206 / 425
一番のロボットは何か
砲撃からの奇襲
しおりを挟む
「サヨ、今の攻撃で相手位置は把握できない?」
「大体ならもうできてる」
「よし」
場所がだいたい把握できたので、銃を持ち替えていざ撃とうとしてトリガーにかけた指が止まる。
「どうしたの?」
「さっきの攻撃って実弾だったよね?」
「そうだね」
「じゃあ今持ってるヤツってやめた方がよくね?」
「本当だ、変えておくね」
とっさとはいえ持ち替えた銃は魔法を動力とするタイプでこの世界に魔法があるかまだ不明なので使わない方がいいだろう、すぐに別の銃に持ち替えて砲撃する。
「当たった感じはないね」
地面に着弾した音が聞こえてきた、単純に外れた訳ではないだろう、恐らく向こうも砲撃後に移動したと思われる、というかそうであってほしい。
「確実ではないけど移動方向が予測できたから表示するね」
画面には少し範囲が広いが相手が移動したと思われる範囲が表示されていた、ここは直感に任せて適当に撃ってみる、ハズれても威嚇射撃になるので無駄撃ちではない。
しかし地面に着弾した音が聞こえてきたので当たっていないようだ。
「といかそもそも敵ってどんな見た目なんだろ?」
「たしかに……、地形の把握も含めて撮影してみるね」
機体から撮影用のドローンを射出する、もちろん後ろにいる人たちに気づかれないようにコッソリかつ迅速に行う、撮影後にすぐさまドローンを回収したが後ろには気づかれていないようだ。
「どうかな?」
「敵はこんな感じ」
画面に表示された敵の画像は今味方になっている機体は大きく違いあり、味方側が角ばっているのにたいして敵側は丸みを帯びている、これなら見間違えることはそうないだろう。
「あと、これならもっと予測できる」
サヨが元気よく言うと画面に表示されていた敵が潜んでいる場所の範囲がさらに小さくなった、これなら当てられそうだ。
画像の表示通りに3発ほど砲撃すると遠くで地面に着弾した時とは別の爆発音が聞こえてきた。
「敵影接近」
「あれ、この機体って格闘武器あったっけ?」
「格闘用ナイフがあるけど、それ以外はないかな」
「マジか、仕方ない格闘戦になったら後ろの人たちに押し付けるしかない、敵との距離は?」
「もう来てる」
前方を見ると既に機影が見えており、獣を思わせる大きな椀部がこちらに向かっていた、自分が反応するよりも早くサヨが機体を後方に下げて攻撃を回避する。
「うお、ありがとう」
後ろに下がったことにより、後ろにいた味方が敵を攻撃して撃破してくれた。
味方が何かハンドサインをしているが自分は軍事的な訓練を受けていないので何を指しているかわからないのでとりあえず自分の機体でよくわからないポーズをとってみる。
「もういい、とりあえずお前は一時的に信用してやる、ひとまずはさっき撃破した分で今回の任務は終了だ、帰投するからお前もついてこい、しかしそのグレネイドはつけたままにしていろ」
「わかりました」
「大体ならもうできてる」
「よし」
場所がだいたい把握できたので、銃を持ち替えていざ撃とうとしてトリガーにかけた指が止まる。
「どうしたの?」
「さっきの攻撃って実弾だったよね?」
「そうだね」
「じゃあ今持ってるヤツってやめた方がよくね?」
「本当だ、変えておくね」
とっさとはいえ持ち替えた銃は魔法を動力とするタイプでこの世界に魔法があるかまだ不明なので使わない方がいいだろう、すぐに別の銃に持ち替えて砲撃する。
「当たった感じはないね」
地面に着弾した音が聞こえてきた、単純に外れた訳ではないだろう、恐らく向こうも砲撃後に移動したと思われる、というかそうであってほしい。
「確実ではないけど移動方向が予測できたから表示するね」
画面には少し範囲が広いが相手が移動したと思われる範囲が表示されていた、ここは直感に任せて適当に撃ってみる、ハズれても威嚇射撃になるので無駄撃ちではない。
しかし地面に着弾した音が聞こえてきたので当たっていないようだ。
「といかそもそも敵ってどんな見た目なんだろ?」
「たしかに……、地形の把握も含めて撮影してみるね」
機体から撮影用のドローンを射出する、もちろん後ろにいる人たちに気づかれないようにコッソリかつ迅速に行う、撮影後にすぐさまドローンを回収したが後ろには気づかれていないようだ。
「どうかな?」
「敵はこんな感じ」
画面に表示された敵の画像は今味方になっている機体は大きく違いあり、味方側が角ばっているのにたいして敵側は丸みを帯びている、これなら見間違えることはそうないだろう。
「あと、これならもっと予測できる」
サヨが元気よく言うと画面に表示されていた敵が潜んでいる場所の範囲がさらに小さくなった、これなら当てられそうだ。
画像の表示通りに3発ほど砲撃すると遠くで地面に着弾した時とは別の爆発音が聞こえてきた。
「敵影接近」
「あれ、この機体って格闘武器あったっけ?」
「格闘用ナイフがあるけど、それ以外はないかな」
「マジか、仕方ない格闘戦になったら後ろの人たちに押し付けるしかない、敵との距離は?」
「もう来てる」
前方を見ると既に機影が見えており、獣を思わせる大きな椀部がこちらに向かっていた、自分が反応するよりも早くサヨが機体を後方に下げて攻撃を回避する。
「うお、ありがとう」
後ろに下がったことにより、後ろにいた味方が敵を攻撃して撃破してくれた。
味方が何かハンドサインをしているが自分は軍事的な訓練を受けていないので何を指しているかわからないのでとりあえず自分の機体でよくわからないポーズをとってみる。
「もういい、とりあえずお前は一時的に信用してやる、ひとまずはさっき撃破した分で今回の任務は終了だ、帰投するからお前もついてこい、しかしそのグレネイドはつけたままにしていろ」
「わかりました」
0
お気に入りに追加
139
あなたにおすすめの小説
異世界転生したらよくわからない騎士の家に生まれたので、とりあえず死なないように気をつけていたら無双してしまった件。
星の国のマジシャン
ファンタジー
引きこもりニート、40歳の俺が、皇帝に騎士として支える分家の貴族に転生。
そして魔法剣術学校の剣術科に通うことなるが、そこには波瀾万丈な物語が生まれる程の過酷な「必須科目」の数々が。
本家VS分家の「決闘」や、卒業と命を懸け必死で戦い抜く「魔物サバイバル」、さらには40年の弱男人生で味わったことのない甘酸っぱい青春群像劇やモテ期も…。
この世界を動かす、最大の敵にご注目ください!
あの、神様、普通の家庭に転生させてって言いましたよね?なんか、森にいるんですけど.......。
▽空
ファンタジー
テンプレのトラックバーンで転生したよ......
どうしようΣ( ̄□ ̄;)
とりあえず、今世を楽しんでやる~!!!!!!!!!
R指定は念のためです。
マイペースに更新していきます。
魔力∞を魔力0と勘違いされて追放されました
紗南
ファンタジー
異世界に神の加護をもらって転生した。5歳で前世の記憶を取り戻して洗礼をしたら魔力が∞と記載されてた。異世界にはない記号のためか魔力0と判断され公爵家を追放される。
国2つ跨いだところで冒険者登録して成り上がっていくお話です
更新は1週間に1度くらいのペースになります。
何度か確認はしてますが誤字脱字があるかと思います。
自己満足作品ですので技量は全くありません。その辺り覚悟してお読みくださいm(*_ _)m
お前じゃないと、追い出されたが最強に成りました。ざまぁ~見ろ(笑)
いくみ
ファンタジー
お前じゃないと、追い出されたので楽しく復讐させて貰いますね。実は転生者で今世紀では貴族出身、前世の記憶が在る、今まで能力を隠して居たがもう我慢しなくて良いな、開き直った男が楽しくパーティーメンバーに復讐していく物語。
---------
掲載は不定期になります。
追記
「ざまぁ」までがかなり時間が掛かります。
お知らせ
カクヨム様でも掲載中です。
愚かな父にサヨナラと《完結》
アーエル
ファンタジー
「フラン。お前の方が年上なのだから、妹のために我慢しなさい」
父の言葉は最後の一線を越えてしまった。
その言葉が、続く悲劇を招く結果となったけど・・・
悲劇の本当の始まりはもっと昔から。
言えることはただひとつ
私の幸せに貴方はいりません
✈他社にも同時公開
婚約破棄と領地追放?分かりました、わたしがいなくなった後はせいぜい頑張ってくださいな
カド
ファンタジー
生活の基本から領地経営まで、ほぼ全てを魔石の力に頼ってる世界
魔石の浄化には三日三晩の時間が必要で、この領地ではそれを全部貴族令嬢の主人公が一人でこなしていた
「で、そのわたしを婚約破棄で領地追放なんですね?
それじゃ出ていくから、せいぜいこれからは魔石も頑張って作ってくださいね!」
小さい頃から搾取され続けてきた主人公は 追放=自由と気付く
塔から出た途端、暴走する力に悩まされながらも、幼い時にもらった助言を元に中央の大教会へと向かう
一方で愛玩され続けてきた妹は、今まで通り好きなだけ魔石を使用していくが……
◇◇◇
親による虐待、明確なきょうだい間での差別の描写があります
(『嫌なら読むな』ではなく、『辛い気持ちになりそうな方は無理せず、もし読んで下さる場合はお気をつけて……!』の意味です)
◇◇◇
ようやく一区切りへの目処がついてきました
拙いお話ですがお付き合いいただければ幸いです
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
チートな幼女に転生しました。【本編完結済み】
Nau
恋愛
道路に飛び出した子供を庇って死んだ北野優子。
でもその庇った子が結構すごい女神が転生した姿だった?!
感謝を込めて別世界で転生することに!
めちゃくちゃ感謝されて…出来上がった新しい私もしかして規格外?
しかも学園に通うことになって行ってみたら、女嫌いの公爵家嫡男に気に入られて?!
どうなる?私の人生!
※R15は保険です。
※しれっと改正することがあります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる