27 / 425
掴んだ胃袋は離してもどこまでも追いかけてくる
とりあえず麺液が解決してくれる
しおりを挟む
「それを受けとってしまうとそれに依存してしまうからね、君たちもそれが無くなった時に慣れておいた方がいいよ」
「確かにそうっすね…、じゃあコレどうしましょ」
とりあえずとぼけてみる、これくらいなら無くしたところで大した事はない。
「手段とすればそれを売って装備を整えるとかかな、醤油は解らないけど塩なら売れるはずだよ、この村にも一応備蓄の塩はあるけどそれみたいに真っ白な物はないよ、までも高く売れるは知らないけどね」
そういえば異世界転生モノでこっちの塩とか砂糖とか高く売れている描写がいくつかあったような、そう思いながらスープに醤油を入れて飲んでみるとけっこうおいしかった。
「あ、お醤油入れたら結構おいしい」
サヨもいつの間にか醤油を使っていた。
「うん、まぁ、提案だから別に使うなとは言ってないけど、早速使われるとは…」
「おいしい物には勝てなかったよ…」
「その気持ちは解るよ」
声がちょっと怒ってた、この場合は何が正解だろう、謝って醤油をしまうべきかそれとも醤油を差し出せばいいのか…、とりあえず醤油をしまい残りを一気に飲み干す。
「ごちそうさでした」
手をアイサツする、アイサツは大切。
「ごちそうさまです」
サヨも続いて飲み込みアイサツする。
「そういえば君たちはこの後どうするのかな?」
「この後?」
何も考えてなかった…、サヨの方を見るとサヨもこちらを見ていた。
「兎に角今は考えてないです、とりあえず今晩は泊めていただけませんか?」
「これも同じ故郷をもつ同士だ、今晩は泊まっていくといい、もしこの村に住むというなら役割が与えられるんじゃないかな、ちなみに僕は晩御飯係りと、野草の採取さ」
この村に残ってしまうと永住してしまう可能性がありそうだ。
「自分達は明日に旅に出ようと思います」
「そうか…」
この世界に日没後は火の明かりしかなく娯楽も基本的に無いためもう寝る事になる。
日没後すぐに寝る事になったので太陽が昇る前に目が覚めた。
サヨにガッツリと抱き着かれ、身動きがとれない。
「おはよう」
「……や」
朝の挨拶を無視された事はあるが、断られたのは初めてかもしれない。
「おきようね」
唇を尖らせていたので、起きるためにキスしておく、サヨが拘束している力が緩む、その隙に抜け出し立ち上がる。
部屋が別で良かった、こんな光景を見せる訳にはいかない、前世の自分でも殺意が沸きかねない光景だ。
立ち上がって伸びをしたタイミングで部屋の扉がノックされる。
「日没に寝てたハズだからもう起きてるか?」
「はい、2人とも起きてます」
「そうか、朝食まで少しまってくれ」
「はーい、ありがとうございます」
少しまつとパンと昨日のスープを持ってきてくれた、薄味を我慢して飲み込む、サヨも自分が使っていないため、サヨも醤油を使わずに食べきった、特に辛そうな感じはなかった。
「じゃあ、少しここを片づけたら行きますね」
「ああ」
とくに汚した訳ではないので、すぐに終わり直ぐに行くことになった。
「おせわになりました」
「あぁ、こまったらいつでも帰ってこいよ」
この村は自分の故郷になったらしい、自分がこの世界に来た目的を考えると安易に返事ができない。
ひとまずこの村が見えなくなるまで移動する、とりあえず川を目指しそこを拠点にする。
「今のまあだったら問題なさそうだけなぁ…」
「そうだね、チートとかも無いみたいだし」
川には比較的早くに到着したのでなるべく隠れらるられるように設置する。
「そういえば光学迷彩とかない?」
「そこまで万能じゃないよぉ」
ごめんごめんと頭をなでる、多分許された。
「確かにそうっすね…、じゃあコレどうしましょ」
とりあえずとぼけてみる、これくらいなら無くしたところで大した事はない。
「手段とすればそれを売って装備を整えるとかかな、醤油は解らないけど塩なら売れるはずだよ、この村にも一応備蓄の塩はあるけどそれみたいに真っ白な物はないよ、までも高く売れるは知らないけどね」
