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私を水の都へ連れてって
別離ーわかれー その4
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ハヤトと飛鳥が愛し合い、ハヤトが眠ってしまった後ー。
飛鳥は名残惜しそうに、愛おしそうに、
隣で眠るハヤトの頬をしばらく撫でると、
一度も振り返らず、部屋を出て行った。
「本当にいいのか?」
部屋を出てすぐ、神前が立っていた。
いつからそこにいたのだろうか?
「凛ちゃんこそ、本当にいいの?
ハヤト君と離れ離れになって。」
「何度も言うが、アイツに対してそう言う感情はないよ。
アイツより、飛鳥の方が大切だ。」
「そう…ありがとう。」
「荷物はもう、用意してある。
それと…。」
神前はポケットから一包みの薬を飛鳥に手渡す。
「?コレは?」
「この世界のアフターピルだ。
以前マイヤーさんからもらった物だが…要らなかったか?」
「うううん、ありがとう。
何から何までごめんね。」
飛鳥は首を振り、差し出された薬を受け取る。
「行こうか。」
「ああ。」
飛鳥はハヤトの部屋の扉を見つめ呟く。
「さよなら、ハヤト君…。」
つづく
21時10分に次話更新します。
宜しくお願い致します。
飛鳥は名残惜しそうに、愛おしそうに、
隣で眠るハヤトの頬をしばらく撫でると、
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「本当にいいのか?」
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いつからそこにいたのだろうか?
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ハヤト君と離れ離れになって。」
「何度も言うが、アイツに対してそう言う感情はないよ。
アイツより、飛鳥の方が大切だ。」
「そう…ありがとう。」
「荷物はもう、用意してある。
それと…。」
神前はポケットから一包みの薬を飛鳥に手渡す。
「?コレは?」
「この世界のアフターピルだ。
以前マイヤーさんからもらった物だが…要らなかったか?」
「うううん、ありがとう。
何から何までごめんね。」
飛鳥は首を振り、差し出された薬を受け取る。
「行こうか。」
「ああ。」
飛鳥はハヤトの部屋の扉を見つめ呟く。
「さよなら、ハヤト君…。」
つづく
21時10分に次話更新します。
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