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 -3話 研究

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あれから数年経って、俺は歩けるようになった。
んでもって、ちゃんと魔力制御とかの練習もしっかりやって、今では魔力の隠蔽すら覚えられた。
…いや、転生者特典とはいえ俺の頑張すごくね!?
魔力の隠蔽っていったら、魔力を完璧に制御した上で、外部魔力と内部魔力を均一にした状態で同化させる必要があるから、魔力制御の最終目標みたいなところがあるって書いてたし…

「レイド、ちょっとこっちに来てちょうだい」
「あい!」
「じゃあ、3歳になったしもう一度鑑定してもらうんだけど…レイドの場合は、もう言葉も喋れるから、自分でステータスを出してみよっか」
「あい!えっちょ、たしか…」

うっ…まだ呂律が回りきらないな…

「"すてーたしゅステータスかいち開示"…」

【レイド・アズナブル】〘Lv.2〙
【能力値】
体力:5
魔力:20
精神力:32
攻撃力:5
防御力:6
抵抗力:4
【固有スキル】
〘結界魔法〙
【戦闘スキル】
【魔法スキル】
〘魔力干渉〙
〘無属性〙
【補助スキル】
【常時スキル】
〘言語理解〙
〘再生〙
【称号】
〘転生者〙
【加護】
〘創造神〙
〘輪廻神〙
〘結界神〙

「あ、あら?凄い、ステータスね…?」

ちなみに再生スキルは歩けるようになってから動きすぎて元々の治癒力が高まった結果、いつの間にか獲得していたスキルだ。

「まぁ、色々と規格外だしな…俺はそれより、レベルが何故か上がっていることが気になるな…レイド、何か心当たりはあるか?」
「あい!えっちょ、ねずみしゃんたおちてた!」
「ねずみ?」
「うゆ…ねずみしゃん、いろいろかじっちゃ…めっ!したの」
「ふむ…まぁ、それなら別にいいか」
「いや、良くはないのだけれどね?
レイド、命をなんでも切り捨てるのはダメよ?」
「わかっちぇるけど…でも、ねずみしゃんは良いの!」
「…じゃあ、あの鳥さんは?」
「ダメなの!とりしゃ、悪いことしてないの!」
「ええ、そうね。それが分かっているのであれば良いのよ」
「ママしゃ、しょれより…」
「なにかしら?」
「あのね、口のなかいちゃいの」
「口?ちょっとみてみるわね…あら、歯が生えてきてるわ!
そろそろ、離乳食にしてみても良いかしらね」

どうやらこの世界、魔力が元々多い人は長寿らしく、成長が少し遅いらしいのだ。
これは、両親もそうらしく、特に父の方はこれくらいでちょうど、俺と同じくらいの成長だったらしい。

「あら、天気がくもってきたわね…そろそろ中に戻りましょう」
「って、やばい!雨が降ってきた!急いで入るぞ!」

あ、それなら…お母さんと俺に結界を付けて…

「ふぅ…いきなりの雨でだいぶ濡れてしまったな。レイド、レイニー、大丈夫か…って、なんで2人は濡れてないんだ?」
「けっかいなの!」
「パパの分は!?」
「みじゅもしちゃちゃるいいおとこなの!」
「あらあら、水も滴る良い男…本当にその通りね」
「え?あっ…き、着替えてくるよ」
「…あの人には悪いけど、ナイスよレイド」
「たぶん、ぱぱもままのしゅがたみたかったんじゃ…」
「あら、いいのよ私の分は」
「あい」
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