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エリザベスは二人のやり取りを少しも見逃すまいと、じっと見つめている。
「エリス。俺は煙じゃない。消えてなくなったりしないよ。瞬きもせずに見つめるのはやめてくれないか、肩が凝る」
「そりゃあ、無理な注文だな。エリスにとっておまえさんは、10年間待ち続けた、消えた煙も同然の男だからな」
レイはちょっと困った顔をした。
「ねえレイ、レイッ?」
ジャケットの袖を引くと、レイはようやく注意をリュウに向けた。
そして、クエスチョンマークでいっぱいのリュウの疑問に応えた。いちおうは。
「ここはね、昔、俺がひいきにしてた店。うまい酒があって、話のできる男がいて…、ひとりになりたい時は、邪魔をせずに飲ませてくれた。
近くにこんな酒場があったらいいのにって、よく考えたもんだ。おまえがいたから、飲みに行く暇なんてなかったけどね」
「……、ごめん。俺が一緒にいてもらいたがったから、こられなかったのか? レイに無理を言ってたのはわかってた。甘えてたってことも…」
レイはリュウの頭をくしゃっとかき回してから、マスターに目を向けた。
「そういうわけなんだ」と言うと、もう一度リュウにやさしく微笑みかけた。
「おまえのせいじゃないよ。俺が昔、無茶やったから、ほとぼりがさめるまでこの辺りに近寄れなかっただけだ。この店にもね。死ぬわけにはいかなかったから」
マスターは二人のやりとりを驚きの目で見ていた。
「レイモンド。おまえさん、いい男になったな。そんなやさしい顔ができるようになるなんて、思ってもみなかったよ」
なあ、とエリザベスに相づちを求める。エリザベスはレイの笑顔を珍しいモノでも見るように見つめていた。
レイはこの店で、いつも飛びきりクールだったのだ。
「リュウを育てるのに苦労したからね。俺も丸くなっただろ。……でも、それだけじゃない。リュウがいてくれたから、俺は生きてこられた。ほんとは、甘えてるのは俺の方かもしれないな」
初めて聞くレイの台詞に、リュウは胸が締めつけられるような気がした。
──そんなことはない。レイがいなければ生きてこられなかったのは俺だ。レイの保護がなければ、一日だって
生きられやしなかった。
俺をスクールにやり、身の守り方を教えてくれた。そして、怯える俺を幼子のように甘えさせてくれた。
その温かい両腕で抱きしめてくれた。時には厳しく叱られたこともあるが、それも心配だったから。
俺は初めて出逢った時から、レイが大好きだ──
「なんか、この二人を見てたら、仲が良くて妬けちゃうわ。あなた、覚悟しなさいよ。わたしからレイモンドを奪ったりしたら許さないから!」
エリザベスの脅しに、へっと思いながら「レイの本名はレイモンドなんだ?」とリュウが確かめるように聞く。
「違うよ。レイモンドは死んだ。俺はおまえの兄で、阿刀野レイだ。エリスの慕ってた男はもういないんだ」
「よくもまあ、あっさりとレイモンドを殺してくれたわね。…じゃあ、わたしは今日から、阿刀野レイに焦がれるってわけ?」
臆面もなくエリザベスが口にする。
「やめてくれないかな。人は変わるんだ。俺はもう、エリスが焦がれてたような男じゃないよ」
残念だけど。レイが変わったのなら、いい方に変わったはずだとリュウは思った。
レイのようなすばらしい男がいたら…、女は放っておかない。
「エリスとは何にもないよ。エリスは子どもだったんだからね。恋愛の対象になんてならなかったよ」
本人を目の前に酷い台詞であった。
「もう、女から告白させといて、そこまで突き放すことないでしょうに。レイ、でいいのよね。今のわたしはおとなの女で、この美貌と抜群のプロポーションで男の目を惹きつけている。しかも連合宇宙軍の士官なのよ。こんなにいい女が、必死にアプローチしているんだから、それ相応の敬意を払ってくれてもいいんじゃない。そっちの士官訓練センターのぼうやも、ね」
