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魔法少女は火力重視

サヨも参戦

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 複数の魔物がこちらに向かってゆっくりと歩いてくる、1歩進むごとに体が崩れていた、見た目だけなら魔法少女じゃなくても倒せそうだ。
 しかし実際は不思議な力があるらしく人が扱える程度の武器ではダメージが与えられないらしい、もっともこちらは世界が違うおかげか魔法を使用しているおかげか普通にダメージが与えれる。

「じゃあお手並み拝啓させてもらおうかしら」
 視線は完全にサヨに向かっており自分は一切眼中にない、本来なら自分がでなければいけないハズだが渋々サヨが車外に出て応戦する。
 魔法少女の時に使っていた武器と同じ物がないので同系統の武器を懐から取り出したふうにして武器を出現させる。
「……アレはどこにしまっているんだ?」
 普通の武器では効果が薄いのはなんとなくわかっていたのでビーム兵器を選んだようだ、開けた場所なので誤射による被害も少ないだろう、……高威力なタイプでなければ。

 サヨが出した銃の側面にはダイヤルのような物がありそれを回しながら射撃をしている、魔物に命中しても貫通していないので威力を調節しながら撃っているようだ。
 魔物の動きがゆっくりなのでサヨは1歩も動かずに中腰になって構えている、銃の威力が高いのか魔物が強くないのか1撃で倒せている、そのおかげで短時間で倒しきった。
「行きましょう、次がくるとはかぎりません」
「そ、そうねいきましょうか……」
 サヨが急かせたおかげで素早く出発した。

 サヨが短時間で倒したおかげでまだバスが小さくだが見える、上を見るといくつか落下してきている物体が見える。
「まだ来るみたいですね」
「撃ち落とすしかないでしょう、スピードは一定でお願いしますね」
「何を、ってちょっと」
 サヨが車の窓を開けて身を乗り出して先ほどの銃を構える、上空に向かって撃つため威力の調節が必要ないためダイヤルには手をかけていない。
「ちょっと手伝って」
「ういうい」
 サヨから持っていた物とは別の銃を投げ渡される、ダイヤルはついておらずかなり軽い、これでは威力の調整などはできなさそうだ。
 自分も窓を開けて車から身を乗り出す、映画などで見た事があるので少し憧れていたので少しテンションが上がる、しかしいざやってみると落ちそうでかなり怖い、片手は常に車体を掴んでいないと不安になってしまう。
「サヨ、最高、愛してる」
「知ってるよ」
 自分が片手がふさがってしまうことを見越して片手でも持てる銃を渡してくれたようだ、ここはお礼を言っておく、さすがに敵に対して狙いを定めているためこちらを向くことは無かったが嬉しそうに反応する。
 さて自分もしっかりと落下物の対処をしなければ……。
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