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圧倒的相性の有利

次の世界は楽?

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 休暇もゆっくりと満喫し、気力を回復したのでそろそろ仕事に挑む。
「お久しぶりです、十分に休みはとれましたか?」
「はい、おかげでしっかりと休む事ができました」
「それは良かったです、それじゃあ早速次の世界に行ってもらいたいと思います」
「まかせてください」
「ありがとうございます、それじゃあ次の世界の説明ですが……」
 世界の情報を見るために端末を読み進めていると一度固まり、必死になって読み直すと安堵したようで落ち着きを取り戻した。
「……どうしんたですか?」
「いえいえ、私の勘違いでしたので大丈夫でした……、改めて世界の説明なんですか、その世界は滅びかけています」
「なんですと?」
 もうそんな結構危ない世界に行くことになるとは……、自分も成長できているという事だろうか。
「あでも難易度で言うとすごく簡単なところですよ」
「簡単なんですか」
「そうなんです、その世界は魔術が発展していて、それがこっちで言う科学みたいに発展している世界で、それが暴走してしまったようでそれが原因で世界が滅びかけているところです、まぁ魔王みたいな親玉が世界を乗っ取ろうとしている感じです、でも油断していると死んでしまうので注意してくださいね」
「そりゃあ仕事だから油断しませんよ、というか簡単というのはどういう事ですか?」
「油断しないのだったらいいですよ、何が簡単かというと……」
「というと?」
「向こうの世界って攻撃魔法がほとんどないんですよ、基本的には洗脳とか状態以上とかがメインになっているんですよね」
「それってかなりあぶなくないですか?」
「で、それってその世界の住人にしか効かないんですよ、だからある程度の防御力を持っている貴方達ならいけるっていう訳ですよ、でも滅びかけている世界なので時間制限があるので気を付けて下さいね」
「わかりました、行ってきます」
「いってらっしゃい」

「……どこ?」
 気がつくと瓦礫の中にいた、崩れた家具や大量に散らばった石ころがありその隙間にいるような状態だ、下手に触ってしまうと崩れて生き埋めになってしまいそうだ。
 そうなってしまえばココから脱出する方法は限られてくる。
「吹っ飛ばずか」
「そうだね」
 現在埋もれている瓦礫がどれほど覆いかぶさっているか分からないので全力で上方向に向かってサヨが砲撃する、そのおかげでこの世界の日光を拝めることができた。
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