そう言って胸を張ったエリザベスに、レイはくくくっと笑った。
「わかってないね、俺はいい女に不自由してないんだ。わたしはいい女でしょって迫るより、かわいい妹を思い出してって泣き落としの方がまだまし」
「もう、ほんとに! 憎くて殺してやりたいくらいだわ。そんな態度を続けるんなら、連合宇宙軍の牢に閉じ込めてやるから。そうしたら、二度と自由に宇宙を飛び回れやしないわよっ!」
怒りを爆発させたエリザベスをマスターがしぶい顔で諫めた。
「おまえは、ほんとうに子どもだな。そんな脅しでこの男を捕えることができると思うのか? 兄さんがおまえの姿を見たら、嘆くだろうて」
エリザベスが黙り込んだ。痛い言葉だったのだ。
「そうでもないよ、マスター。これだけステキな女性に真っ直ぐ言い寄られたら、男ならクラっときてもおかしくない。ケインだって、見逃すにはもったいないぞって忠告してくれるかもね」
「しかし、おまえさんは落ちんだろう?」
「そう、だね…」
言い切ったレイにマスターは声をひそめる。
「女をなぐさめるなら、最後までなぐさめるもんだ。そんなことだから、宇宙いち冷酷だなどと噂されるんだぞ」
「そうか。俺は女に冷たかったから、いや~なあだ名をもらったってわけだ」
レイはそう言って朗らかに笑った。どうしようもないと思ったのか、エリザベスが譲歩する。
「レイ。黙って消えたりしないなら、暴言の数々は許すわ。時々でいいから、顔を見せてよね」
このひとの気性からすれば、かなりの譲歩であろうその言葉を、レイはあっさり断った。
「いくらほとぼりが冷めたって言っても、無理だよ。ここは遠すぎる」
おまえさん、なにを勘違いしてるんだ、とマスターが反応した。
「ほとぼりが冷めたなんてことはないぞ」
「10年も経ってるのに? もう、時効じゃない」
「いや。誰もおまえさんのことをあきらめちゃいないはずだ」
「どうして断言できるんだい?」
レイが訊き返した。
「いま、組織が分裂しかけているのを知っているか?」
「ああ、噂になってるからね。けど、俺は関係ないよ」
「わかっとる。しかし、そう思わないものもいるようだぞ」
「迷惑な話だね」
「よく言うな。分裂の原因を作ったのは誰だと思ってるんだ」
リュウの顔にはクエスチョンマークが浮かんでいた。
「気にしなくていいよ。俺は何ひとつ関係ないんだから。みんな、それこそ俺を誰かと勘違いしているだけ。ね、マスター。レイモンドは死んだんだって」
「気持ちはわかるが。何しろおまえさんは伝説の男だからな。簡単には忘れてはもらえんぞ」
「伝説だったら、それこそ死んでるじゃない。俺はいま、真面目にコツコツ働いてるんだから。リュウと俺の暮らしを誰にも邪魔させたりしない」
レイの鋭いまなざしが、マスターに突き刺さった。
「そんな目を向けんでほしいな。震え上がるよ。わしは事実を事実として伝えてるだけなんだから…。それはそうと、この間、何年ぶりかでマリオンに会ったぞ」
レイの目がすっと細められた。
「どこで?」
「この店でだよ。いまおまえさんが座ってる隣で、ひとりで飲んでいった。昔を懐かしんでるようだったぞ」
「マリオンか。思い出したくもないね」
「向こうはそうでもないようだったが…」
「やめてくれる? せっかくのティア・ドロップが喉を通らなくなりそうだ」
レイは何杯目かのおかわりを要求しながら、軽くいなした。
でも、そのしかめっ面は、どこか余裕がなさそうに見えた。
リュウは二杯おかわりして…、途中から、レイとマスターの会話についていけなくなった。酔いがまわっているのか、それとも、話の内容がぶっ飛んでいるからなのか…。
レイが連合宇宙軍に追われている?
伝説の男?
組織の分裂?
それに、マリオンって誰だ?
