彼岸花の向日葵丘教会 板垣白百合・白木黎編

彼岸花に引き寄せられて

 私、白木黎は勉強が嫌いだ。なぜならつまらないからだ。でも歴史の勉強は好きだとても面白いからだ。歴史はいつも悲惨な結果で終わる事が多いだから人は学び世界は平和を目指して進めている事が歴史から解る、だから歴史は好きだ。
 「えーと今日は明治に起こった彼岸花の教会事件について授業をやって行きたいと思います！」そう耳障りな声で言ったのは歴史教師のえーと確か、林原宥怙先生だ。
 「彼岸花の教会事件とは明治元年に起こった事件であり一晩で犯人を含めた66人が死亡した事件です。」私はその言葉に強く反応した。私も知っているとても有名な事件だ。しかし、犯人が自殺したことにより事件は迷宮入りしたことで有名だしかしそれは表向きであり本当は5人の生き残りがいた。私は何時も彼岸花の教会事件に書かれた本を持ち歩っている。今日は、たまたまその生き残りが直接書いた本を持っていた何故かと言うとこの本には腑に落ちない所が多いからだ。まず、この生き残りはどうやって生き残ったのか全く書かれて無いのだ次に現場では何が起きていたのか全く書かれて無いのだ、しかしそんなのは調べればそのうち解る事だ。本当に腑に落ちないのは、生き残りが残した後書きの言葉だ。
 「この本を読んで真実を知りたくなった方またこの呪いに決着を付けてくれる方、あの教会に行ってみてくださいそうすればあの日何が起きていたか解る筈です。彼女はまだ教会にいるはずです。彼女を止めてあげて下さい。」この文章だ、彼女とは一体この本は初版のため以後的に彼女にした可能性を考えて出版社か生き残りのどちらかと言う結論に至り出版社に連絡してみたがだが出版社は何も答えてくれなかった。しかし、決着とはどう言う意味だろうか？あれ？あんな所に彼岸花なんてさっきまで咲いてたっけ？あれ？急に眠気ガオソッテキタ