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2章 商業都市
90.
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「クリスさん、ありがとう」
「早いですね。幾つ獲得出来ました?」
「全部。というか、なんか他のものも色々と獲得した」
「そうですか…そうなんですか?」
「ああ。新しく…あー、数えてはないが10手前くらいはあった気がする」
「なるほど…」
「じゃ、俺はとりあえずこれで」
「はい、またのお越しをお待ちしております」
さてと…じゃ、次は爆発してた遺跡に向かうか。天使の自爆の威力はかなりのもので跡形もないとは思うが、もしかするとゲームシステムで復旧しているかもしれないしな…
「なにか情報が落ちていれば良いが…」
俺は早速森へと走っていったが、遺跡のあった場所は穴が塞がり、綺麗さっぱり消えていた。
「うーん…プログラムが削除されたか、はたまた復旧の為に塞いだだけか…試してみるか?いや、待てよ…心眼は見えないところを把握する能力だから!これを地面に向ければ…〔心眼〕」
彼は遺跡のあった穴の座標をもとに心眼で地面を探っていった。すると、遺跡こそないがその下に空洞があったのが確認できた為、その地面に地震の装備スキルを発動し、もう一度その場の地面を崩した。
「〔陽光〕…ふぅむ、あの爆発で遺跡が崩壊したからか、見る影もないな。少し破片があったりはするが、殆どプログラムが消失扱いとしたのか消え失せてる…うん?いや、違うなこれ…地面の中に爆発跡があったんじゃなく、あの大規模な遺跡を無くす作業をするために先に穴を埋めたのか…遺跡があった場所が心眼で何も見えないのを見る限り、中を消しつつ少しづつ空洞を作り替えているようだな…お?なんか落ちてる…オブジェクトの様だが…発見に反応があるのを見る限り、なにかレアなものなんだろうが…〔鑑定〕」
〔崩壊した古代ゴーレム〕
何かの拍子に崩壊した古代ゴーレムの腕。
もしかすると、その全貌が何処かにあるのかもしれない…
「なんだこの鑑定?意味深だな…〔心眼〕
お、下に埋もれてる…んー、地盤を緩めながら回収する方法は…てかこれ、天使は流石に居ないよな…〔地震〕〔天使化〕
で、上に引っ張れば…!」
彼がゴーレムの腕を掴んで上に引き上げると、割れた地面から一気にズルズルと引き上がっていった。
「よし、じゃあとりあえずこれはインベントリに入れておいて…んー、あとはなにかないか…
〔気配察知〕〔魔力探知〕
…えっ、天使がまだ居る!?どこだこれ…壁?」
スキルに引っかかった方を見てみると、壁の中に、埋もれた手が見えた。
俺はすぐさまその壁に足を置いた後、〔地震〕を発動しながら思いっきり引っ張った。
〔自爆した人工天使─ランク10〕
何かの暴走で自爆してしまった人工天使。
過去の遺物で何かの力を継承するために存在していた人工天使だが、古代の時代の中で最高傑作と呼ばれた内の一体。
「…ってことはこれ、まさかもう何体か居るのか?あんなのが?って、壁が崩れ出した!?このままじゃ生き埋めになる…さっさとここから出ねぇと!」
彼が穴の方に羽ばたくと、その瞬間、地面に発見のスキルが発動した。彼はその反応に従い、急いで回収して直ぐにもう一度飛翔した。
ゴゴゴゴッ…
「…っはぁ!はぁ…はぁ…あ、危なかった…」
『メンテナンス:森林エリア
只今より、森林エリアのメンテナンスを開始します。森林エリアに居る日本人プレイヤーの方はセイフティエリアへのをワープをお願い致します。
また、メンテナンスに巻き込まれる、またはその場でログアウトした方は、メンテナンス終了後、即死する恐れがありますのでお気を付け下さい』
「早いですね。幾つ獲得出来ました?」
「全部。というか、なんか他のものも色々と獲得した」
「そうですか…そうなんですか?」
「ああ。新しく…あー、数えてはないが10手前くらいはあった気がする」
「なるほど…」
「じゃ、俺はとりあえずこれで」
「はい、またのお越しをお待ちしております」
さてと…じゃ、次は爆発してた遺跡に向かうか。天使の自爆の威力はかなりのもので跡形もないとは思うが、もしかするとゲームシステムで復旧しているかもしれないしな…
「なにか情報が落ちていれば良いが…」
俺は早速森へと走っていったが、遺跡のあった場所は穴が塞がり、綺麗さっぱり消えていた。
「うーん…プログラムが削除されたか、はたまた復旧の為に塞いだだけか…試してみるか?いや、待てよ…心眼は見えないところを把握する能力だから!これを地面に向ければ…〔心眼〕」
彼は遺跡のあった穴の座標をもとに心眼で地面を探っていった。すると、遺跡こそないがその下に空洞があったのが確認できた為、その地面に地震の装備スキルを発動し、もう一度その場の地面を崩した。
「〔陽光〕…ふぅむ、あの爆発で遺跡が崩壊したからか、見る影もないな。少し破片があったりはするが、殆どプログラムが消失扱いとしたのか消え失せてる…うん?いや、違うなこれ…地面の中に爆発跡があったんじゃなく、あの大規模な遺跡を無くす作業をするために先に穴を埋めたのか…遺跡があった場所が心眼で何も見えないのを見る限り、中を消しつつ少しづつ空洞を作り替えているようだな…お?なんか落ちてる…オブジェクトの様だが…発見に反応があるのを見る限り、なにかレアなものなんだろうが…〔鑑定〕」
〔崩壊した古代ゴーレム〕
何かの拍子に崩壊した古代ゴーレムの腕。
もしかすると、その全貌が何処かにあるのかもしれない…
「なんだこの鑑定?意味深だな…〔心眼〕
お、下に埋もれてる…んー、地盤を緩めながら回収する方法は…てかこれ、天使は流石に居ないよな…〔地震〕〔天使化〕
で、上に引っ張れば…!」
彼がゴーレムの腕を掴んで上に引き上げると、割れた地面から一気にズルズルと引き上がっていった。
「よし、じゃあとりあえずこれはインベントリに入れておいて…んー、あとはなにかないか…
〔気配察知〕〔魔力探知〕
…えっ、天使がまだ居る!?どこだこれ…壁?」
スキルに引っかかった方を見てみると、壁の中に、埋もれた手が見えた。
俺はすぐさまその壁に足を置いた後、〔地震〕を発動しながら思いっきり引っ張った。
〔自爆した人工天使─ランク10〕
何かの暴走で自爆してしまった人工天使。
過去の遺物で何かの力を継承するために存在していた人工天使だが、古代の時代の中で最高傑作と呼ばれた内の一体。
「…ってことはこれ、まさかもう何体か居るのか?あんなのが?って、壁が崩れ出した!?このままじゃ生き埋めになる…さっさとここから出ねぇと!」
彼が穴の方に羽ばたくと、その瞬間、地面に発見のスキルが発動した。彼はその反応に従い、急いで回収して直ぐにもう一度飛翔した。
ゴゴゴゴッ…
「…っはぁ!はぁ…はぁ…あ、危なかった…」
『メンテナンス:森林エリア
只今より、森林エリアのメンテナンスを開始します。森林エリアに居る日本人プレイヤーの方はセイフティエリアへのをワープをお願い致します。
また、メンテナンスに巻き込まれる、またはその場でログアウトした方は、メンテナンス終了後、即死する恐れがありますのでお気を付け下さい』
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