そういえば異世界転生モノでこっちの塩とか砂糖とか高く売れている描写がいくつかあったような、そう思いながらスープに醤油を入れて飲んでみるとけっこうおいしかった。
「あ、お醤油入れたら結構おいしい」
サヨもいつの間にか醤油を使っていた。
「うん、まぁ、提案だから別に使うなとは言ってないけど、早速使われるとは…」
「おいしい物には勝てなかったよ…」
「その気持ちは解るよ」
声がちょっと怒ってた、この場合は何が正解だろう、謝って醤油をしまうべきかそれとも醤油を差し出せばいいのか…、とりあえず醤油をしまい残りを一気に飲み干す。
「ごちそうさでした」
手をアイサツする、アイサツは大切。
「ごちそうさまです」
サヨも続いて飲み込みアイサツする。
「そういえば君たちはこの後どうするのかな?」
「この後?」
何も考えてなかった…、サヨの方を見るとサヨもこちらを見ていた。
「兎に角今は考えてないです、とりあえず今晩は泊めていただけませんか?」
「これも同じ故郷をもつ同士だ、今晩は泊まっていくといい、もしこの村に住むというなら役割が与えられるんじゃないかな、ちなみに僕は晩御飯係りと、野草の採取さ」
この村に残ってしまうと永住してしまう可能性がありそうだ。
「自分達は明日に旅に出ようと思います」
「そうか…」
この世界に日没後は火の明かりしかなく娯楽も基本的に無いためもう寝る事になる。
日没後すぐに寝る事になったので太陽が昇る前に目が覚めた。
サヨにガッツリと抱き着かれ、身動きがとれない。
「おはよう」
「……や」
朝の挨拶を無視された事はあるが、断られたのは初めてかもしれない。
「おきようね」
唇を尖らせていたので、起きるためにキスしておく、サヨが拘束している力が緩む、その隙に抜け出し立ち上がる。
部屋が別で良かった、こんな光景を見せる訳にはいかない、前世の自分でも殺意が沸きかねない光景だ。
立ち上がって伸びをしたタイミングで部屋の扉がノックされる。
「日没に寝てたハズだからもう起きてるか?」
「はい、2人とも起きてます」
「そうか、朝食まで少しまってくれ」
「はーい、ありがとうございます」
少しまつとパンと昨日のスープを持ってきてくれた、薄味を我慢して飲み込む、サヨも自分が使っていないため、サヨも醤油を使わずに食べきった、特に辛そうな感じはなかった。
「じゃあ、少しここを片づけたら行きますね」
「ああ」
とくに汚した訳ではないので、すぐに終わり直ぐに行くことになった。
「おせわになりました」
「あぁ、こまったらいつでも帰ってこいよ」
この村は自分の故郷になったらしい、自分がこの世界に来た目的を考えると安易に返事ができない。
ひとまずこの村が見えなくなるまで移動する、とりあえず川を目指しそこを拠点にする。
「今のまあだったら問題なさそうだけなぁ…」
「そうだね、チートとかも無いみたいだし」
川には比較的早くに到着したのでなるべく隠れらるられるように設置する。
「そういえば光学迷彩とかない?」
「そこまで万能じゃないよぉ」
ごめんごめんと頭をなでる、多分許された。
0
お気に入りに追加
139
あなたにおすすめの小説
とある元令嬢の選択
こうじ
ファンタジー
アメリアは1年前まで公爵令嬢であり王太子の婚約者だった。しかし、ある日を境に一変した。今の彼女は小さな村で暮らすただの平民だ。そして、それは彼女が自ら下した選択であり結果だった。彼女は言う『今が1番幸せ』だ、と。何故貴族としての幸せよりも平民としての暮らしを決断したのか。そこには彼女しかわからない悩みがあった……。
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
あの、神様、普通の家庭に転生させてって言いましたよね?なんか、森にいるんですけど.......。
▽空
ファンタジー
テンプレのトラックバーンで転生したよ......
どうしようΣ( ̄□ ̄;)
とりあえず、今世を楽しんでやる~!!!!!!!!!
