はちゃめちゃな世界で君と。

Forever, Lovers.

2

楽しくなってきた俺は指だけでなく掌全てで臀部を掴み、もちもちもした触感を楽しみ始めた。

「……ゴードン、駄目です」

羞恥に赤く染まった耳が俺の視界を美味しそうに横切るものだから。
はむっと耳朶を噛んで、そのまま舐める。

俺は悪くない。

「はっ……」

甘さを含んだ吐息がクレオの口から漏れた。

ぴんと俺のものが聳り立つのが分かった。
硬くなったそれをクレオの大腿部に擦り付ける。

まさしく俺は発情した犬である。
もうそれでいい。

「クレオのものも大きくなってるな」

耳元でそう囁きながら、クレオの股間部に手を当てる。
どくどくと脈打つ彼のものに手を這わせながら、俺はクレオに口づけを落とした。

「んぅ、」

クレオの吐息はまるで魔法みたいに俺を虜にする。
舌先同士を絡め合いながら、甘く痺れる快感を貪った。

唾液と唾液を絡み合わせ、俺たちは唇を離した。
どちらも荒い呼吸をしていた。

再び臀部に回した指で彼の割れ目をゆっくりと摩る。
びくっとクレオの腰が揺れて、恥じらいだように目元が赤く染まる。

「そ、それ、やめてください」

小さな声で俺から逃れようとする彼をさらに強く抱きしめて、俺は言った。

「結婚式をあげよう」
「え？」

瞬いた彼の瞼にキスを落とし、俺は彼の逸物に手を伸ばしていた。
先走りを指に絡ませて、聳り立つそれに擦りつける。

「いいよな。俺たちは家族になるんだから」
「ぅ、ん」

不可抗力的に漏らしたクレオの声を了承と見做した。

「おぉ、ありがとう！　楽しみだな」

ゆらりゆらりとまったりクレオの棒を指で弄ぶ。
もどかしさからか、クレオは顰めっ面をしている。

「ゴードン、あの、もう……」

腰を少しずつ動かしながらクレオがそんなことを言うので、俺は彼の望み通り、手の中にある棒を高速で撫でまくった。

「あぁっ！」

クレオの白い体液が俺の手にかかると同時に彼はくったりとしてもたれ掛かる。

俺はクレオを抱き上げ、寝台へと運んだ。
彼と俺の洋服を全て剥ぎ取り、俺たちは生まれたままの姿で向かい合った。

「「一線は超えない」」

俺たちの声が重なり、笑い合う。
俺はそっとクレオを抱き寄せた。

硬くなった逸物同士を突き合わせながら、俺たちは幸福で無邪気な眠りについた。