15 / 425
不思議な動力で一気にSFに
争いの無い世界を僕たちは知らない
しおりを挟む
「とにかく時間がないわ、いそいでここから離れましょう」
「え、これ置いていくの?!」
「そんな訳ないでしょ、でもギリギリかも…」
彼女がロボットの横腹の付近で何かをしながら答える。
「サヨってこういうの直せたりする?」
「うーん…無理かも、そもそも知識はあっても経験ないし、そもそも規格とか違ったらもうお手上げ」
「何とか応急処置が出来たから、あんたたちはとりあえず手にのって」
ロボットが起き上がり手を差し出す、2人で手に捕まる。
「結構重いのね…、いそぐからしっかり捕まっててよ」
いつの間にか彼女はロボットに乗り込んでいたのだろうか、ロボットがゆっくりと立ち上がりなるべく音を立てないように歩き出し、近くにの岩場に身を寄せる。
「…あれ、移動しないの?」
「いったんステルスモードでやり過ごしてから救援をよんで助けてもらうのよ」
「え、じゃあ僕らを手に乗せた意味なくね?」
「最初はつれて行こうとしたけど、持ちそうに無かったのよ!」
若干上ずった声で反論する、ちょっと可愛いと思ってしまった。
話している内にプロペラが回転する音が近ずいてきた。
「とにかく、あいつらは遠くに逃げた勘違いするかも知れないから、ここで息を潜めてやり過ごすわよ」
「うっす」
適当に返事をすると彼女に変な顔をされたが気にしないでおこう。
つい先ほどまでロボットがあった場所で人ほどが暫くうろうろしてた。
「ほらぁ、逃げられたじゃないですかぁ!」
あまり動いていない若い人が隊長に抗議していた。
「うるせい、そもそもあの機体の鹵獲と見せしめは今回の任務じゃねぇだろ、ったくもともと哨戒任務だろうが…」
「え、そうなんですか?!」
「当たり前だ、3機と新人でそんな任務が任されるか、末期か!」
「でも僕らは主席です!」
「そんな物が入隊してから通用するかぁ!」
隊長の叫びが響く。
その後、20分ほど捜索していたが、体調が部下を殴ったあと撤退していった。
「なんとか行ったみたいね、もう5分だけ様子見して何も無かったら、救難よんでコイツの修理よ、あなたは手伝ってもらうわ、多少の心得はあるんでしょ?」
「え、でも…」
興味はあるが失敗したらどうしよういう戸惑いがあるようだ。
「やってみなよ」
「はい!」
軽い気持ちで押してみたら即答された。
「…じゃあとりあえず簡単な所から…」
「…なるほど」
最初は慎重に作業していたが段々と速度が上がっていった、それに合わせて顔色が段々と悪くなっていった。
「ちょっと、大丈夫?!」
「大丈夫…ですどこからか沸き起こる知識が気持ち悪くて…でも今の作業も楽しいからやめたくない…」
「いや、さすがに休んだほうが…」
「わかりました」
好感度がカンストしているだけあって即答してくれたがサヨを心配していた彼女がなんとも言えない顔をしていた。
サヨが作業を止めて自分の元に戻り、持たれるようにして眠りだした。
「ずいぶん懐かれているのね…」
若干睨んでいるような視線が痛い。
「嫁だからな」
そう言ってサヨの頭をなでると、掴まれる手の力が強くなる。
「起きてるな」
その言葉には反応せず、寝息を立てていた。
「…まぁいいわ、一応結構治ってるし、後は私がやっておくわ」
「たのんます」
「え、これ置いていくの?!」
「そんな訳ないでしょ、でもギリギリかも…」
彼女がロボットの横腹の付近で何かをしながら答える。
「サヨってこういうの直せたりする?」
「うーん…無理かも、そもそも知識はあっても経験ないし、そもそも規格とか違ったらもうお手上げ」
「何とか応急処置が出来たから、あんたたちはとりあえず手にのって」
ロボットが起き上がり手を差し出す、2人で手に捕まる。
「結構重いのね…、いそぐからしっかり捕まっててよ」
いつの間にか彼女はロボットに乗り込んでいたのだろうか、ロボットがゆっくりと立ち上がりなるべく音を立てないように歩き出し、近くにの岩場に身を寄せる。
「…あれ、移動しないの?」
「いったんステルスモードでやり過ごしてから救援をよんで助けてもらうのよ」
「え、じゃあ僕らを手に乗せた意味なくね?」
「最初はつれて行こうとしたけど、持ちそうに無かったのよ!」
若干上ずった声で反論する、ちょっと可愛いと思ってしまった。
話している内にプロペラが回転する音が近ずいてきた。
「とにかく、あいつらは遠くに逃げた勘違いするかも知れないから、ここで息を潜めてやり過ごすわよ」
「うっす」
適当に返事をすると彼女に変な顔をされたが気にしないでおこう。
つい先ほどまでロボットがあった場所で人ほどが暫くうろうろしてた。
「ほらぁ、逃げられたじゃないですかぁ!」
あまり動いていない若い人が隊長に抗議していた。
「うるせい、そもそもあの機体の鹵獲と見せしめは今回の任務じゃねぇだろ、ったくもともと哨戒任務だろうが…」
