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第2章
第21話・魁隼人の告白と紫イカヅチの狙い
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ログアウトした相馬航海と古河龍二は、デバッグルームから一目散に、開発室へと向かった。邑先あかねに、真相を確認するためだ。
開発室は静まり返っていた。開発室にはあかねはいなかった。プログラマーのリーダー・魁隼人にあかねの所在を確認したが、魁も口ごもり、何かを隠しているようだった。
「魁さん、あかねちゃんがここにいないってことは、どこからログインしたんですかね?」
航海の語気が荒い。バルス・テイトの正体があかねだったと確信していたものの、半分はカマをかけての問いかけだった。
「バルス・テイトはもともとNPCのはずですよね。僕たちも途中まではそれを確認できています。だけど、突然四天王なんてものを作り出して、国王にまでなるなんて、そんなプログラム的な余白があったんですか?」
龍二も堰を切ったように、魁を問いただす。
魁は、紙コップに残ったアイスコーヒーを飲み干した。まるで、酒で景気づけのようなそんな素振りだった。
「隠していて、申し訳ない。察しのとおり、バルス・テイトはあかねだ。だがな、それには理由があって…」
魁の口がまだ重い。いつものディレクターチェアから立ち上がり、航海や龍二の近くまで歩き出した。
「あかねは、自宅からログインしている。俺が許可した」
自宅からのログインは、デバッグチームでも自宅のネットワーク環境に二重・三重ものセキュリティの構築と厳格な社内申請が必要だ。社長決裁印が必要になる。それを、魁の単独の判断で行ったということだった。
「それは、社内規定違反じゃないですか」
龍二が今まで騙されていた・隠されていたという鬱憤から、魁に喰ってかかった。
「落ち着けよ、龍二」
航海が龍二を嗜めた。ゲーム内ではガルフがリグレットを制し、諭す場面が多いが現実世界では少し様子が違う。
「で、どういうわけか、話していただけますか?」
航海は魁に椅子に座るように目で促す。龍二も近くの椅子に腰かけた。
「あかねの妹って知ってるか?邑先いずき。彼女がこのゲーム内で行方不明になった。厳密には、現実の世界には身体がある。だが意識が戻らん。意識だけが乖離し、キャラクターから分離できずにいる。あかねは、妹いずきの意識を奪ったNPCを探している」
魁の説明はいつも端的で淡白だ。ゲーム構成にダメ出しをするだけあって、要点はシンプルに伝える。だが、人の心を動かすことが苦手だ、と航海は感じた。父に似ていると。
「もしかして、NPCに意識を奪われたとか?」
龍二は魁の話を全面的に信じている体で、確認した。手順を間違えば、爆破する不発弾を扱うように、慎重に。
「デバッグチームにデバッグ依頼する前に俺たちプログラマーチームがゲーム内のゴミ取りをするのは知ってるだろ。あかねの妹いずきは、凄腕のゲーマーでな。お前たちも知っていると思うが」
「もしかして、あの二年前に失踪したっていう、紫イカヅチ、のこと?」
龍二はスマホで検索した小さなニュースを魁と航海に見せた。確かに、人気ゲーマー紫イカヅチ失踪の見出しだった。
「あぁ、紫イカヅチは邑先いずきのゲームネームだ。いずき一人でログインしてたのを俺も黙認していた。通常はお前たちみたいにバディ体制がルールだが」
「一人でログインして、NPCに殺されてゲームから離脱できなくなったってことですよね?このクラスのゲーマーがそんなミスするかな?」
航海はいずきがゲーム内でNPC如きに倒されるなんて信じられなかった。
「あるんだよ、ゲームバランスが崩れている初期には。お前たちはある程度、整ってからデバッグしてるだろ。俺たちのゴミ取り段階じゃぁ、ゲーム内は混沌としている。だから、いずきクラスのゲーマーじゃないと対応できない。だがな、いつもはあかねと二人でログインしてたんだ。それが…」
魁の話によると、いずきは何者かNPCに不意打ちを喰らい、そのままゲーム内で死亡。バディで潜っているならば、そのまま救出してログアウトすれば問題ないが、一人だったことが致命的だった。それでも、後で誰かがログインして回収すれば、ゲーム内行方不明になることはなかったはずだった。
魁とあかねの見立てによると、NPCが死んだいずきを回収し、持ち物リストから魔法コードを奪った。いずきはほぼすべての魔法を習得してゲーム内にログインしていた。その中には、蘇生魔法「エイム・リバウム」もあった。NPCたちの何者かが、獲物に群がる蟻のようにいずきの魔法コードを習得した。その中の一体が偶然「エイム・リバウム」を手に入れたってことだった。
「しかし、納得できませんね。それほどの魔法を以てして、いずきさんが倒されるなんて」
「ありえるんだ、いずきのレベルはたった10だった。あまり強すぎると、エンカウントできないからな。敢えて。だが、保険に魔法コードは網羅して持たせた。【魔英の指輪】を装備させていたから、魔力が尽きることもないはずだったんだ」
魁は正直に話せることをすべて話していると航海も龍二も、理解していた。だがどうしても、いずきが、NPC如きに倒されることが理解できなかった。
「あかねさんが、バルス・テイトになってゲーム内に潜り込んでいたのは、いずきさんを探すためですね?」
航海はいずき失踪とあかねの偽装ログインについて核心をついた。
「そうだ、あかねは元々中ボスのバルス・テイトに目をつけ、自動学習型AIをプログラミングした。非ログイン時もある程度の指示通りに、バルス・テイトに働いてもらうためにな」
「つまり、シナリオ上で存在しなかった四天王を作り出させ、国家間戦争の引き金を作り、いずきさんの意識を奪ったNPCをおびき出す、ためにですね」
「あぁ、だがな」
魁は深いため息とともに、ある覚悟をしなければならなかった。これから話すことは、あかねとの間にだけ取り交わしたもの。だが、この二人にそろそろ託してもいいのではと、魁は考えていた。
「いずきは、自らゲーム内NPCに意識を奪わせたと考えている」
航海と龍二はその意味がわからなかった。ポカンと間の抜けた顔でお互いを見合った。
「それって、わざとNPCにやられて、意識のコアを別のNPCに奪わせて、逆にNPCを乗っ取るってこと??」
龍二なりのお粗末な仮説だったが、魁の首を縦に振らせた。
「そうだと考えている。いずきは、ログインしたキャラクターを捨てて、別のNPCに乗り換えた。跡がつかないように、しばらく、目的が叶うまで追われないようにするため」
「現実の世界の身体も捨てたってことですよね?」
「あぁ、失踪といっても現実世界の身体は意識が戻らずに生きている。ウチの二十七階のメディカルVIPルームで保護している」
「失踪としてしまえば、ゲーム内で起こっている問題も隠蔽できますからね」
航海の強い不信感が魁の崩れそうな心をぶん殴った。魁は今まで危険な目に合わせてきたこの二人に、こんな大切なことを隠していた、何を言われても仕方ないと覚悟はしている。
「ちょっと待ってください、じゃぁあのジャンヌ・ガーディクスってあの子もNPCなんですよね?それにしても彼は自立型すぎませんか?」
「【エイム・リバウム】、すべては蘇生魔法を解放したことから始まる。そもそも、NPCは死なないはずだ。たとえ死んだことになっても、基本的にプレイヤーが再ログインすれば同じ位置に再配置される。それがゲームだ。だがな、フラグを立てるNPC、まぁボスやシナリオ進行に関わる奴らは死ぬ。倒されればゲーム外にはじかれる」
魁は続けた。
「それに抗ったのが、いずきだ。おそらく。意思を持たされずに、何度も再配置されるNPC。一方、必ず殺される前提として登場するNPC。この二つの不条理をいずきは解決しようとした。そこで使ったのが、【エイム・リバウム】だ。蘇生魔法をかけられたキャラクターは、プログラミングコードから解放される」
「そうなんですか?」
「お前たちプレイヤーにも、蘇生魔法後は経験値や装備品をロストすることがあるだろ。ランダム設定だが」
「はい、アレうっとおしんですよね。でもそうでもないと、ゴリゴリで力技で進めちゃいますから。緊張感のためにも必要だとは思いますが」
龍二は自らの体験談を踏まえて、業務のようにレビューした。
「それをNPC向けにコードを書き換えて改編したようだ。いずきが。蘇生魔法から復活できたNPCは、自立型に切り替わり、AIつまり自分のおつむで学習するようになる。その典型的なキャラクターが…」
「ジャンヌ・ガーディクス!」
三人は口をそろえて言った。
「あかねさんは、ジャンヌからいずきさんの情報を引き出そうと?」
航海は椅子から立ち上がった。テーブルに置きっぱなしだった誰かの飲み残したコーヒーカップが倒れ、テーブルから床に、雨漏りのようにコーヒーがぴちゃぴちゃと落ちる。残っていた氷が音を立ててフロアの床を走る。なんとも、こんなところに、と航海はひとつの疑念を感じ取った。
「あかねさんは、いまどこに?」
航海の目が血走る。
「あかねは、いずきの身体のある二十七階のメディカルVIPルームだ。あそこには、俺でも入れん。あかねとの会話が希望なら、ゲーム内でするのがいい。いずきに盗聴されても気にするな、もうそろそろ終わらさなければならないからな、このゲームも」
航海と龍二は頷き、開発ルームを飛び出し再びデバッグルームへと向かった。
開発室は静まり返っていた。開発室にはあかねはいなかった。プログラマーのリーダー・魁隼人にあかねの所在を確認したが、魁も口ごもり、何かを隠しているようだった。
「魁さん、あかねちゃんがここにいないってことは、どこからログインしたんですかね?」
航海の語気が荒い。バルス・テイトの正体があかねだったと確信していたものの、半分はカマをかけての問いかけだった。
「バルス・テイトはもともとNPCのはずですよね。僕たちも途中まではそれを確認できています。だけど、突然四天王なんてものを作り出して、国王にまでなるなんて、そんなプログラム的な余白があったんですか?」
龍二も堰を切ったように、魁を問いただす。
魁は、紙コップに残ったアイスコーヒーを飲み干した。まるで、酒で景気づけのようなそんな素振りだった。
「隠していて、申し訳ない。察しのとおり、バルス・テイトはあかねだ。だがな、それには理由があって…」
魁の口がまだ重い。いつものディレクターチェアから立ち上がり、航海や龍二の近くまで歩き出した。
「あかねは、自宅からログインしている。俺が許可した」
自宅からのログインは、デバッグチームでも自宅のネットワーク環境に二重・三重ものセキュリティの構築と厳格な社内申請が必要だ。社長決裁印が必要になる。それを、魁の単独の判断で行ったということだった。
「それは、社内規定違反じゃないですか」
龍二が今まで騙されていた・隠されていたという鬱憤から、魁に喰ってかかった。
「落ち着けよ、龍二」
航海が龍二を嗜めた。ゲーム内ではガルフがリグレットを制し、諭す場面が多いが現実世界では少し様子が違う。
「で、どういうわけか、話していただけますか?」
航海は魁に椅子に座るように目で促す。龍二も近くの椅子に腰かけた。
「あかねの妹って知ってるか?邑先いずき。彼女がこのゲーム内で行方不明になった。厳密には、現実の世界には身体がある。だが意識が戻らん。意識だけが乖離し、キャラクターから分離できずにいる。あかねは、妹いずきの意識を奪ったNPCを探している」
魁の説明はいつも端的で淡白だ。ゲーム構成にダメ出しをするだけあって、要点はシンプルに伝える。だが、人の心を動かすことが苦手だ、と航海は感じた。父に似ていると。
「もしかして、NPCに意識を奪われたとか?」
龍二は魁の話を全面的に信じている体で、確認した。手順を間違えば、爆破する不発弾を扱うように、慎重に。
「デバッグチームにデバッグ依頼する前に俺たちプログラマーチームがゲーム内のゴミ取りをするのは知ってるだろ。あかねの妹いずきは、凄腕のゲーマーでな。お前たちも知っていると思うが」
「もしかして、あの二年前に失踪したっていう、紫イカヅチ、のこと?」
龍二はスマホで検索した小さなニュースを魁と航海に見せた。確かに、人気ゲーマー紫イカヅチ失踪の見出しだった。
「あぁ、紫イカヅチは邑先いずきのゲームネームだ。いずき一人でログインしてたのを俺も黙認していた。通常はお前たちみたいにバディ体制がルールだが」
「一人でログインして、NPCに殺されてゲームから離脱できなくなったってことですよね?このクラスのゲーマーがそんなミスするかな?」
航海はいずきがゲーム内でNPC如きに倒されるなんて信じられなかった。
「あるんだよ、ゲームバランスが崩れている初期には。お前たちはある程度、整ってからデバッグしてるだろ。俺たちのゴミ取り段階じゃぁ、ゲーム内は混沌としている。だから、いずきクラスのゲーマーじゃないと対応できない。だがな、いつもはあかねと二人でログインしてたんだ。それが…」
魁の話によると、いずきは何者かNPCに不意打ちを喰らい、そのままゲーム内で死亡。バディで潜っているならば、そのまま救出してログアウトすれば問題ないが、一人だったことが致命的だった。それでも、後で誰かがログインして回収すれば、ゲーム内行方不明になることはなかったはずだった。
魁とあかねの見立てによると、NPCが死んだいずきを回収し、持ち物リストから魔法コードを奪った。いずきはほぼすべての魔法を習得してゲーム内にログインしていた。その中には、蘇生魔法「エイム・リバウム」もあった。NPCたちの何者かが、獲物に群がる蟻のようにいずきの魔法コードを習得した。その中の一体が偶然「エイム・リバウム」を手に入れたってことだった。
「しかし、納得できませんね。それほどの魔法を以てして、いずきさんが倒されるなんて」
