125 / 244
適当に出かけてみた
しおりを挟む
「ところでどこ行こうか?」
街の門から出て暫く進み、突然思い出したように呟く。
「え、お母さん決めてなかったの?」
「うん、勢いで出てきたからね」
「だから荷物が少なかったんだ」
現在ユウキ達が持っている荷物は常備している遠出用の着替えなどが入ったリュックをそれぞれ持っているだけである。
「でもお金ならそこそこあるから現地調達で良いんじゃないかな」
「それでもいいかもね」
「ちなみに今回の言いだしっぺはレティさんだから割と期間は長めでも問題ないんだなぁ」
「やった、じゃあいっぱい買い物しよう」
「一応仕事だから何か成果を提出しないといけないんだよ」
「わかってまーす」
「ていうか本当にどこに行こう……」
「このまま真っ直ぐ行くと港街につくけど?」
「じゃあそのまま適当に船に乗ろう、それでそこで何かしよう」
「何かって?」
「到着して決める感じで」
「計画性……」
「そんなモン今回は特に無いよ」
「だよねー」
道中は特に障害もなくあっさりと港街に到着した。
「ここに来るのは久しぶりだねー、潮のいい匂いだよ」
「私は結構苦手かも」
マキナは淡水の龍なので海水では泳げなかったりするため海はあまり得意ではない。
「じゃあ帰る?」
「いく」
それで親と行く事の方が大事なようだ。
「まずはご飯だね」
「ごはんー」
少女が2人だけで行くと何かと面倒な事が起こるので2人とも大人の姿になってから街に入る。
街に入るには身分証明が必要で入国手続きのように厳しい、というのも港街で外国からも人がくるので港では捌ききれず、街の出入り口で審査をしている、そのため街全体が大きな壁に囲まれている。
もっともユウキ達はギルドのSランク証明書があるので簡単に短時間で出入りできる。
街の中は常に活気があり時折怒号が飛び交う、積荷の積み下ろしがそこそこ稼げるらしく国外からも出稼ぎに来ている人も多い。
ここに住んでいる人は結束力が強いらしく、治安もいいので夜遅くでなければ女性が1人で歩いていても問題が起こりにくい、また飲食店の激戦区でもあるらしく美味しくなかったり店員の対応が最悪だと一気に客足が遠のくで、軽装の人がゆっくりしていればハズレなく無難な店という事らしい……、街の入り口でmらったパンフレットにそう記載されていた。
とりあえずパンフレットに従い適当に店を選んで見ると割とおいしく値段も安く満足できた。
「よし、食べ終わったし、目的地を決めよう」
「はーい」
食事も終わり、適当に港に向かい国外に向かう船で一番早い船に乗ることにした、目的地はあえて調べていないが乗り換えなしで危険地帯に行くことは無いだろう。
街の門から出て暫く進み、突然思い出したように呟く。
「え、お母さん決めてなかったの?」
「うん、勢いで出てきたからね」
「だから荷物が少なかったんだ」
現在ユウキ達が持っている荷物は常備している遠出用の着替えなどが入ったリュックをそれぞれ持っているだけである。
「でもお金ならそこそこあるから現地調達で良いんじゃないかな」
「それでもいいかもね」
「ちなみに今回の言いだしっぺはレティさんだから割と期間は長めでも問題ないんだなぁ」
「やった、じゃあいっぱい買い物しよう」
「一応仕事だから何か成果を提出しないといけないんだよ」
「わかってまーす」
「ていうか本当にどこに行こう……」
「このまま真っ直ぐ行くと港街につくけど?」
「じゃあそのまま適当に船に乗ろう、それでそこで何かしよう」
「何かって?」
「到着して決める感じで」
「計画性……」
「そんなモン今回は特に無いよ」
「だよねー」
道中は特に障害もなくあっさりと港街に到着した。
「ここに来るのは久しぶりだねー、潮のいい匂いだよ」
「私は結構苦手かも」
マキナは淡水の龍なので海水では泳げなかったりするため海はあまり得意ではない。
「じゃあ帰る?」
「いく」
それで親と行く事の方が大事なようだ。
「まずはご飯だね」
「ごはんー」
少女が2人だけで行くと何かと面倒な事が起こるので2人とも大人の姿になってから街に入る。
街に入るには身分証明が必要で入国手続きのように厳しい、というのも港街で外国からも人がくるので港では捌ききれず、街の出入り口で審査をしている、そのため街全体が大きな壁に囲まれている。
もっともユウキ達はギルドのSランク証明書があるので簡単に短時間で出入りできる。
街の中は常に活気があり時折怒号が飛び交う、積荷の積み下ろしがそこそこ稼げるらしく国外からも出稼ぎに来ている人も多い。
ここに住んでいる人は結束力が強いらしく、治安もいいので夜遅くでなければ女性が1人で歩いていても問題が起こりにくい、また飲食店の激戦区でもあるらしく美味しくなかったり店員の対応が最悪だと一気に客足が遠のくで、軽装の人がゆっくりしていればハズレなく無難な店という事らしい……、街の入り口でmらったパンフレットにそう記載されていた。
とりあえずパンフレットに従い適当に店を選んで見ると割とおいしく値段も安く満足できた。
「よし、食べ終わったし、目的地を決めよう」
「はーい」
食事も終わり、適当に港に向かい国外に向かう船で一番早い船に乗ることにした、目的地はあえて調べていないが乗り換えなしで危険地帯に行くことは無いだろう。
0
お気に入りに追加
66
あなたにおすすめの小説
憧れのスローライフを異世界で?