頭がくらくらしてきて、何も考えられなくなって。
「レイ」と呼ぶと気分が悪いのかと尋ねられた。「ううん」と首をふる。眠いだけだ。
「眠い」
と言うと、やさしく頭をなでられ、
「寝ていいよ。ソファ席に移る?」
リュウにはそこから先の記憶がない。
レイとマスターの会話を子守歌替わりに、幸せな眠りの中に落ちていったのだ。
もっとしっかりレイの話を聞いておけば良かった、と。悔やんでも悔やみきれない思いを味わうのを、この時のリュウは少しも知らなかった。
「エリス。俺は煙じゃない。消えてなくなったりしないよ。瞬きもせずに見つめるのはやめてくれないか、肩が凝る」
「そりゃあ、無理な注文だな。エリスにとっておまえさんは、10年間待ち続けた、消えた煙も同然の男だからな」
レイはちょっと困った顔をした。
「ねえレイ、レイッ?」
ジャケットの袖を引くと、レイはようやく注意をリュウに向けた。
そして、クエスチョンマークでいっぱいのリュウの疑問に応えた。いちおうは。
「ここはね、昔、俺がひいきにしてた店。うまい酒があって、話のできる男がいて…、ひとりになりたい時は、邪魔をせずに飲ませてくれた。
近くにこんな酒場があったらいいのにって、よく考えたもんだ。おまえがいたから、飲みに行く暇なんてなかったけどね」
「……、ごめん。俺が一緒にいてもらいたがったから、こられなかったのか? レイに無理を言ってたのはわかってた。甘えてたってことも…」
レイはリュウの頭をくしゃっとかき回してから、マスターに目を向けた。
「そういうわけなんだ」と言うと、もう一度リュウにやさしく微笑みかけた。
「おまえのせいじゃないよ。俺が昔、無茶やったから、ほとぼりがさめるまでこの辺りに近寄れなかっただけだ。この店にもね。死ぬわけにはいかなかったから」
マスターは二人のやりとりを驚きの目で見ていた。
「レイモンド。おまえさん、いい男になったな。そんなやさしい顔ができるようになるなんて、思ってもみなかったよ」
なあ、とエリザベスに相づちを求める。エリザベスはレイの笑顔を珍しいモノでも見るように見つめていた。
レイはこの店で、いつも飛びきりクールだったのだ。
「リュウを育てるのに苦労したからね。俺も丸くなっただろ。……でも、それだけじゃない。リュウがいてくれたから、俺は生きてこられた。ほんとは、甘えてるのは俺の方かもしれないな」
初めて聞くレイの台詞に、リュウは胸が締めつけられるような気がした。
──そんなことはない。レイがいなければ生きてこられなかったのは俺だ。レイの保護がなければ、一日だって
生きられやしなかった。
俺をスクールにやり、身の守り方を教えてくれた。そして、怯える俺を幼子のように甘えさせてくれた。
その温かい両腕で抱きしめてくれた。時には厳しく叱られたこともあるが、それも心配だったから。
俺は初めて出逢った時から、レイが大好きだ──
「なんか、この二人を見てたら、仲が良くて妬けちゃうわ。あなた、覚悟しなさいよ。わたしからレイモンドを奪ったりしたら許さないから!」
エリザベスの脅しに、へっと思いながら「レイの本名はレイモンドなんだ?」とリュウが確かめるように聞く。
「違うよ。レイモンドは死んだ。俺はおまえの兄で、阿刀野レイだ。エリスの慕ってた男はもういないんだ」
「よくもまあ、あっさりとレイモンドを殺してくれたわね。…じゃあ、わたしは今日から、阿刀野レイに焦がれるってわけ?」
臆面もなくエリザベスが口にする。
「やめてくれないかな。人は変わるんだ。俺はもう、エリスが焦がれてたような男じゃないよ」
残念だけど。レイが変わったのなら、いい方に変わったはずだとリュウは思った。
レイのようなすばらしい男がいたら…、女は放っておかない。
「エリスとは何にもないよ。エリスは子どもだったんだからね。恋愛の対象になんてならなかったよ」
本人を目の前に酷い台詞であった。
「もう、女から告白させといて、そこまで突き放すことないでしょうに。レイ、でいいのよね。今のわたしはおとなの女で、この美貌と抜群のプロポーションで男の目を惹きつけている。しかも連合宇宙軍の士官なのよ。こんなにいい女が、必死にアプローチしているんだから、それ相応の敬意を払ってくれてもいいんじゃない。そっちの士官訓練センターのぼうやも、ね」
そう言って胸を張ったエリザベスに、レイはくくくっと笑った。