「ありえるんだ、いずきのレベルはたった10だった。あまり強すぎると、エンカウントできないからな。敢えて。だが、保険に魔法コードは網羅して持たせた。【魔英の指輪】を装備させていたから、魔力が尽きることもないはずだったんだ」
魁は正直に話せることをすべて話していると航海も龍二も、理解していた。だがどうしても、いずきが、NPC如きに倒されることが理解できなかった。
「あかねさんが、バルス・テイトになってゲーム内に潜り込んでいたのは、いずきさんを探すためですね?」
航海はいずき失踪とあかねの偽装ログインについて核心をついた。
「そうだ、あかねは元々中ボスのバルス・テイトに目をつけ、自動学習型AIをプログラミングした。非ログイン時もある程度の指示通りに、バルス・テイトに働いてもらうためにな」
「つまり、シナリオ上で存在しなかった四天王を作り出させ、国家間戦争の引き金を作り、いずきさんの意識を奪ったNPCをおびき出す、ためにですね」
「あぁ、だがな」
魁は深いため息とともに、ある覚悟をしなければならなかった。これから話すことは、あかねとの間にだけ取り交わしたもの。だが、この二人にそろそろ託してもいいのではと、魁は考えていた。
「いずきは、自らゲーム内NPCに意識を奪わせたと考えている」
航海と龍二はその意味がわからなかった。ポカンと間の抜けた顔でお互いを見合った。
「それって、わざとNPCにやられて、意識のコアを別のNPCに奪わせて、逆にNPCを乗っ取るってこと??」
龍二なりのお粗末な仮説だったが、魁の首を縦に振らせた。
「そうだと考えている。いずきは、ログインしたキャラクターを捨てて、別のNPCに乗り換えた。跡がつかないように、しばらく、目的が叶うまで追われないようにするため」
「現実の世界の身体も捨てたってことですよね?」
「あぁ、失踪といっても現実世界の身体は意識が戻らずに生きている。ウチの二十七階のメディカルVIPルームで保護している」
「失踪としてしまえば、ゲーム内で起こっている問題も隠蔽できますからね」
航海の強い不信感が魁の崩れそうな心をぶん殴った。魁は今まで危険な目に合わせてきたこの二人に、こんな大切なことを隠していた、何を言われても仕方ないと覚悟はしている。
「ちょっと待ってください、じゃぁあのジャンヌ・ガーディクスってあの子もNPCなんですよね?それにしても彼は自立型すぎませんか?」
「【エイム・リバウム】、すべては蘇生魔法を解放したことから始まる。そもそも、NPCは死なないはずだ。たとえ死んだことになっても、基本的にプレイヤーが再ログインすれば同じ位置に再配置される。それがゲームだ。だがな、フラグを立てるNPC、まぁボスやシナリオ進行に関わる奴らは死ぬ。倒されればゲーム外にはじかれる」
魁は続けた。
「それに抗ったのが、いずきだ。おそらく。意思を持たされずに、何度も再配置されるNPC。一方、必ず殺される前提として登場するNPC。この二つの不条理をいずきは解決しようとした。そこで使ったのが、【エイム・リバウム】だ。蘇生魔法をかけられたキャラクターは、プログラミングコードから解放される」
「そうなんですか?」
「お前たちプレイヤーにも、蘇生魔法後は経験値や装備品をロストすることがあるだろ。ランダム設定だが」
「はい、アレうっとおしんですよね。でもそうでもないと、ゴリゴリで力技で進めちゃいますから。緊張感のためにも必要だとは思いますが」
龍二は自らの体験談を踏まえて、業務のようにレビューした。
「それをNPC向けにコードを書き換えて改編したようだ。いずきが。蘇生魔法から復活できたNPCは、自立型に切り替わり、AIつまり自分のおつむで学習するようになる。その典型的なキャラクターが…」
「ジャンヌ・ガーディクス!」
三人は口をそろえて言った。
「あかねさんは、ジャンヌからいずきさんの情報を引き出そうと?」
航海は椅子から立ち上がった。テーブルに置きっぱなしだった誰かの飲み残したコーヒーカップが倒れ、テーブルから床に、雨漏りのようにコーヒーがぴちゃぴちゃと落ちる。残っていた氷が音を立ててフロアの床を走る。なんとも、こんなところに、と航海はひとつの疑念を感じ取った。
「あかねさんは、いまどこに?」
航海の目が血走る。
「あかねは、いずきの身体のある二十七階のメディカルVIPルームだ。あそこには、俺でも入れん。あかねとの会話が希望なら、ゲーム内でするのがいい。いずきに盗聴されても気にするな、もうそろそろ終わらさなければならないからな、このゲームも」
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