さくらもち
ファンタジー
アラフォー独身女子 雪菜は最近ではネット小説しか楽しみが無い寂しく会社と自宅を往復するだけの生活をしていたが、仕事中に突然目眩がして気がつくと転生したようで幼女だった。
日々成長しつつネット小説テンプレキターと転生先でのんびりスローライフをするための地盤堅めに邁進する。
伯爵家の次男に転生しましたが、10歳で当主になってしまいました
竹桜
ファンタジー
自動運転の試験車両に轢かれて、死んでしまった主人公は異世界のランガン伯爵家の次男に転生した。
転生後の生活は順調そのものだった。
だが、プライドだけ高い兄が愚かな行為をしてしまった。
その結果、主人公の両親は当主の座を追われ、主人公が10歳で当主になってしまった。
これは10歳で当主になってしまった者の物語だ。
魔力∞を魔力0と勘違いされて追放されました
紗南
ファンタジー
異世界に神の加護をもらって転生した。5歳で前世の記憶を取り戻して洗礼をしたら魔力が∞と記載されてた。異世界にはない記号のためか魔力0と判断され公爵家を追放される。
国2つ跨いだところで冒険者登録して成り上がっていくお話です
更新は1週間に1度くらいのペースになります。
何度か確認はしてますが誤字脱字があるかと思います。
自己満足作品ですので技量は全くありません。その辺り覚悟してお読みくださいm(*_ _)m
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
気がついたら異世界に転生していた。
みみっく
ファンタジー
社畜として会社に愛されこき使われ日々のストレスとムリが原因で深夜の休憩中に死んでしまい。
気がついたら異世界に転生していた。
普通に愛情を受けて育てられ、普通に育ち屋敷を抜け出して子供達が集まる広場へ遊びに行くと自分の異常な身体能力に気が付き始めた・・・
冒険がメインでは無く、冒険とほのぼのとした感じの日常と恋愛を書いていけたらと思って書いています。
戦闘もありますが少しだけです。
私の代わりが見つかったから契約破棄ですか……その代わりの人……私の勘が正しければ……結界詐欺師ですよ
Ryo-k
ファンタジー
「リリーナ! 貴様との契約を破棄する!」
結界魔術師リリーナにそう仰るのは、ライオネル・ウォルツ侯爵。
「彼女は結界魔術師1級を所持している。だから貴様はもう不要だ」
とシュナ・ファールと名乗る別の女性を部屋に呼んで宣言する。
リリーナは結界魔術師2級を所持している。
ライオネルの言葉が本当なら確かにすごいことだ。
……本当なら……ね。
※完結まで執筆済み
私がいなくなった部屋を見て、あなた様はその心に何を思われるのでしょうね…?
新野乃花(大舟)
恋愛
貴族であるファーラ伯爵との婚約を結んでいたセイラ。しかし伯爵はセイラの事をほったらかしにして、幼馴染であるレリアの方にばかり愛情をかけていた。それは溺愛と呼んでもいいほどのもので、そんな行動の果てにファーラ伯爵は婚約破棄まで持ち出してしまう。しかしそれと時を同じくして、セイラはその姿を伯爵の前からこつぜんと消してしまう。弱気なセイラが自分に逆らう事など絶対に無いと思い上がっていた伯爵は、誰もいなくなってしまったセイラの部屋を見て…。
※カクヨム、小説家になろうにも投稿しています!
あの、神様、普通の家庭に転生させてって言いましたよね?なんか、森にいるんですけど.......。
▽空
ファンタジー
テンプレのトラックバーンで転生したよ......
どうしようΣ( ̄□ ̄;)
とりあえず、今世を楽しんでやる~!!!!!!!!!
R指定は念のためです。
マイペースに更新していきます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる