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さようならのうたを貴方は口ずさんでいた。
穏やかな海を私はただ見つめるばかりだった。
夕日の落ちてゆくその様を。

思い出すばかりでは何の解決にもなりはしない。
取り戻したいのなら、もう一度歌わなくちゃならないのかもしれない。

だから、そっと歌い続けていよう。
貴方の愛した、やさしいままの自分であれるように。
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