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私を水の都へ連れてって
帰ってきた我が家
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「おかえりなさいませ、ハヤト様」
「ああ、ただいま、マイヤー。」
「「おかえりなさいませ、ハヤト様ッ!」」
邸宅の玄関でマイヤーとその後ろに居並ぶメイド達に出迎えられる。
「みんな、ただいま。」
「お、お帰りなさい…高御座君。」
「え?」
聞き覚えのある、懐かしい声に、驚いて声の方を見る。
そこには、神前に背を押され、前に押し出される道祖の姿が。
ダール平原での帝国軍との戦い以来、部屋に篭りきりだった彼女の顔を、俺は久々に見た。
俺のいない間に、何かあったのだろうか?
「ただいま…道祖。…元気そうで、良かったよ。」
「うん…。ごめんね、心配かけて…。」
「いや、そんな事は…。」
そこまで話すと、二人はお互いの目を見ることも出来ず、黙りこくってしまった。
衆人環視の中、二人の間に沈黙が流れ、
「はいっ!皆さん、お屋敷に入りましょう!
さ、ハヤト様もお疲れでしょ?お風呂になさいますか?食事の用意も出来ておりますよ?」
「お帰りになるってんで、腕によりをかけましたからねっ!」
料理担当のヴァロカが腕をまくってアピールしてくる。これは楽しみだっ!
「お、おお!では、先に食事にしよう!チェーレの飯もうまかったが、久々のヴァロカの飯、楽しみだなっ!」
マイヤーの仕切りに助けられた。
食事は普段皆が使う大食堂でとることにした。
久々の家での食事を皆で
食事中は、モータル王国でのダンジョン攻略の話で盛り上がった。
広大なアクラシア砂漠の過酷な行程に皆が同情し、一面砂ばかりの中にあるオアシス都市モータスの姿に目を輝かせ、俺のガトフへの特訓に皆がドン引きする。
カシネがあのエフタフを倒した話に皆が熱狂し、ルヴォークとマーサにカシネがもみくちゃにされる。
そしてー。
「魔法爪っ!!??」
ガトフが編み出した[魔法爪]に多くの警備部所属の戦闘メイド達が色めき立った。
「それを会得すれば、我々でもハヤト様の魔法剣のような事ができるって事ですかっ!?」
「わ、私は土魔法が使えますが、どんな魔法剣がっ?!」
「…魔法が使えない私は死ねという事でしょうか…。」
「お、落ち込まないで、ね?」
戦闘メイド達の中でも魔法を使える者と使えない者がおり、食堂に笑いと涙が溢れる。
俺は食堂を見渡す。
皆の顔は笑顔で溢れている(魔法の件で落ち込んでいる者もいるが)。
「帰ってきたんだなぁ。」
俺のつぶやきを聞き逃さなかったルヴォークが、
「改めまひて!おっかえりなさいませ!ご主人たまっ!!」
「こらっ、くっつくな、酒臭いっ!」
「何れそんなちゅめたい事をっ!そうだ!長旅で溜まっへらっひゃるでしょっ?
僭越ながりゃ、ワタクヒがっ!」
言うや否や、俺のズボンに手をかける。
「ちょっ、何をっ!?」
「イイじゃないでふかっ!遠慮は要りまへっ!」
ーゴンっー
鈍い音と共に、ルヴォークが白目を剥いて膝から崩れ落ちる。
背後には拳を握りしめたマイヤーが。
「まったく。お酒が入るとすぐこれなんだから…。」
ため息をつきながら、ルヴォークを部屋に連れて行くよう部下に指示を出し、マイヤーが俺の横に腰を下ろす。
「申し訳ございません、ご主人様。まったく、強くないのに雰囲気でバカバカ呑むから…。」
「いや、イイんだ。宴会だからな。」
「そうやってご主人様が甘やかされるから…。」
そう言うと、マイヤーは俺の肩にしなだれかかってきた。
「?マイヤー?」
「そうやってお優しいから…。」
マイヤーが体を擦り付け始める。
「ちょ、マイヤー??」
「今晩は…ワタクシですよね…?」
上目遣い+潤んだ瞳での攻撃だっ!
