345 / 425
ゾンビパニックで火力マシマシ
無線よりも有線派
しおりを挟む
「つまり失敗したと?」
「そうなるな……」
結局全員地下に戻る事になった、一応遠出の為に食料を集めていたので今回の行動が完全に無駄にならなかったのは救いだろうか……。
「とりあえずは理論自体はあっていたが、システムの面で至らない点があったんだ、だから作戦を確実に成功させるには1からシステムを組み上げる必要があるんだ」
「それはどれくらいかかるんだ?」
さすがにゾンビを調査していた一団なだけあってシステムの構築に時間がかかる事を把握している。
「おそらくあと1週間ちょっとあれば確実にいけると思う」
その言葉で全員が無理やり納得させたようだった。
「じゃあまたしばらくココで過ごす事になるんだな」
「そうだな……」
ぞろぞろと荷物を解いていき再び自身の場所に物を並べていく。
「それじゃあ今日から自分はシステムをココで構築できるように整える、これは1日でできるハズだからな」
全員が荷物を出し切ったのを確認してからリーダーが発する。
「なるほどな、全員でやれば1週間で出来るって算段だな?」
「そうなる、みんなで一気に片付けてしまいたい」
「そうだな、やる事はあんまり無かったのもあるしココは俺たちの出番って訳だ」
「じゃあ自分は上で食料を集めてくるよ」
「助かる」
彼はどうやらシステムの構築はできないようなので食料係を買って出る、他の人達はやるしかないといった表情でリーダーをみていた。
「君はこのシステム構築中の護衛を頼む、今日中には終わるハズだから明日からは彼を手伝ってほしい」
「わかりました」
「よし、じゃあ行こう」
早速リーダーに連れられて下っていく、途中で大きな倉庫に寄り大量のケーブルを抱えて動力炉とその制御室に向かう。
「よし、それじゃあコレをやってくれ」
「……なんですかコレ?」
「流石に1本のケーブルじゃあ心もとないし長さが足りないからな、君にはこのケーブル繋げて拠点に戻れるくらいの長さにして欲しい、自分は外部アクセスを許可するようにしないといけないからね」
「あ、はい、お気をつけて」
リーダーが必死にシステムの書き換えをおこなっている横でひたすらケーブルを接続して1本の長いケーブルにしていく、色や形が微妙に違ったが接続部分の形状は一緒なので意外と簡単に1本の長いケーブルが完成した。
「こっちは準備できたぞ?」
「こちらも一応できました」
「よし、じゃあ一旦テストしよう」
そう言ってリーダーが作ったばかりのケーブルを制御盤と手持ちの端末につなぐ。
「………よし、それじゃあこれを上にいるみんなの場所まで伸ばしていくぞ」
「は はい」
いままで来た道をマーキングしていくようにケーブルを垂らしながら拠点まで戻っていく。
「みんな設備ができたぞ!」
この時はいつもより顔が明るかったという。
「そうなるな……」
結局全員地下に戻る事になった、一応遠出の為に食料を集めていたので今回の行動が完全に無駄にならなかったのは救いだろうか……。
「とりあえずは理論自体はあっていたが、システムの面で至らない点があったんだ、だから作戦を確実に成功させるには1からシステムを組み上げる必要があるんだ」
「それはどれくらいかかるんだ?」
さすがにゾンビを調査していた一団なだけあってシステムの構築に時間がかかる事を把握している。
「おそらくあと1週間ちょっとあれば確実にいけると思う」
その言葉で全員が無理やり納得させたようだった。
「じゃあまたしばらくココで過ごす事になるんだな」
「そうだな……」
ぞろぞろと荷物を解いていき再び自身の場所に物を並べていく。
「それじゃあ今日から自分はシステムをココで構築できるように整える、これは1日でできるハズだからな」
全員が荷物を出し切ったのを確認してからリーダーが発する。
「なるほどな、全員でやれば1週間で出来るって算段だな?」
「そうなる、みんなで一気に片付けてしまいたい」
「そうだな、やる事はあんまり無かったのもあるしココは俺たちの出番って訳だ」
「じゃあ自分は上で食料を集めてくるよ」
「助かる」
彼はどうやらシステムの構築はできないようなので食料係を買って出る、他の人達はやるしかないといった表情でリーダーをみていた。
「君はこのシステム構築中の護衛を頼む、今日中には終わるハズだから明日からは彼を手伝ってほしい」
「わかりました」
「よし、じゃあ行こう」
早速リーダーに連れられて下っていく、途中で大きな倉庫に寄り大量のケーブルを抱えて動力炉とその制御室に向かう。
「よし、それじゃあコレをやってくれ」
「……なんですかコレ?」
「流石に1本のケーブルじゃあ心もとないし長さが足りないからな、君にはこのケーブル繋げて拠点に戻れるくらいの長さにして欲しい、自分は外部アクセスを許可するようにしないといけないからね」
「あ、はい、お気をつけて」
リーダーが必死にシステムの書き換えをおこなっている横でひたすらケーブルを接続して1本の長いケーブルにしていく、色や形が微妙に違ったが接続部分の形状は一緒なので意外と簡単に1本の長いケーブルが完成した。
「こっちは準備できたぞ?」
「こちらも一応できました」
「よし、じゃあ一旦テストしよう」
そう言ってリーダーが作ったばかりのケーブルを制御盤と手持ちの端末につなぐ。
「………よし、それじゃあこれを上にいるみんなの場所まで伸ばしていくぞ」
「は はい」
いままで来た道をマーキングしていくようにケーブルを垂らしながら拠点まで戻っていく。
「みんな設備ができたぞ!」
この時はいつもより顔が明るかったという。
0
お気に入りに追加
139
あなたにおすすめの小説
いじめられ続けた挙げ句、三回も婚約破棄された悪役令嬢は微笑みながら言った「女神の顔も三度まで」と
鳳ナナ
恋愛
伯爵令嬢アムネジアはいじめられていた。
令嬢から。子息から。婚約者の王子から。
それでも彼女はただ微笑を浮かべて、一切の抵抗をしなかった。
そんなある日、三回目の婚約破棄を宣言されたアムネジアは、閉じていた目を見開いて言った。
「――女神の顔も三度まで、という言葉をご存知ですか?」
その言葉を皮切りに、ついにアムネジアは本性を現し、夜会は女達の修羅場と化した。
「ああ、気持ち悪い」
「お黙りなさい! この泥棒猫が!」
「言いましたよね? 助けてやる代わりに、友達料金を払えって」
飛び交う罵倒に乱れ飛ぶワイングラス。
謀略渦巻く宮廷の中で、咲き誇るは一輪の悪の華。
――出てくる令嬢、全員悪人。
※小説家になろう様でも掲載しております。
とある元令嬢の選択
こうじ
ファンタジー
アメリアは1年前まで公爵令嬢であり王太子の婚約者だった。しかし、ある日を境に一変した。今の彼女は小さな村で暮らすただの平民だ。そして、それは彼女が自ら下した選択であり結果だった。彼女は言う『今が1番幸せ』だ、と。何故貴族としての幸せよりも平民としての暮らしを決断したのか。そこには彼女しかわからない悩みがあった……。
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
あの、神様、普通の家庭に転生させてって言いましたよね?なんか、森にいるんですけど.......。
▽空
ファンタジー
テンプレのトラックバーンで転生したよ......
どうしようΣ( ̄□ ̄;)
とりあえず、今世を楽しんでやる~!!!!!!!!!
R指定は念のためです。
マイペースに更新していきます。
魔力∞を魔力0と勘違いされて追放されました
紗南
ファンタジー
異世界に神の加護をもらって転生した。5歳で前世の記憶を取り戻して洗礼をしたら魔力が∞と記載されてた。異世界にはない記号のためか魔力0と判断され公爵家を追放される。
国2つ跨いだところで冒険者登録して成り上がっていくお話です
更新は1週間に1度くらいのペースになります。
何度か確認はしてますが誤字脱字があるかと思います。
自己満足作品ですので技量は全くありません。その辺り覚悟してお読みくださいm(*_ _)m
収納持ちのコレクターは、仲間と幸せに暮らしたい。~スキルがなくて追放された自称「か弱い女の子」の元辺境伯令嬢。実は無自覚チートで世界最強⁉~
SHEILA
ファンタジー
生まれた時から、両親に嫌われていた。
物心ついた時には、毎日両親から暴力を受けていた。
4年後に生まれた妹は、生まれた時から、両親に可愛がられた。
そして、物心ついた妹からも、虐めや暴力を受けるようになった。
現代日本では考えられないような環境で育った私は、ある日妹に殺され、<選択の間>に呼ばれた。
異世界の創造神に、地球の輪廻の輪に戻るか異世界に転生するかを選べると言われ、迷わず転生することを選んだ。
けれど、転生先でも両親に愛されることはなくて……
お読みいただきありがとうございます。
のんびり不定期更新です。
お前じゃないと、追い出されたが最強に成りました。ざまぁ~見ろ(笑)
いくみ
ファンタジー
お前じゃないと、追い出されたので楽しく復讐させて貰いますね。実は転生者で今世紀では貴族出身、前世の記憶が在る、今まで能力を隠して居たがもう我慢しなくて良いな、開き直った男が楽しくパーティーメンバーに復讐していく物語。
---------
掲載は不定期になります。
追記
「ざまぁ」までがかなり時間が掛かります。
お知らせ
カクヨム様でも掲載中です。
魔境に捨てられたけどめげずに生きていきます
ツバキ
ファンタジー
貴族の子供として産まれた主人公、五歳の時の魔力属性検査で魔力属性が無属性だと判明したそれを知った父親は主人公を魔境へ捨ててしまう
どんどん更新していきます。
ちょっと、恨み描写などがあるので、R15にしました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる