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昔の未来

この世界の転生者

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「そういえばこの世界の転生者はどこにいるんだろう?」
この世界の転生者を会えば何とかなるはずなのでまずは転生者を探そうと思ったが。
「元凶を叩けば解決するから別に今回は転生者に会う必要はないですよー」
サヨがやる気の無さそうに答える。
「あれ、やる気無さそうだけど…?」
「神様の加護が消えてなんだかやる気が削がれてきた…」
両手を前にして全身の力を少し前かがみになる。
「あ~お布団かぶりたい」
家に帰りたいを通り越してお布団にかぶりたいと言い出した、確かに気持ちは分からなくもないが仕事が始まったばかりでこれは無いと思う。

「市民コード ヲ 提示シテ下サイ」
市内を歩いていると四角が3つくっついたようなロボットがいきなり何か提示するように要求してきた。
「ああ、すまない家に忘れてしまったようだ」
「カシコマリマシタ 顔 ヲ 記録シマシタノデ  次ハ 気ヲ付ケテ 下サイ」
「ありがとねー」
手を振ってロボットを見送る、苦し紛れで誤魔化してみたがまさか通じるとは思っていなかった。


「夕方のニュースです、最近発生し問題となっているサイボーグ軍団の進行に関しまして…」
ニュースが始まると賑やかな街並みが一気に沈黙し、大きなモニターから放送されるニュースにくらいついている。
内容はサイボーグ軍団なるものが突如発生し人類に対して反乱を起こしているらしい、しかし軍がそれを撃退し暫くは襲撃がないだろうとの報告で周囲の人たちは安堵していた。

この世界でも争い事があるらしい、いや平和だとそもそもその世界に行くことはないか…。
とりあえずあのサイボーグ軍団を壊滅等をさせればいいのだろうか、というかこの世界でのサイボーグの定義は何だろう、前世でもサイボーグについては作品毎に改造人間から全身機械までさまざまな設定があり結構曖昧である。

もしかしなくてもこの世界の事をそれなり調べないといけない感じなのか…。

調べものが出来ないかと街を散策していると、24時間使える図書館があり、そこでなら調べものとついでに夜を過ごせそうだ。
この世界の図書館では本を簡単に探しだす事ができるがデータ化されていなかった、この世界では紙媒体が完全に現役らしい、雑誌も紙媒体で数多く出ていた。
調べた結果、この世界のサイボークとは機械のみ構成され人の姿をしたロボットだと説明されていた。
というか結局僕はこの世界で何をすればいいのだろう、結局壊滅させればいいのか…、やはり転生者と会わないと解決しそうにない。
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