼくはすぐに思考を止めた。
桜子さんが杖を振ると、落とし穴の扉は静かに閉じ、盗賊団の悲鳴は消えた。
完
桃子に言われるまま、ぼくはじっと地図を見つめた。
「この隠し扉から出て、敵の背後を突く」
敵の背後を突くって、ぼくは初陣なんだけど。
「そして敵をこの地点まで追いやって」
「追いやるって、ぼく一人で?」
「凛ちゃん、強いんでしょ。敵の数は10名未満。不意をつけばどうにかなるわ」
どうにかなるのか?
確かに重装甲は半端ないけど。
「あたしが陽動になる。りんちゃんなら出来る!」
年下の美少女に言われると、これ以上は言えなくなるのは仕方ない。
ぼくと桃子は狭い隠し通路を急いだ。
アニメやラノベでは、お約束の女子のお尻シーンだが、気持ちはそれどころじゃない事も・・・なかった。
なんて言うか、男って言う生き物がどんな者か知らない少女って、ここまで無防備になるんだ。
それにしてもこの重装甲は、かなり重い。
重装甲だから重いのは当たり前だけど。
相当【重】すぎる。
「あたしはこっち、凛ちゃんはそっちに行って。そしたら背後を突けるはずよ」
ぼくは桃子と別れ、1人で狭い隠し通路を急いだ。
隠し扉を開けると、排水溝のような場所に出た。
排水溝の奥から、爆発音とともに閃光が光った。
ピンク色の閃光だから、桃子かな?
ぼくは適当に予測した。
そして、閃光のする方角へと走った。
しかし、思ってた以上に、速度が出ない。
誰かを背負って走ってるみたいだ。
桃子の陽動のタイミングに、間に合うのか!
人の気配!
雰囲気から、どー見ても悪そうな人々だ。
ぼくは剣を抜くと
「おりゃああああああああああ」
と叫んでみた。
暗闇から現れた伝説級の重装甲を纏った騎士のぼくに、盗賊団は驚いた。
盗賊団の1人が、剣で切り付けてきたが、ぼくは剣はその剣をやすやすと砕いてしまった。さらに幾つかの魔法攻撃を受けたが、ぼくの重装甲は簡単にはねのけた。
なんて威力だ!
「なんでこんな所に騎士が!」
「なんちゅ暗黒面じゃー!暗黒騎士団が来たのか!」
「ヤバい!絶対ヤバい!」
「罠だ!これは罠だ!」
『騎士』この世界では、相当な戦力と思われているのだろう。
さらに『暗黒』も着くと、相当ヤバいのだろう。
盗賊団は、逃走し始めた。
ただこちらは、重たい重装甲。
追い付くはずもない。
しかし、数十秒後、排水溝にしかけれれた罠が作動したらしい。
盗賊団たちは、突然開いた落とし穴に落ちて行った。
排水溝から、魔法使いの姿をした3姉妹が姿を見せた。
「魔法少女究極魔法!ハニートラップ!」
と誰かが叫びながらぼくの肩に着陸した。
「ハニートラップって!それ言っちゃ失敗な奴じゃない?」
「凛ちゃん、乙!」
声の主から桃子だろう。
魔法少女を肩車、重すぎる重装甲でなければ、平和的な光景なのだが、足がふらついた。
ある種のプロレス技を掛けられている気分だ。
ちょっと前まで不登校な少年の身体には、過重すぎる重さだ。
そして、小梅が
「お前、おっせいよ!」
と呆れ、桜子さんが
「大丈夫だったみたいね」
と安堵した。
「桜子さん美しい」と思っただけなのに、小梅にお尻を蹴られた。
装甲を通じてズシンと来る奴だ。
なんで?!
「同志よ!後で桜子ちゃんのパンツ持ってきてあげるね」
ぼくの耳元で桃子が囁いた。
「いらない」
ぼくは、桜子さんの視線を気にしながら、ものすごく小声で返答した。
「おお同志よ!なるほど、ブラか!そう桜子ちゃんのおっぱいは至高。小梅のおっぱいは貧しく、あたしのおっぱいは可能性を秘めておる!」
「お願い黙って」
深い穴の中から、盗賊団の悲鳴が聞こえた。
「この穴の底には何があるんですか?」
ぼくの問いに、桜子さんが
「何百年も前から盗賊団の皆さまが、落ちたっきり上がってこないから、誰にも解らないの」
とさらりと言った。
庭にはゴブリン、地下には何だろう?
怖くなったので、ぼくはすぐに思考を止めた。
桜子さんが杖を振ると、落とし穴の扉は静かに閉じ、盗賊団の悲鳴は消えた。
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