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6 まつよいの章
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私が過去の不幸話をすると、私の彼は
「お前を不幸にした奴ら、全員を修正してやる。」
と言って実行に移した。
私に暴力を振るった男、私に貢がせるだけ貢がせて捨てた男、私を強姦した男、
私の全財産を騙し取った男、私を苛め抜いた同級生の女達。
彼は全員を捕まえ、山奥のペンションに軟禁し、修正した。
ペンションから出てきた人々は、みんな気持ち悪いくらい、善人になっていた。
みんな、何かが変になっていた。なんていうか魂を抜かれた感じ。
何か得体の知れない者に対する恐怖を、私は彼に感じるようになっていた。
『神か?悪魔か?』
でも、罪滅ぼしに来た、私に暴力を振るった男のマッサージは気持ちよかったし、
私に貢がせるだけ貢がせて捨てた男の貢物には満足した。
私を強姦した男は私の為に良く働いたし、
私の全財産を騙し取った男が返済してきた額は、私が貢いだ額の十倍に達した。
私を苛め抜いた同級生たちの作る料理は美味しかった。
私の彼は『神か?悪魔か?。』この心地よい状況下では、もうどうでも良くなった。
昨日の夜、この状況に有頂天になりかけた私の耳元で彼が
「堕落するしないは君の自由だけど、堕落したら君も修正するよ。」
と言った。
私の背筋に寒気が走った。
おしまい
「お前を不幸にした奴ら、全員を修正してやる。」
と言って実行に移した。
私に暴力を振るった男、私に貢がせるだけ貢がせて捨てた男、私を強姦した男、
私の全財産を騙し取った男、私を苛め抜いた同級生の女達。
彼は全員を捕まえ、山奥のペンションに軟禁し、修正した。
ペンションから出てきた人々は、みんな気持ち悪いくらい、善人になっていた。
みんな、何かが変になっていた。なんていうか魂を抜かれた感じ。
何か得体の知れない者に対する恐怖を、私は彼に感じるようになっていた。
『神か?悪魔か?』
でも、罪滅ぼしに来た、私に暴力を振るった男のマッサージは気持ちよかったし、
私に貢がせるだけ貢がせて捨てた男の貢物には満足した。
私を強姦した男は私の為に良く働いたし、
私の全財産を騙し取った男が返済してきた額は、私が貢いだ額の十倍に達した。
私を苛め抜いた同級生たちの作る料理は美味しかった。
私の彼は『神か?悪魔か?。』この心地よい状況下では、もうどうでも良くなった。
昨日の夜、この状況に有頂天になりかけた私の耳元で彼が
「堕落するしないは君の自由だけど、堕落したら君も修正するよ。」
と言った。
私の背筋に寒気が走った。
おしまい
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