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森訓練1
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「これより森林での訓練を開始する」
隊員達の訓練が順調に進んでいったので今回は山の中で3日間生き延びる訓練だ、全員支給された型落ちの武器しか持っておらず後は全て現地で調達するというものだ。
「やり方は自由にしていいから3日後のこの時間にココに戻ってくるように」
森の中で過ごす訓練はユウキやラクネラが提案した物ではなく、元々兵士の訓練メニューとして存在している、詳細については各隊長の個性がでるようでそれぞれが記録に残っていたりする。
「それから我が隊は追加で任務を課す事にする」
それから森は国有地ではあるが野生動物や魔物が生息していたり、時期や範囲によっては盗賊や犯罪者などが潜伏していたりする事もある、隊長によってはそれらを必ず捕まえてこないと終了しないという物もあったそうだ。
「私が出す課題は3食きちんと食べる事、そこはちゃんと記録をとって終了時に提出する事、他はわりと自由にしてもいい、では始め」
ユウキが号令をすると隊員達がゆっくりと森の中に入っていく。
「あ……」
森の訓練をするにあたって食料の獲得方法などを教えるのを忘れていた、森の中には大きな川があるので水分に困る事はないので3日なら何とかなるだろう。
それでも食に困るのは個人的に嫌なので適当に森を巡回する事にした。
「どれどれ」
少し書類を片付けてからユウキも森に入る、全員ちゃんと敷地の範囲内にいるようだ、珍しい事に全員一か所に集まって河原でキャンプもどきをしていた。
「だよなぁ……」
森で訓練と言っても拠点を建築されてしまい大した訓練になっていない。
「それじゃあ脅威になりますか」
おそらくこの辺にいる魔物程度では脅威にはならないだろうしココはユウキが魔物に変身して襲撃してみる。
「正直拍子抜けしている」
ついに我が小隊も森の訓練が始まってしまった、他の隊員が話していた内容を構えていたが結果は3食を食べる事だそうでその程度なら河原で魚を獲って食べていれば問題ないし今回は楽に終わりそうだ、そう思って時が自分にもありました。
アーノイド隊長は自分達が温く過ごしている事を発見していきなり見たこともない魔物を繰り出して訓練の難易度を爆上げしてきた。
「でもさー、楽な方がいいじゃん隊長の訓練って正確に厳しいし倒れないギリギリだから本当に辛いんよね」
「わかります、確実に成長しているのは実感しておりますが、それでますます隊長が遠くに感じてしまいます」
「だよねー隊長て軍人じゃなくてギルドの人だからか余計に違う人って感じ」
「まぁあの強さなら軍属になってほしいですけどね」
「でもさーあの人って隣の国の王族とかなり仲が良いらしいよ」
「え、マジで?!」
「だって隊長に個人宛に隣の国の王族の封蝋が付いた封筒とか見たことあるし」
「あぁ、じゃあ上級官とかなれないじゃん」
「なんでなれないの?」
「そりゃあだって他の国の人と仲が良いだったらその外国の人に情報漏洩する可能性があるじゃん、その可能性があるだけで国としては重要なポジションに就けないじゃん」
「確かになぁ」
「別に規律に縛られて国民の手本になるような軍属にはならないけど?」
「うぉ!」
「隊長!」
「いつのまに!」
隊員達が楽しそうにユウキの事を話していたので割り込んでみた、仲間内で話して油断していたせいかユウキがゆっくりと接近しても気がつかなかったようだ。
隊員達の訓練が順調に進んでいったので今回は山の中で3日間生き延びる訓練だ、全員支給された型落ちの武器しか持っておらず後は全て現地で調達するというものだ。
「やり方は自由にしていいから3日後のこの時間にココに戻ってくるように」
森の中で過ごす訓練はユウキやラクネラが提案した物ではなく、元々兵士の訓練メニューとして存在している、詳細については各隊長の個性がでるようでそれぞれが記録に残っていたりする。
「それから我が隊は追加で任務を課す事にする」
それから森は国有地ではあるが野生動物や魔物が生息していたり、時期や範囲によっては盗賊や犯罪者などが潜伏していたりする事もある、隊長によってはそれらを必ず捕まえてこないと終了しないという物もあったそうだ。
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ユウキが号令をすると隊員達がゆっくりと森の中に入っていく。
「あ……」
森の訓練をするにあたって食料の獲得方法などを教えるのを忘れていた、森の中には大きな川があるので水分に困る事はないので3日なら何とかなるだろう。
それでも食に困るのは個人的に嫌なので適当に森を巡回する事にした。
「どれどれ」
少し書類を片付けてからユウキも森に入る、全員ちゃんと敷地の範囲内にいるようだ、珍しい事に全員一か所に集まって河原でキャンプもどきをしていた。
「だよなぁ……」
森で訓練と言っても拠点を建築されてしまい大した訓練になっていない。
「それじゃあ脅威になりますか」
おそらくこの辺にいる魔物程度では脅威にはならないだろうしココはユウキが魔物に変身して襲撃してみる。
「正直拍子抜けしている」
ついに我が小隊も森の訓練が始まってしまった、他の隊員が話していた内容を構えていたが結果は3食を食べる事だそうでその程度なら河原で魚を獲って食べていれば問題ないし今回は楽に終わりそうだ、そう思って時が自分にもありました。
アーノイド隊長は自分達が温く過ごしている事を発見していきなり見たこともない魔物を繰り出して訓練の難易度を爆上げしてきた。
「でもさー、楽な方がいいじゃん隊長の訓練って正確に厳しいし倒れないギリギリだから本当に辛いんよね」
「わかります、確実に成長しているのは実感しておりますが、それでますます隊長が遠くに感じてしまいます」
「だよねー隊長て軍人じゃなくてギルドの人だからか余計に違う人って感じ」
「まぁあの強さなら軍属になってほしいですけどね」
「でもさーあの人って隣の国の王族とかなり仲が良いらしいよ」
「え、マジで?!」
「だって隊長に個人宛に隣の国の王族の封蝋が付いた封筒とか見たことあるし」
「あぁ、じゃあ上級官とかなれないじゃん」
「なんでなれないの?」
「そりゃあだって他の国の人と仲が良いだったらその外国の人に情報漏洩する可能性があるじゃん、その可能性があるだけで国としては重要なポジションに就けないじゃん」
「確かになぁ」
「別に規律に縛られて国民の手本になるような軍属にはならないけど?」
「うぉ!」
「隊長!」
「いつのまに!」
隊員達が楽しそうにユウキの事を話していたので割り込んでみた、仲間内で話して油断していたせいかユウキがゆっくりと接近しても気がつかなかったようだ。
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