烈火(27編の詩)

同居人のテンションが高すぎる

同居入のテンションが高すぎる
同居人のテンションが高すぎる
一生懸命頑張ってもついていけない
彼女は何も気にしない　絶好調さ
昨日は変なエアギターかき鳴らしながら
わたしが神やと喚いてたっけ

今度は何やらかすか怯えながら
それでもどこか期待してしまうぼく
どうにもこうにも止まらないし
止められるわけないと諦めているのさ

一緒にやりましょうと彼女は笑顔で
それはそれは楽しそうに誘ったりする
提案書は受け入れがたい駄文であった
姦通よりも下劣な悪ふざけ　なのだが
思いついたら即行動がモットーなので
電子レンジにポイと生卵さえ入れそうで
　ふざけるな　ふざけるな　ふざけるなあああ
ぼくは心の中でののしりながら　ニコニコ
面白くなってしまうハート　いなめない

君の輝かしい笑顔に　軽く応じたいね
こんなことではいけない　と思いつつ
ついひと肌脱いでみたくなるよ
ついつい協力してみたくなるよ

Hey Siri
　土葬　甘草　彼岸花
　ノークレイジー　ノーストーリー　ケミストリー
　インカ帝国　いい湯加減　どこが愛

その手の中にあるものはしかし
本当に意義深いものだと確信してるかい
手塩はかけすぎないようにしてってば
ちゃんと言ったでしょう
毎朝毎晩うんざりするほど言わしめる

支離滅裂テクニックを　ばっちり所有
身近な勧善懲悪　ひともんちゃく
さもありなん　さもありなん　難関
同居人のテンション　まじ高すぎる