7 / 26
イジメの壮絶さ
しおりを挟む
僕が新潟から転校してきたことや、別の小学校に通ったことへの他校の生徒のいじめが始まった。
彼らにとってはからかいのつもりだったのかもしれないが、僕にとっては地獄でしかなかった。
中日ドラゴンズの帽子を被り、伊達眼鏡を付けた時には、
「中日メガネ」
と、からかわれた。
当時乗っていたバス(大久保行き)は乗合バスで、車掌さんが乗り降りを確認していた。
「次は三山小学校です。願いまーす」
乗客が手を挙げると、バス停に降りるというものだった。バスから降りると、からかいという名のいじめが始まり、僕にとっては過酷な日々となった。
中学校に上がると、イジメは無くなったと思っていた。ところが、中2の頃にとんでもない事件に見舞われる。
家へ帰ろうとした時、数人の他校の生徒に拳で殴られたのだ。その悔しさは涙になって表れた。母の前で悔しさを噛み締め泣き崩れた。
母が学校に電話をした為、そのことが明るみに出た。その後、他校の先生が僕の通う中学校にやってきて殴った生徒が誰かを聞いてきてくれた。だが、懐かしい顔が写真に出ると、懐かしい思いに駆られて話は思うように進まなかった。やがて、他校でも全校集会で校長先生が、よその生徒に手は出さないように注意してくれたという。
イジメに苦しんでいる君たちに言いたい。たまには誰かを頼ってイジメにあっていることを相談すればいい。そうすれば解決の糸口は見つかるはずだ。
彼らにとってはからかいのつもりだったのかもしれないが、僕にとっては地獄でしかなかった。
中日ドラゴンズの帽子を被り、伊達眼鏡を付けた時には、
「中日メガネ」
と、からかわれた。
当時乗っていたバス(大久保行き)は乗合バスで、車掌さんが乗り降りを確認していた。
「次は三山小学校です。願いまーす」
乗客が手を挙げると、バス停に降りるというものだった。バスから降りると、からかいという名のいじめが始まり、僕にとっては過酷な日々となった。
中学校に上がると、イジメは無くなったと思っていた。ところが、中2の頃にとんでもない事件に見舞われる。
家へ帰ろうとした時、数人の他校の生徒に拳で殴られたのだ。その悔しさは涙になって表れた。母の前で悔しさを噛み締め泣き崩れた。
母が学校に電話をした為、そのことが明るみに出た。その後、他校の先生が僕の通う中学校にやってきて殴った生徒が誰かを聞いてきてくれた。だが、懐かしい顔が写真に出ると、懐かしい思いに駆られて話は思うように進まなかった。やがて、他校でも全校集会で校長先生が、よその生徒に手は出さないように注意してくれたという。
イジメに苦しんでいる君たちに言いたい。たまには誰かを頼ってイジメにあっていることを相談すればいい。そうすれば解決の糸口は見つかるはずだ。
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
日本各名山を旅して
naturalh1
エッセイ・ノンフィクション
筆者が旅をした、日本のあちこちに聳える名山のうち、筆者が記した旅エッセイ
「旅鉄からの手紙」
「さいはてに咲く~日本の端を旅をして~」
の下書きのみで、本稿に書かなかったレポートを集めたものである。
就職面接の感ドコロ!?
フルーツパフェ
大衆娯楽
今や十年前とは真逆の、売り手市場の就職活動。
学生達は賃金と休暇を貪欲に追い求め、いつ送られてくるかわからない採用辞退メールに怯えながら、それでも優秀な人材を発掘しようとしていた。
その業務ストレスのせいだろうか。
ある面接官は、女子学生達のリクルートスーツに興奮する性癖を備え、仕事のストレスから面接の現場を愉しむことに決めたのだった。
後悔と快感の中で
なつき
エッセイ・ノンフィクション
後悔してる私
快感に溺れてしまってる私
なつきの体験談かも知れないです
もしもあの人達がこれを読んだらどうしよう
もっと後悔して
もっと溺れてしまうかも
※感想を聞かせてもらえたらうれしいです
天空からのメッセージ vol.7 ~魂の旅路~
天空の愛
エッセイ・ノンフィクション
そのために、シナリオを描き そのために、親を選び そのために、命をいただき そのために、助けられて そのために、生かされ そのために、すべてに感謝し そのためを、全うする そのためは、すべて内側にある 天空からの情報を自我で歪めず 伝え続けます それがそのため
混迷日記【電子書籍作家の日々徒然】
その子四十路
エッセイ・ノンフィクション
高齢の母と二人暮らし。 電子書籍作家『その子四十路』のぜんぜん丁寧じゃない、混迷に満ちた日々の暮らしの記録。 2024年10月〜
※他サイトでも公開しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる