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初めての食事(人)
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いつもと違った可愛らしいの声で質問すると驚いたようにのけ反ろうとするが体が動かせない。
「とりあえず状況は分かったから後はゆっくりしててな、動かさないけどね」
力なく倒れるとフードが外れてユウキと同じ年頃の十代くらい少女の顔が現れる。
「こういうのはどこも一緒かな、あとで姫様に言っておこう」
今はとりあえず夜も遅いので動けなくした少女を部屋にあるソファに運んでユウキはベットでゆっくり寝ることにした。
翌日……、目を覚ましてからソファの方を見てみるとこちらを睨みつけている少女がいる、一晩中起きていたようで目の下に大きなクマができている。
「残念だけど私はそこまで優しくないよ、誰にも優しくされた事ないからね」
動けなくなった少女をゆっくりと近づいて手を握る、そのままゆっくりと同化していく、少女は自分がゆっくりとなくなっていることに抵抗しようとするが動けずに顔だけがどんどんと青くなっていく。
「人って食べてみたけどこんな感じなんだな……あ、証拠いるじゃん」
少女を8割ほど取り込んだ所で、この少女を差し出して被害を訴える必要があるので体を再構成する。
「あぁ、ぁあぁああぁ」
一応元に戻ったものの、精神はダメだったようだ。
「残念」
「うぐ、あああ……、こうなるのね……」
再構成した少女の首をつかみ主導権を奪う、少女の精神は恐怖で壊れてしまったようだ、仕方がないので自分の記憶の一部を入れて性格の修正しておく、前世のユウキがやっていたので自分もやってみた。
「どんな感じ?」
「あー孤児で特に背景なし、本当に捨て駒だね、いなくなっても困る人はいない、強いて言うならコレに魔法とか教えた経費が無駄になったくらいだね」
「そうかじゃあコレで姫様に抗議に行こう」
「で?」
「いや、でって参加者が襲撃されたんですけど、下手したら殺されていたんですけど……」
「あなたなら問題なく対処できるでしょう?」
「いや、まぁ対処して報告に来たけど……」
「それについてもウチの国民みたいだけどあなたに差し上げる、不審者討伐の報酬よ」
「えぇぇ……」
つれてき少女を報酬と言われてこの国の事が心配になった。
「じゃあ食べても?」
「あなたの物だもの、かまわないわ」
「それじゃあ」
捕まえた少女を背部を回して姫様に見えないようにして吸収していった。
「体調に影響しないの、それ?」
「普通に食事と変わらない感じです」
「だからあんなに食べるのねぇ……」
「食べる量に上限がないみたいなのでいくらでもいけますよ」
「……いつかこの世のすべてを平らげるんじゃないの?」
「この世界の質量は変わらないので大丈夫じゃないですか?」
「なにそれ?」
「物事の総量は絶対に変わらないっていうこの世の仕組みだっかと」
「へーそんなものがあるのね」
「そもそも私は世界を食い尽くす気なんて無いんですが……」
「あなたは無くてもそうなる可能性があるのよ」
「気を付けます」
「とりあえず状況は分かったから後はゆっくりしててな、動かさないけどね」
力なく倒れるとフードが外れてユウキと同じ年頃の十代くらい少女の顔が現れる。
「こういうのはどこも一緒かな、あとで姫様に言っておこう」
今はとりあえず夜も遅いので動けなくした少女を部屋にあるソファに運んでユウキはベットでゆっくり寝ることにした。
翌日……、目を覚ましてからソファの方を見てみるとこちらを睨みつけている少女がいる、一晩中起きていたようで目の下に大きなクマができている。
「残念だけど私はそこまで優しくないよ、誰にも優しくされた事ないからね」
動けなくなった少女をゆっくりと近づいて手を握る、そのままゆっくりと同化していく、少女は自分がゆっくりとなくなっていることに抵抗しようとするが動けずに顔だけがどんどんと青くなっていく。
「人って食べてみたけどこんな感じなんだな……あ、証拠いるじゃん」
少女を8割ほど取り込んだ所で、この少女を差し出して被害を訴える必要があるので体を再構成する。
「あぁ、ぁあぁああぁ」
一応元に戻ったものの、精神はダメだったようだ。
「残念」
「うぐ、あああ……、こうなるのね……」
再構成した少女の首をつかみ主導権を奪う、少女の精神は恐怖で壊れてしまったようだ、仕方がないので自分の記憶の一部を入れて性格の修正しておく、前世のユウキがやっていたので自分もやってみた。
「どんな感じ?」
「あー孤児で特に背景なし、本当に捨て駒だね、いなくなっても困る人はいない、強いて言うならコレに魔法とか教えた経費が無駄になったくらいだね」
「そうかじゃあコレで姫様に抗議に行こう」
「で?」
「いや、でって参加者が襲撃されたんですけど、下手したら殺されていたんですけど……」
「あなたなら問題なく対処できるでしょう?」
「いや、まぁ対処して報告に来たけど……」
「それについてもウチの国民みたいだけどあなたに差し上げる、不審者討伐の報酬よ」
「えぇぇ……」
つれてき少女を報酬と言われてこの国の事が心配になった。
「じゃあ食べても?」
「あなたの物だもの、かまわないわ」
「それじゃあ」
捕まえた少女を背部を回して姫様に見えないようにして吸収していった。
「体調に影響しないの、それ?」
「普通に食事と変わらない感じです」
「だからあんなに食べるのねぇ……」
「食べる量に上限がないみたいなのでいくらでもいけますよ」
「……いつかこの世のすべてを平らげるんじゃないの?」
「この世界の質量は変わらないので大丈夫じゃないですか?」
「なにそれ?」
「物事の総量は絶対に変わらないっていうこの世の仕組みだっかと」
「へーそんなものがあるのね」
「そもそも私は世界を食い尽くす気なんて無いんですが……」
「あなたは無くてもそうなる可能性があるのよ」
「気を付けます」
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