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1章 学園

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「うーん…」
«どうかしたか、人の子よ»
「ん、ああいや…なんでもない、んだが…光龍と闇龍、そして火龍が揃ったから残りは風、土、雷、氷の龍なんだが…その前に属性を確保しておきたくてな。
今俺は、火と土の属性を持っているだろ?
んで、光と闇もやろうと思えば獲得できるから、もう今のうちに確保しておこうかと思うんだ。これを機に攻撃魔法も磨いていかないとだしなぁ…
うん、せっかくだしそうするか。
となると、どこなら暴れても問題ないだろうな…いや、暴れる必要なないか。
ならもうここでいいや、認識阻害の結界を張って…よし、2人とも。俺に属性攻撃をしてくれ」
«それは良いが…どれにするのだ?闇とはいっても、影、闇、冥がある»
«光も明、光、聖とあります»
「んー…冥と聖ってさ、その下位も使えるのか?」
«ええ»
«闇も同様、使える»
「なら、その2つで」

レイドがそう言うと2人は頷いた後、レイドに攻撃魔法を撃った。

「瀕死寸前を再生結界でギリギリの維持をするのも大分慣れてきたなぁ…」
«そういえば、火龍も眷属にしたと聞いたが…そもそも、お主は何故そのように力を欲するのだ。
人の中では、既に最強格だろう?»
「ん?ああ、まぁ魔王を殺すためだな。
とりあえず、今は今度ある最初の侵略で魔王軍の戦力を削りたいから、その為にもあと一体くらいは用意して、4箇所に戦力を張りたいんだが…まぁ、数が多くても余計にはならないからな」
«む、魔王か…懐かしい響きだ»
«また復活したのですね…人間が毎度勇者の力で何故か封印をしていますが»
「ああ、そりゃ違うぞ。人間の言い伝えでは、魔王を封印しているんじゃなくて、魔王を倒せる職業として勇者が存在していると教えられているんだ」
«なっ…それは本当ですか?»
「ああ。まぁ、そこら辺の訂正は既に国の王にもしてるから、魔王戦までには誤解が解けるだろうな」

…っと、やっぱ強力な力な分、一度に得られる粒子が多いな…もうほとんど獲得できてる。

「あ、そうだ。せっかくだしこのあと、そのまま火龍の寝床にある霊殿に向かおうか」
«む、精霊を宿すのか»
「ああ。出来れば最上位のイフリートが欲しいが…まぁ、とりあえず力の増幅が出来たらいいからな」
«なるほど、ならば他の霊殿も回る必要がありそうだ»
「とりあえずシルフィードとは契約したから、残りは5つか」
«む?光と闇の霊殿も存在しているぞ?»
「えっ、そうなのか!?」
«うむ。特殊な場所ゆえ中々入れぬが…まぁ、我ら守護龍が居れば問題なかろう»
「なら、今度そこにも行かないとな…よし、じゃあ早速だが火龍の所に向かおうか!」
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