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1章 稀代の商人
四十一、奇跡の宝石、転移者(1)
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「さて、このペンダントを対にしてしたいから…んー、やっぱり…ハート型、かねぇ…陰陽だと片方は厄になるし、翼…は揃えると形が曖昧になる。
となると、片方を騎士、もう片方を姫のイメージでこの写真の服装とかを変えて…よし、デザインは決まった。
んじゃ、とりあえず原石から宝石を取り出して…
これをハート型に加工して…ふたつに分ける。
んじゃ、次は…このデザインを宝石に施す所からだな。
宝石はこの世界だと魔力との相性が良く、ピンクダイヤモンドは火属性と光属性…または、守護力…
だから、今回は守護力だな。
守護力で魔法陣と同じ要領で効果付与しながらデザインを書いていって…
よし、効果は…
疲労回復(中)、回復(中)、状態異常耐性(中)、守護。
守護の他に色々と付いてくれたか…えーっと、一応動作確認…これらをくっ付けて…魔法陣が起動するかどうか…
っし!発動してる!死亡以外のどんな傷をも癒す力と、2人分の擬似的な箱庭の能力、それとその際に居た対象の排除…
ただまぁ、これだけ効果が強いから使えるのは全部で2回、内1回は試運転で使ったから、残り1回…うん、正に"奇跡を招く宝石"だな。
さて、あとはハートの周囲をコーティングと装飾したら完成っと!
あとは、これを箱に入れて…ん、そうだな。箱にも効果を付けておこうか。
箱庭でとりあえず壊れないようにして…
うーん、文字起こしの魔法陣を掛けておくか。
言葉は…
"真実の愛を込めて──真の愛を願う時、誠の姿を見ることが出来れば、奇跡は訪れる"」
…よし、これで取り敢えずは依頼は問題ない。
あとは、何をするか…うーん、今のメンバーはガラハドを含めると4人…商会の方のメンバーが足りないな。
「まぁ…それは別に良い。結局は、俺の気分ではじめたものだしなぁ…
って、うん?店の方に誰か入ってきた。〘転移〙」
「凄い…こじんまりしてると思ったけど中が広い…これ…
空間魔法陣…!?
しかも、宝石もあれば色んな石材も…ここって結局なんのお店なんだろ…」
「怪しい店に入るなんて不用心な客も居たものだな」
「ひっ!…え!?こ、子供!?」
「ようこそ、俺の店へ」
…そういや店の名前はまだ決めてなかったな…うーん…
「蜃気楼〔まほろば〕にはなんの用で?」
「え、えっと…て、店主さんは?」
「言ったろ、俺の店だ」
「…こ、子供が店主!?」
「失敬な、商売に年齢は関係ないぞ。
まぁ、良い。それで?ここには何の用だ?
前回の客は魔道具や宝石をご所望だったが…要望があればなんでも数日で揃う、それがこの店だ」
「え、えっと…本当になんでも揃うの?」
「ああ。ただし、物によっては高値にもなるがな」
「うーん…じゃ、じゃあ…お米ってある?
私の故郷の食べ物なんだけど…いや、やっぱりなんでもな──」
「明日の朝、明日の朝にもう一度この店に来い。塩…はあるか、メニューの要望はあるか?」
「…え?よ、用意できるの!?」
「それくらい造作ない。言っておくが、この世界にも米はあるからな。確かに、育てている農家は少ないが…」
「じゃ、じゃあ!おにぎりはできる!?
えっと、具材を中に包んでる食べ物なんだけど…」
「ああ、良いだろう。何を包む?」
「ん~…鮭おにぎりで!」
「わかった。それじゃあ明日の朝、またここに用意しておいてやる。そうだな…代金は銅貨5枚でどうだ」
「うん、それで!」
となると、片方を騎士、もう片方を姫のイメージでこの写真の服装とかを変えて…よし、デザインは決まった。
んじゃ、とりあえず原石から宝石を取り出して…
これをハート型に加工して…ふたつに分ける。
んじゃ、次は…このデザインを宝石に施す所からだな。
宝石はこの世界だと魔力との相性が良く、ピンクダイヤモンドは火属性と光属性…または、守護力…
だから、今回は守護力だな。
守護力で魔法陣と同じ要領で効果付与しながらデザインを書いていって…
よし、効果は…
疲労回復(中)、回復(中)、状態異常耐性(中)、守護。
守護の他に色々と付いてくれたか…えーっと、一応動作確認…これらをくっ付けて…魔法陣が起動するかどうか…
っし!発動してる!死亡以外のどんな傷をも癒す力と、2人分の擬似的な箱庭の能力、それとその際に居た対象の排除…
ただまぁ、これだけ効果が強いから使えるのは全部で2回、内1回は試運転で使ったから、残り1回…うん、正に"奇跡を招く宝石"だな。
さて、あとはハートの周囲をコーティングと装飾したら完成っと!
あとは、これを箱に入れて…ん、そうだな。箱にも効果を付けておこうか。
箱庭でとりあえず壊れないようにして…
うーん、文字起こしの魔法陣を掛けておくか。
言葉は…
"真実の愛を込めて──真の愛を願う時、誠の姿を見ることが出来れば、奇跡は訪れる"」
…よし、これで取り敢えずは依頼は問題ない。
あとは、何をするか…うーん、今のメンバーはガラハドを含めると4人…商会の方のメンバーが足りないな。
「まぁ…それは別に良い。結局は、俺の気分ではじめたものだしなぁ…
って、うん?店の方に誰か入ってきた。〘転移〙」
「凄い…こじんまりしてると思ったけど中が広い…これ…
空間魔法陣…!?
しかも、宝石もあれば色んな石材も…ここって結局なんのお店なんだろ…」
「怪しい店に入るなんて不用心な客も居たものだな」
「ひっ!…え!?こ、子供!?」
「ようこそ、俺の店へ」
…そういや店の名前はまだ決めてなかったな…うーん…
「蜃気楼〔まほろば〕にはなんの用で?」
「え、えっと…て、店主さんは?」
「言ったろ、俺の店だ」
「…こ、子供が店主!?」
「失敬な、商売に年齢は関係ないぞ。
まぁ、良い。それで?ここには何の用だ?
前回の客は魔道具や宝石をご所望だったが…要望があればなんでも数日で揃う、それがこの店だ」
「え、えっと…本当になんでも揃うの?」
「ああ。ただし、物によっては高値にもなるがな」
「うーん…じゃ、じゃあ…お米ってある?
私の故郷の食べ物なんだけど…いや、やっぱりなんでもな──」
「明日の朝、明日の朝にもう一度この店に来い。塩…はあるか、メニューの要望はあるか?」
「…え?よ、用意できるの!?」
「それくらい造作ない。言っておくが、この世界にも米はあるからな。確かに、育てている農家は少ないが…」
「じゃ、じゃあ!おにぎりはできる!?
えっと、具材を中に包んでる食べ物なんだけど…」
「ああ、良いだろう。何を包む?」
「ん~…鮭おにぎりで!」
「わかった。それじゃあ明日の朝、またここに用意しておいてやる。そうだな…代金は銅貨5枚でどうだ」
「うん、それで!」
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