「ちょ、ちょっとマイヤー!ストップ!ストップ!」
「何でですかっ!もう何日ここを空けてらっしゃるンゴっ!」
ーゴンっー
鈍い音と共に、マイヤーが白目を剥いて腰から崩れ落ちる。
背後には拳を握りしめたチェーレが。
「まったく。お酒が入るとすぐこれなんだから…。」
「あれは酔ってたのか…。」
「マイヤー様はお顔に出ませんから。」
ため息をつきながら、マイヤーを部屋に連れて行くよう部下に指示を出し、チェーレが俺の横に腰を下ろす。
「…このパターン、もう結構なんですけど…。」
「大丈夫ですよ、私は呑んでませんから。お二人を止められるのは、私だけですから。」
「そ、そうか…。すまないな、気苦労をかけて。」
チェーレがシラフなのを確認して、俺は胸をなで下ろす。
「で、明日からのご予定は?」
「そうだな、数日はゆっくり過ごして、来週あたりミュールに行ってみようと思う。」
「マルクタス伯爵に誘われておられましたね。ムラーユ温泉、行かれるんですか?」
「まあ、せっかくだしな。それだけじゃなく、水の大聖堂にはぜひ行きたい。」
俺は未だ契約出来ていない水の最上位精霊[水帝 アクア]が水の大聖堂でなら会って、契約も出来るのでは?と期待しているのだ。
「水の大聖堂っ?!」
いつの間にか近くに来ていた道祖が食いついた。
「おぉ、さ、道祖。きょ、興味があるのか?」
「あ…うん…。」
うぅん、久しぶりに話すからか、そもそもあまり話す仲じゃなかったからか、会話が続かない…。
だが、引きこもってばかりだったアノ道祖が自分から話しかけてくれたんだ!
ここで行かなきゃ男じゃないぜ!
「あ、あの、道ー!」
俺が思い切って声を出した瞬間、
「驚け高御座っ!飛鳥には魔法の才能があったんだ!」
「…お、おう。」
助け舟を出そうとしたのか天然か、神前が割って入って来た。
「お前がモータル王国に行ってる間に、王城に行ってな、精霊たちに会って来たらしい!
すごいよな、道祖はスゴい魔法使いになれるって、ツェーカさんも言ってたゾ!」
神前が興奮気味に報告してくれるが、そう言うのは本人から聞きたい。
「あー、神前…ちょっと黙っー。」
「凛ちゃん、私が、自分で言うから。」
「お、そ、そうか?」
道祖が神前を押しやり、俺をまっすぐ見据え、
「高御座君。」
「は、はい。」
道祖の気迫に押され、俺は思わず姿勢を正す。
「…今夜…部屋に行っても…いいカナ?」
つづく
読了ありがとうございます。
『異世界運送~転生した異世界で俺専用の時空魔法で旅行気分で気ままに運送業!のつもりが、ぶっ壊れ性能のせいでまさかの人類最強?!~』という小説を新たに書き始めました。
よろしければ、そちらもお願いします!
「ああ、ただいま、マイヤー。」
「「おかえりなさいませ、ハヤト様ッ!」」
邸宅の玄関でマイヤーとその後ろに居並ぶメイド達に出迎えられる。
「みんな、ただいま。」
「お、お帰りなさい…高御座君。」
「え?」
聞き覚えのある、懐かしい声に、驚いて声の方を見る。
そこには、神前に背を押され、前に押し出される道祖の姿が。
ダール平原での帝国軍との戦い以来、部屋に篭りきりだった彼女の顔を、俺は久々に見た。
俺のいない間に、何かあったのだろうか?
「ただいま…道祖。…元気そうで、良かったよ。」
「うん…。ごめんね、心配かけて…。」
「いや、そんな事は…。」
そこまで話すと、二人はお互いの目を見ることも出来ず、黙りこくってしまった。
衆人環視の中、二人の間に沈黙が流れ、
「はいっ!皆さん、お屋敷に入りましょう!
さ、ハヤト様もお疲れでしょ?お風呂になさいますか?食事の用意も出来ておりますよ?」
「お帰りになるってんで、腕によりをかけましたからねっ!」
料理担当のヴァロカが腕をまくってアピールしてくる。これは楽しみだっ!
