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1章 始まり
75.
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「うーん、多分こんな感じなはずなんだが…なんか足りないな」
«天使なのに、天輪と天翼がないわね»
「ああ、それだ!しかし、どんな天使にするかが問題だな。ここまで作ったのは良いが、結局はデザイン性がないわけだし…」
«それに、これだと出来上がったとしても全裸よ?»
「まぁ、そこは追々作っていけば良いだろ。
とりあえず、デフォルトとして天翼と天輪を作ってみるか…」
«どうするの?»
「天翼の方は、前に見た時、機械みたいな感じだったが…取り敢えず、魔導結晶を3つ溶かして…これに、付与したいんだが…」
«あら、付与魔法なら私使えるわよ?»
「ほんとか!?だったら、この圧縮した魔導結晶に、吸収した力を翼の形に変換するのってできるか?」
«お易い御用よ。はい、できたわ。2つでいいのよね?»
「ああ。1個は天輪用だからな。
あとは、この溶かした魔導結晶とオリハルコンで天輪を作ったら…よし、とりあえずデフォルトは完成だ」
『全サーバーで初めて人工生物が作られました。
これにより、作成者にスキル〔魔導技師〕を付与。
また、今後魔導技師を入手した場合、作成成功した場合、デザインを決定することができます』
「おお、デザインを変えられるようになった…」
«女の子にするの?»
「いや、男だ。女だと戦闘って感じじゃないだろ?それに、気さくに接せる方が楽だし…んー、そうだな…短髪の赤髪にして…瞳は金色、肉体はどうするか…んー、戦闘するなら、筋肉は見た目でもあった方が分かりやすそう。
翼は…確か、天使の中で1番上の奴らは翼が3対6翼だったから…真ん中を金に、他を赤い翼にして…天輪はどうするか…んー、この色に合うとしたら…まぁ、金、か…折角だから天輪もデザインを作るか!
これでよし、それじゃあ…起動!」
《人工天使のプログラムを開始…製作者の記憶を確認中…完了。
これにより、性格を作成中…暫くお待ちください。
同時並行で、必須スキルを制作中…
同じく並行で核の起動を開始…
完了。
マスター、名前を決めてください》
「んー…じゃ、初めて作ったってことで…お前の名前は壱晴だ」
《…記録完了。これより、プログラムを起動します…完了。
主、よろしくな》
「おお…喋った」
《当たり前だろ?人工とは言え、生きた奴をモデルにしてんだから》
「起動に問題なし、あの天使とは違って自爆機能も付けてないから安全だな」
《で、主。俺は何をすれば良いんだ?》
「することが出来たら言うからそれまでは雑談相手だな」
《おおう…まぁ、そりゃあ良いが…まぁ、それが俺の役目ってんならそれで良いな!
じゃ、改めて、これからよろしくだ、主》
「おう。だが、主ってのはやめてくれ。話し相手にそう言われると気難しい」
《あ?だが…じゃあ、マスター?》
「う、うーん…」
《何が良いんだ?》
「まぁ、それでいいか…」
«天使なのに、天輪と天翼がないわね»
「ああ、それだ!しかし、どんな天使にするかが問題だな。ここまで作ったのは良いが、結局はデザイン性がないわけだし…」
«それに、これだと出来上がったとしても全裸よ?»
「まぁ、そこは追々作っていけば良いだろ。
とりあえず、デフォルトとして天翼と天輪を作ってみるか…」
«どうするの?»
「天翼の方は、前に見た時、機械みたいな感じだったが…取り敢えず、魔導結晶を3つ溶かして…これに、付与したいんだが…」
«あら、付与魔法なら私使えるわよ?»
「ほんとか!?だったら、この圧縮した魔導結晶に、吸収した力を翼の形に変換するのってできるか?」
«お易い御用よ。はい、できたわ。2つでいいのよね?»
「ああ。1個は天輪用だからな。
あとは、この溶かした魔導結晶とオリハルコンで天輪を作ったら…よし、とりあえずデフォルトは完成だ」
『全サーバーで初めて人工生物が作られました。
これにより、作成者にスキル〔魔導技師〕を付与。
また、今後魔導技師を入手した場合、作成成功した場合、デザインを決定することができます』
「おお、デザインを変えられるようになった…」
«女の子にするの?»
「いや、男だ。女だと戦闘って感じじゃないだろ?それに、気さくに接せる方が楽だし…んー、そうだな…短髪の赤髪にして…瞳は金色、肉体はどうするか…んー、戦闘するなら、筋肉は見た目でもあった方が分かりやすそう。
翼は…確か、天使の中で1番上の奴らは翼が3対6翼だったから…真ん中を金に、他を赤い翼にして…天輪はどうするか…んー、この色に合うとしたら…まぁ、金、か…折角だから天輪もデザインを作るか!
これでよし、それじゃあ…起動!」
《人工天使のプログラムを開始…製作者の記憶を確認中…完了。
これにより、性格を作成中…暫くお待ちください。
同時並行で、必須スキルを制作中…
同じく並行で核の起動を開始…
完了。
マスター、名前を決めてください》
「んー…じゃ、初めて作ったってことで…お前の名前は壱晴だ」
《…記録完了。これより、プログラムを起動します…完了。
主、よろしくな》
「おお…喋った」
《当たり前だろ?人工とは言え、生きた奴をモデルにしてんだから》
「起動に問題なし、あの天使とは違って自爆機能も付けてないから安全だな」
《で、主。俺は何をすれば良いんだ?》
「することが出来たら言うからそれまでは雑談相手だな」
《おおう…まぁ、そりゃあ良いが…まぁ、それが俺の役目ってんならそれで良いな!
じゃ、改めて、これからよろしくだ、主》
「おう。だが、主ってのはやめてくれ。話し相手にそう言われると気難しい」
《あ?だが…じゃあ、マスター?》
「う、うーん…」
《何が良いんだ?》
「まぁ、それでいいか…」
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