「え、そうなんですか?!」
「当たり前だ、3機と新人でそんな任務が任されるか、末期か!」
「でも僕らは主席です!」
「そんな物が入隊してから通用するかぁ!」
隊長の叫びが響く。
その後、20分ほど捜索していたが、体調が部下を殴ったあと撤退していった。
「なんとか行ったみたいね、もう5分だけ様子見して何も無かったら、救難よんでコイツの修理よ、あなたは手伝ってもらうわ、多少の心得はあるんでしょ?」
「え、でも…」
興味はあるが失敗したらどうしよういう戸惑いがあるようだ。
「やってみなよ」
「はい!」
軽い気持ちで押してみたら即答された。
「…じゃあとりあえず簡単な所から…」
「…なるほど」
最初は慎重に作業していたが段々と速度が上がっていった、それに合わせて顔色が段々と悪くなっていった。
「ちょっと、大丈夫?!」
「大丈夫…ですどこからか沸き起こる知識が気持ち悪くて…でも今の作業も楽しいからやめたくない…」
「いや、さすがに休んだほうが…」
「わかりました」
好感度がカンストしているだけあって即答してくれたがサヨを心配していた彼女がなんとも言えない顔をしていた。
サヨが作業を止めて自分の元に戻り、持たれるようにして眠りだした。
「ずいぶん懐かれているのね…」
若干睨んでいるような視線が痛い。
「嫁だからな」
そう言ってサヨの頭をなでると、掴まれる手の力が強くなる。
「起きてるな」
その言葉には反応せず、寝息を立てていた。
「…まぁいいわ、一応結構治ってるし、後は私がやっておくわ」
「たのんます」
0
お気に入りに追加
140
あなたにおすすめの小説
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
地獄の手違いで殺されてしまったが、閻魔大王が愛猫と一緒にネット環境付きで異世界転生させてくれました。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作、面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
高橋翔は地獄の官吏のミスで寿命でもないのに殺されてしまった。だが流石に地獄の十王達だった。配下の失敗にいち早く気付き、本来なら地獄の泰広王(不動明王)だけが初七日に審理する場に、十王全員が勢揃いして善後策を協議する事になった。だが、流石の十王達でも、配下の失敗に気がつくのに六日掛かっていた、高橋翔の身体は既に焼かれて灰となっていた。高橋翔は閻魔大王たちを相手に交渉した。現世で残されていた寿命を異世界で全うさせてくれる事。どのような異世界であろうと、異世界間ネットスーパーを利用して元の生活水準を保証してくれる事。死ぬまでに得ていた貯金と家屋敷、死亡保険金を保証して異世界で使えるようにする事。更には異世界に行く前に地獄で鍛錬させてもらう事まで要求し、権利を勝ち取った。そのお陰で異世界では楽々に生きる事ができた。
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
拝啓、お父様お母様 勇者パーティをクビになりました。
ちくわ feat. 亜鳳
ファンタジー
弱い、使えないと勇者パーティをクビになった
16歳の少年【カン】
しかし彼は転生者であり、勇者パーティに配属される前は【無冠の帝王】とまで謳われた最強の武・剣道者だ
これで魔導まで極めているのだが
王国より勇者の尊厳とレベルが上がるまではその実力を隠せと言われ
渋々それに付き合っていた…
だが、勘違いした勇者にパーティを追い出されてしまう
この物語はそんな最強の少年【カン】が「もう知るか!王命何かくそ食らえ!!」と実力解放して好き勝手に過ごすだけのストーリーである
※タイトルは思い付かなかったので適当です
※5話【ギルド長との対談】を持って前書きを廃止致しました
以降はあとがきに変更になります
※現在執筆に集中させて頂くべく
必要最低限の感想しか返信できません、ご理解のほどよろしくお願いいたします
※現在書き溜め中、もうしばらくお待ちください
没落した建築系お嬢様の優雅なスローライフ~地方でモフモフと楽しい仲間とのんびり楽しく生きます~
土偶の友
ファンタジー
優雅な貴族令嬢を目指していたクレア・フィレイア。
しかし、15歳の誕生日を前に両親から没落を宣言されてしまう。
そのショックで日本の知識を思いだし、ブラック企業で働いていた記憶からスローライフをしたいと気付いた。
両親に勧められた場所に逃げ、そこで楽しいモフモフの仲間と家を建てる。
女の子たちと出会い仲良くなって一緒に住む、のんびり緩い異世界生活。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる