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本編
乙女ゲーと何かが違う件。
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ユーリスがシーヴァー家に来てから約1年が過ぎたーーー
「ユーリス!はやく私の荷物を持ってきなさい!」
「は、はぃお姉様!」
(いつも通り順調に虐めてるわ!このままヒロインに会うまでに心を閉ざさせるわよ!でもやっぱり胸が痛むわ、こんな可愛いユーリス様を虐めるなんて、、)
ペチッ
「何してるの!遅いわよ!いつまで待たせるのよ!はやく来なさい!私は今から図書館に行くのよ!時間通りに着かなかったらどうなるかわかってるのかしら!」
「すみませんお姉様。つ、次からは気をつけますので。」
と少し瞳を揺らすユーリスはとても愛らしかった。
(そんなに強く叩いたかしら、泣いてるわ、どうしましょ腫れたら顔に痣が残ったら…)
そう考えるとソフィアは慌てて氷袋を持ってきた。
「私の義弟として醜い姿で出られたら困るわっ!」
そう言ってソフィアは氷袋をユーリスの抑えていた方に押し付けた。
「ぁ、ありがとうございます。」
少しはにかんだユーリスを見てソフィアはついニヤけそうになってしまう。なんでこんなにも可愛いのだろう
「さっさと行くわよ!」
馬車に乗り込むと中にはユーリスと2人っきりだ。ソフィアは最近本格的に虐めようと2人っきりの時はいつもよりも酷い虐めをするようになった。
「さっき私を待たせた罰よ。私の手を舐めなさい。」
ユーリスは頬を紅染め
「で、では遠慮なく」
そう言いながらユーリスはソフィアの手袋を丁寧に外し指先に淡桃色の唇を押し付けた。
ーチュッチュッ
とリップ音が車内に広がった。少し指先に口付けをすると手の甲を舐め始めた。
ぴちゃっとユーリスの唾液でソフィアの手が汚れていく。そしてユーリスはソフィアの細く長い指を咥えはじめた。
ーくちゅっくちゅっ
卑猥な音が響き始めた。喉にあたって苦しいのかアッ、などと声を漏らし始めた。
「・・あっ」
(もうなんでこんなに色気があるのよ、私が変な気持ちになってくるじゃない!というか変な声出ちゃったじゃないの!もうこの色気少しはどうにかしなさいよ!)
「ちょっとあんたの汚い唾液で私の手が汚れてしまったじゃない!もういいわ!これからは気をつけなさいよ!」
「わかりました。お姉様。」
と少し残念そうにソフィアの手から口を離した。
「私は少し寝るわ!着いたら起こしなさい!」
そういうとソフィアはこんな事を考えながら無防備に寝てしまったのだ。
(なんか思ってたのと違うのだけど、まぁ大丈夫よね、)
※次からユーリス視点です。
「ユーリス!はやく私の荷物を持ってきなさい!」
「は、はぃお姉様!」
(いつも通り順調に虐めてるわ!このままヒロインに会うまでに心を閉ざさせるわよ!でもやっぱり胸が痛むわ、こんな可愛いユーリス様を虐めるなんて、、)
ペチッ
「何してるの!遅いわよ!いつまで待たせるのよ!はやく来なさい!私は今から図書館に行くのよ!時間通りに着かなかったらどうなるかわかってるのかしら!」
「すみませんお姉様。つ、次からは気をつけますので。」
と少し瞳を揺らすユーリスはとても愛らしかった。
(そんなに強く叩いたかしら、泣いてるわ、どうしましょ腫れたら顔に痣が残ったら…)
そう考えるとソフィアは慌てて氷袋を持ってきた。
「私の義弟として醜い姿で出られたら困るわっ!」
そう言ってソフィアは氷袋をユーリスの抑えていた方に押し付けた。
「ぁ、ありがとうございます。」
少しはにかんだユーリスを見てソフィアはついニヤけそうになってしまう。なんでこんなにも可愛いのだろう
「さっさと行くわよ!」
馬車に乗り込むと中にはユーリスと2人っきりだ。ソフィアは最近本格的に虐めようと2人っきりの時はいつもよりも酷い虐めをするようになった。
「さっき私を待たせた罰よ。私の手を舐めなさい。」
ユーリスは頬を紅染め
「で、では遠慮なく」
そう言いながらユーリスはソフィアの手袋を丁寧に外し指先に淡桃色の唇を押し付けた。
ーチュッチュッ
とリップ音が車内に広がった。少し指先に口付けをすると手の甲を舐め始めた。
ぴちゃっとユーリスの唾液でソフィアの手が汚れていく。そしてユーリスはソフィアの細く長い指を咥えはじめた。
ーくちゅっくちゅっ
卑猥な音が響き始めた。喉にあたって苦しいのかアッ、などと声を漏らし始めた。
「・・あっ」
(もうなんでこんなに色気があるのよ、私が変な気持ちになってくるじゃない!というか変な声出ちゃったじゃないの!もうこの色気少しはどうにかしなさいよ!)
「ちょっとあんたの汚い唾液で私の手が汚れてしまったじゃない!もういいわ!これからは気をつけなさいよ!」
「わかりました。お姉様。」
と少し残念そうにソフィアの手から口を離した。
「私は少し寝るわ!着いたら起こしなさい!」
そういうとソフィアはこんな事を考えながら無防備に寝てしまったのだ。
(なんか思ってたのと違うのだけど、まぁ大丈夫よね、)
※次からユーリス視点です。
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