R指定は念のためです。
マイペースに更新していきます。
魔力∞を魔力0と勘違いされて追放されました
紗南
ファンタジー
異世界に神の加護をもらって転生した。5歳で前世の記憶を取り戻して洗礼をしたら魔力が∞と記載されてた。異世界にはない記号のためか魔力0と判断され公爵家を追放される。
国2つ跨いだところで冒険者登録して成り上がっていくお話です
更新は1週間に1度くらいのペースになります。
何度か確認はしてますが誤字脱字があるかと思います。
自己満足作品ですので技量は全くありません。その辺り覚悟してお読みくださいm(*_ _)m
収納持ちのコレクターは、仲間と幸せに暮らしたい。~スキルがなくて追放された自称「か弱い女の子」の元辺境伯令嬢。実は無自覚チートで世界最強⁉~
SHEILA
ファンタジー
生まれた時から、両親に嫌われていた。
物心ついた時には、毎日両親から暴力を受けていた。
4年後に生まれた妹は、生まれた時から、両親に可愛がられた。
そして、物心ついた妹からも、虐めや暴力を受けるようになった。
現代日本では考えられないような環境で育った私は、ある日妹に殺され、<選択の間>に呼ばれた。
異世界の創造神に、地球の輪廻の輪に戻るか異世界に転生するかを選べると言われ、迷わず転生することを選んだ。
けれど、転生先でも両親に愛されることはなくて……
お読みいただきありがとうございます。
のんびり不定期更新です。
お前じゃないと、追い出されたが最強に成りました。ざまぁ~見ろ(笑)
いくみ
ファンタジー
お前じゃないと、追い出されたので楽しく復讐させて貰いますね。実は転生者で今世紀では貴族出身、前世の記憶が在る、今まで能力を隠して居たがもう我慢しなくて良いな、開き直った男が楽しくパーティーメンバーに復讐していく物語。
---------
掲載は不定期になります。
追記
「ざまぁ」までがかなり時間が掛かります。
お知らせ
カクヨム様でも掲載中です。
魔境に捨てられたけどめげずに生きていきます
ツバキ
ファンタジー
貴族の子供として産まれた主人公、五歳の時の魔力属性検査で魔力属性が無属性だと判明したそれを知った父親は主人公を魔境へ捨ててしまう
どんどん更新していきます。
ちょっと、恨み描写などがあるので、R15にしました。
【本編完結】さようなら、そしてどうかお幸せに ~彼女の選んだ決断
Hinaki
ファンタジー
16歳の侯爵令嬢エルネスティーネには結婚目前に控えた婚約者がいる。
23歳の公爵家当主ジークヴァルト。
年上の婚約者には気付けば幼いエルネスティーネよりも年齢も近く、彼女よりも女性らしい色香を纏った女友達が常にジークヴァルトの傍にいた。
ただの女友達だと彼は言う。
だが偶然エルネスティーネは知ってしまった。
彼らが友人ではなく想い合う関係である事を……。
また政略目的で結ばれたエルネスティーネを疎ましく思っていると、ジークヴァルトは恋人へ告げていた。
エルネスティーネとジークヴァルトの婚姻は王命。
覆す事は出来ない。
溝が深まりつつも結婚二日前に侯爵邸へ呼び出されたエルネスティーネ。
そこで彼女は彼の私室……寝室より聞こえてくるのは悍ましい獣にも似た二人の声。
二人がいた場所は二日後には夫婦となるであろうエルネスティーネとジークヴァルトの為の寝室。
これ見よがしに少し開け放たれた扉より垣間見える寝台で絡み合う二人の姿と勝ち誇る彼女の艶笑。
エルネスティーネは限界だった。
一晩悩んだ結果彼女の選んだ道は翌日愛するジークヴァルトへ晴れやかな笑顔で挨拶すると共にバルコニーより身を投げる事。
初めて愛した男を憎らしく思う以上に彼を心から愛していた。
だから愛する男の前で死を選ぶ。
永遠に私を忘れないで、でも愛する貴方には幸せになって欲しい。
矛盾した想いを抱え彼女は今――――。
長い間スランプ状態でしたが自分の中の性と生、人間と神、ずっと前からもやもやしていたものが一応の答えを導き出し、この物語を始める事にしました。
センシティブな所へ触れるかもしれません。
これはあくまで私の考え、思想なのでそこの所はどうかご容赦して下さいませ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる