一人旅日記

赤羽律紀

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2008年 松本市

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 これまで松本市に行くときには、高速バスに乗ってきた。しかし、高速バスだと中央道の混雑で時間通りにつかない可能性がある。そこで、2008年の旅で初めて特急「あずさ」号で行くことになったのだ。
 初日の11月23日、朝8時発のあずさ5号で松本駅へ向かった。昭和52年に兄弟デュオ、狩人でヒットした「あずさ2号」では8時ちょうどという歌詞が出たが、今はあずさ5号となっている。松本駅に着くと、今のプレミアムホテルCABIN松本に荷物を置き、松本市内を観光に行った。中町の通りや長屋門がある縄手通りを巡ったあとに再び松本城へ。
この時期は紅葉が真っ盛りだったこともあり、景色が映えていた。その後に初めて行った際に訪れた開智学校へ。外観は取ることはできなかったが、ここがかつて小学校として使われていたことを知り、素晴らしいところだと改めて実感した。その後に松本駅前のそば屋「樽木野」で夕食を取った。そこのそば屋はいつ行っても美味しいので松本市に行く際はこのそばを昼食か夕食にいただくことにしている。
 2日目の11月24日は午前中に旧制松本高校の跡地であるあがたの森公園を訪れた。今の信州大学であるこの高校は多くの人材を育て、OBである作家の北杜夫は小説の「どくとるマンボウ青春記」でこの高校を舞台にした。ここで多くの人材が巣立ち活躍したことは誇りであると言っていい。
 そして、その後にバスで松本市の中でも名湯の美ヶ原温泉に足を運んだ。浅間温泉と並ぶ名湯に立ち寄り入浴をして、
旅の疲れを癒やした。帰りのバスに乗る前に前日の服をコインランドリーで洗濯して服をきれいにした。再び松本バスターミナルに戻って、松本の名産品を買い物したり、駅に入って夕食をいただいた。前回同様一つの街に留まってゆっくり観光していくというスタイルをとったが、これも旅の醍醐味の一つだといっていい。そして、千葉行きのあずさ号に乗り、船橋駅まで行った。もちろん運賃は高く取られたが、船橋まで乗れたことに大きな意味があると信じる。
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