「わかってないね、俺はいい女に不自由してないんだ。わたしはいい女でしょって迫るより、かわいい妹を思い出してって泣き落としの方がまだまし」
「もう、ほんとに! 憎くて殺してやりたいくらいだわ。そんな態度を続けるんなら、連合宇宙軍の牢に閉じ込めてやるから。そうしたら、二度と自由に宇宙を飛び回れやしないわよっ!」
怒りを爆発させたエリザベスをマスターがしぶい顔で諫めた。
「おまえは、ほんとうに子どもだな。そんな脅しでこの男を捕えることができると思うのか? 兄さんがおまえの姿を見たら、嘆くだろうて」
エリザベスが黙り込んだ。痛い言葉だったのだ。
「そうでもないよ、マスター。これだけステキな女性に真っ直ぐ言い寄られたら、男ならクラっときてもおかしくない。ケインだって、見逃すにはもったいないぞって忠告してくれるかもね」
「しかし、おまえさんは落ちんだろう?」
「そう、だね…」
言い切ったレイにマスターは声をひそめる。
「女をなぐさめるなら、最後までなぐさめるもんだ。そんなことだから、宇宙いち冷酷だなどと噂されるんだぞ」
「そうか。俺は女に冷たかったから、いや~なあだ名をもらったってわけだ」
レイはそう言って朗らかに笑った。どうしようもないと思ったのか、エリザベスが譲歩する。
「レイ。黙って消えたりしないなら、暴言の数々は許すわ。時々でいいから、顔を見せてよね」
このひとの気性からすれば、かなりの譲歩であろうその言葉を、レイはあっさり断った。
「いくらほとぼりが冷めたって言っても、無理だよ。ここは遠すぎる」
おまえさん、なにを勘違いしてるんだ、とマスターが反応した。
「ほとぼりが冷めたなんてことはないぞ」
「10年も経ってるのに? もう、時効じゃない」
「いや。誰もおまえさんのことをあきらめちゃいないはずだ」
「どうして断言できるんだい?」
レイが訊き返した。
「いま、組織が分裂しかけているのを知っているか?」
「ああ、噂になってるからね。けど、俺は関係ないよ」
「わかっとる。しかし、そう思わないものもいるようだぞ」
「迷惑な話だね」
「よく言うな。分裂の原因を作ったのは誰だと思ってるんだ」
リュウの顔にはクエスチョンマークが浮かんでいた。
「気にしなくていいよ。俺は何ひとつ関係ないんだから。みんな、それこそ俺を誰かと勘違いしているだけ。ね、マスター。レイモンドは死んだんだって」
「気持ちはわかるが。何しろおまえさんは伝説の男だからな。簡単には忘れてはもらえんぞ」
「伝説だったら、それこそ死んでるじゃない。俺はいま、真面目にコツコツ働いてるんだから。リュウと俺の暮らしを誰にも邪魔させたりしない」
レイの鋭いまなざしが、マスターに突き刺さった。
「そんな目を向けんでほしいな。震え上がるよ。わしは事実を事実として伝えてるだけなんだから…。それはそうと、この間、何年ぶりかでマリオンに会ったぞ」
レイの目がすっと細められた。
「どこで?」
「この店でだよ。いまおまえさんが座ってる隣で、ひとりで飲んでいった。昔を懐かしんでるようだったぞ」
「マリオンか。思い出したくもないね」
「向こうはそうでもないようだったが…」
「やめてくれる? せっかくのティア・ドロップが喉を通らなくなりそうだ」
レイは何杯目かのおかわりを要求しながら、軽くいなした。
でも、そのしかめっ面は、どこか余裕がなさそうに見えた。
リュウは二杯おかわりして…、途中から、レイとマスターの会話についていけなくなった。酔いがまわっているのか、それとも、話の内容がぶっ飛んでいるからなのか…。
レイが連合宇宙軍に追われている?
伝説の男?
組織の分裂?
それに、マリオンって誰だ?
頭がくらくらしてきて、何も考えられなくなって。
「レイ」と呼ぶと気分が悪いのかと尋ねられた。「ううん」と首をふる。眠いだけだ。
「眠い」
と言うと、やさしく頭をなでられ、
「寝ていいよ。ソファ席に移る?」
リュウにはそこから先の記憶がない。
レイとマスターの会話を子守歌替わりに、幸せな眠りの中に落ちていったのだ。
もっとしっかりレイの話を聞いておけば良かった、と。悔やんでも悔やみきれない思いを味わうのを、この時のリュウは少しも知らなかった。
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