「お、おお!では、先に食事にしよう!チェーレの飯もうまかったが、久々のヴァロカの飯、楽しみだなっ!」
マイヤーの仕切りに助けられた。
食事は普段皆が使う大食堂でとることにした。
久々の家での食事を皆で
食事中は、モータル王国でのダンジョン攻略の話で盛り上がった。
広大なアクラシア砂漠の過酷な行程に皆が同情し、一面砂ばかりの中にあるオアシス都市モータスの姿に目を輝かせ、俺のガトフへの特訓に皆がドン引きする。
カシネがあのエフタフを倒した話に皆が熱狂し、ルヴォークとマーサにカシネがもみくちゃにされる。
そしてー。
「魔法爪っ!!??」
ガトフが編み出した[魔法爪]に多くの警備部所属の戦闘メイド達が色めき立った。
「それを会得すれば、我々でもハヤト様の魔法剣のような事ができるって事ですかっ!?」
「わ、私は土魔法が使えますが、どんな魔法剣がっ?!」
「…魔法が使えない私は死ねという事でしょうか…。」
「お、落ち込まないで、ね?」
戦闘メイド達の中でも魔法を使える者と使えない者がおり、食堂に笑いと涙が溢れる。
俺は食堂を見渡す。
皆の顔は笑顔で溢れている(魔法の件で落ち込んでいる者もいるが)。
「帰ってきたんだなぁ。」
俺のつぶやきを聞き逃さなかったルヴォークが、
「改めまひて!おっかえりなさいませ!ご主人たまっ!!」
「こらっ、くっつくな、酒臭いっ!」
「何れそんなちゅめたい事をっ!そうだ!長旅で溜まっへらっひゃるでしょっ?
僭越ながりゃ、ワタクヒがっ!」
言うや否や、俺のズボンに手をかける。
「ちょっ、何をっ!?」
「イイじゃないでふかっ!遠慮は要りまへっ!」
ーゴンっー
鈍い音と共に、ルヴォークが白目を剥いて膝から崩れ落ちる。
背後には拳を握りしめたマイヤーが。
「まったく。お酒が入るとすぐこれなんだから…。」
ため息をつきながら、ルヴォークを部屋に連れて行くよう部下に指示を出し、マイヤーが俺の横に腰を下ろす。
「申し訳ございません、ご主人様。まったく、強くないのに雰囲気でバカバカ呑むから…。」
「いや、イイんだ。宴会だからな。」
「そうやってご主人様が甘やかされるから…。」
そう言うと、マイヤーは俺の肩にしなだれかかってきた。
「?マイヤー?」
「そうやってお優しいから…。」
マイヤーが体を擦り付け始める。
「ちょ、マイヤー??」
「今晩は…ワタクシですよね…?」
上目遣い+潤んだ瞳での攻撃だっ!
「ちょ、ちょっとマイヤー!ストップ!ストップ!」
「何でですかっ!もう何日ここを空けてらっしゃるンゴっ!」
ーゴンっー
鈍い音と共に、マイヤーが白目を剥いて腰から崩れ落ちる。
背後には拳を握りしめたチェーレが。
「まったく。お酒が入るとすぐこれなんだから…。」
「あれは酔ってたのか…。」
「マイヤー様はお顔に出ませんから。」
ため息をつきながら、マイヤーを部屋に連れて行くよう部下に指示を出し、チェーレが俺の横に腰を下ろす。
「…このパターン、もう結構なんですけど…。」
「大丈夫ですよ、私は呑んでませんから。お二人を止められるのは、私だけですから。」
「そ、そうか…。すまないな、気苦労をかけて。」
チェーレがシラフなのを確認して、俺は胸をなで下ろす。
「で、明日からのご予定は?」
「そうだな、数日はゆっくり過ごして、来週あたりミュールに行ってみようと思う。」
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俺は未だ契約出来ていない水の最上位精霊[水帝 アクア]が水の大聖堂でなら会って、契約も出来るのでは?と期待しているのだ。
「水の大聖堂っ?!」
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「おぉ、さ、道祖。きょ、興味があるのか?」
「あ…うん…。」
うぅん、久しぶりに話すからか、そもそもあまり話す仲じゃなかったからか、会話が続かない…。
だが、引きこもってばかりだったアノ道祖が自分から話しかけてくれたんだ!
ここで行かなきゃ男じゃないぜ!
「あ、あの、道ー!」
俺が思い切って声を出した瞬間、
「驚け高御座っ!飛鳥には魔法の才能があったんだ!」
「…お、おう。」
助け舟を出そうとしたのか天然か、神前が割って入って来た。
「お前がモータル王国に行ってる間に、王城に行ってな、精霊たちに会って来たらしい!
すごいよな、道祖はスゴい魔法使いになれるって、ツェーカさんも言ってたゾ!」
神前が興奮気味に報告してくれるが、そう言うのは本人から聞きたい。
「あー、神前…ちょっと黙っー。」
「凛ちゃん、私が、自分で言うから。」
「お、そ、そうか?」
道祖が神前を押しやり、俺をまっすぐ見据え、
「高御座君。」
「は、はい。」
道祖の気迫に押され、俺は思わず姿勢を正す。
「…今夜…部屋に行っても…いいカナ?」
つづく
読了ありがとうございます。
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