255 / 261
高等部3年生
エウロへの返事(後編)
しおりを挟む
──そうだ!!
「ご飯で釣る!」
先生が置いて行った“ポポモ”の餌を部屋の中央に置き、エウロと机の陰に隠れる。
お腹を空かせた“ポポモ”が出てくるまでの間、2人で待つ事にした。
「……出てこないな」
「そうだね」
──はい! 次!!
「大声で騒いでみる? 驚いて出てくるかも!」
「よし! やってみよう!!」
部屋の中を歩き回りながら、2人で「ああー! たいへーん!!」、「出てこーい!!」と大声で叫ぶ。
傍から見れば、頭がおかしくなったように見えなくもない。
「……出てこないな」
「そうだね」
──よし! 次!!
「死んだふりをしてみるか。部屋が静かになれば、“ポポモ”が安心して出てくるかもしれない。きっと、出てきた“ポポモ”が倒れている俺たちに近寄ってくるはずだ!」
斬新なアイディア!!
「うん! やってみよう!」
すぐに2人並んでその場に倒れこむ。
なるべく呼吸もせず、動かず、死んだふりを続ける。
「……出てこないな」
「そうだね」
声を潜め、ボソボソと会話をする。
「……ねぇ、エウロ」
「なんだ?」
私は気がついてしまった。
「死んだふりじゃなくても、ただ静かにしてるだけで良かったんじゃない?」
「はっ!」
『部屋が静かになれば、“ポポモ”が安心して出てくる』だけで、“ポポモ”を捕まえられたんじゃ……。
さらに“ポポモ”は出てきてないし。
──さぁ! 次!!
「そうだ! 《風の魔法》を使って、魔法研究室に風を起こしてみたらどうかな? “ポポモ”が驚いて出てくるかも」
「それだ!!」
私の案に、エウロが笑顔で応える。
4度目の正直! お願いだから成功して!!
エウロが《風の魔法》を使い、部屋の中で風を起こす。
想像よりも風が強く、私まで驚いてしまった。
と、驚いている暇はなかった!
エウロが魔法を使っている間、“ポポモ”が出てきていないか入念に辺りを見渡す。
「──ああ!」
見つけたっ!!
「いたー!!!」
急いで“ポポモ”の元まで走り、ダイビングキャッチする。
私の叫ぶ声を聞いたエウロが魔法を止め、すぐさま駆け寄ってきた。
「エウロ! やったよ!!」
「やったな! アリア!!」
2人で喜びながら、“ポポモ”を無事にゲージへと入れる。
「俺のせいだけど、部屋……散らかっちゃったな」
「うん。……先生に片付けてもらおう」
先生も怒らずにやってくれる事でしょう。
しれっと私が言うと、エウロが笑いだした。
「あはは、そうだな。それがいい!」
2人で笑い合いながら、もう見る事ができないかもしれない希少生物“ポポモ”を2人で眺める。
すると、隣にいたエウロがふいに口を開いた。
「最近は学校祭の準備や武術大会の練習で忙しいから、アリアとあまり話せていなかったよな」
「そうだね」
エウロの言う通り、2人でゆっくり話すのは久しぶりかも。
「俺、武術大会の練習……その、頑張ってるから!」
照れたような表情を浮かべつつ、エウロが胸を張る。
その姿に、急に胸が痛みだす。
──だけど、伝えなきゃいけない。
「その事なんだけど……ご、ごめん、エウロ! 私、自分の本当の気持ちに……自分が誰を好きなのか気づいてしまって」
「ん? そうかぁ、好きな人に気がついたのかぁ」
いつも通りの表情で、エウロが笑っている。
……あ、あれ? 私に気を遣ってくれている??
それとも、オーンやミネルのように気がついてたとか!?
反応に困っていると、その数秒後、エウロの顔から突然笑みが消えた。
「えっ!? えーーーーっ!!!!」
エウロの大声に、私もついつい驚いてしまう。
「好きな人ができたって、言ったのか!!?」
「う、うん」
もしかして、私の言った事をちゃんと理解できていなかっただけ……なのかな?
私の返事を聞いたエウロが、どこか悩ましげな表情を浮かべている。
「ごめん……という事は、俺ではない……よな?」
「う、うん」
少しだけ気まずい空気の中、返事をする。
「そっか……」
独り言のようにエウロが呟く。
エウロがどういう心境なのか、全く読み取れない。
「……こういうのって、聞いていいのか?」
「何を?」
エウロが言いづらそうに私を見る。
「その、アリアの好きな人って誰なのか……いや、でもなぁ。聞きたいような、聞きたくないような」
言いながら、エウロが……床の上でのたうち回っている。
これは伝えた方がいいのかな? 伝えない方がいいのかな?
──ううん。
きちんと伝えるべきだよね。
「やっぱり、教えてくれ!!」
「私、カウイが好きなんだ」
うっ。本日2度目の話かぶりが、このタイミングとは!!
「カ、カウイ!?」
かぶってはしまったけれど、私の声はしっかりとエウロに届いてたらしい。
驚いたように目をパチパチと瞬かせた後、エウロが考えるように自分の手を顎の下へと持っていく。
「そっか、カウイかぁ。カウイなら……いや、幼なじみの誰かなら納得だ! 安心してアリアを任せられる!!」
晴れ晴れとした顔で、エウロが笑う。
嘘が一つも感じられない温かな言葉に、胸がギュッと締めつけられる。
「……カウイに気持ちは伝えたのか?」
「ううん……まだ」
私の言葉に、エウロが怪訝そうな表情を見せる。
「俺に遠慮して言えてない、言わないとかじゃないよな?」
「あっ、うん。きちんと気持ちは伝えるつもり」
素直に答えると、ばつが悪そうにエウロが笑いだした。
「ごめん。早とちりした上に俺はなんて自惚れた発言を……」
「いや、なんか……私もごめん」
お互いに謝りつつ、気まずそうに笑い合う。
「……残念な気持ちがないわけではないし」
ふと、エウロがぽつりと話し始めた。
「もしかしたら……あとで実感が湧いてきて、落ち込むのかもしれない」
何かを探すように、エウロが視線を上へと向ける。
それから、まるで自分自身を納得させるかのように、こくりと頷いた。
「だけど……アリアを好きになってからの日々は、アリアの事を考えるだけでドキドキして楽しかった! 何より幸せだった!!」
私もエウロといる時はいつだって楽しいと思ってたし、今も思ってるよ。
今は、少しつらい気持ちもあるけど。
「ありがとな、アリア」
「私も……エウロの気持ち嬉しかった。ありがとう」
明るい声で感謝を告げるエウロに、私も精一杯の『ありがとう』を伝える。
しばらく沈黙した後、エウロが言いづらそうに口を開いた。
「その、アリアが嫌じゃなければ……大会には来て応援してほしい。……もちろん、カウイと一緒に!」
無理して笑ってくれているようにも見える。
「俺、アリアの事も好きだけど、カウイの事も好きだからさ! このまま2人と気まずくなって、話せなくなるのだけは絶対に嫌だから!!」
「……ありがとう。行かせてもらうね」
エウロは……どんな時でもエウロだ。
「うん。俺、絶対に優勝するから!!」
自分自身を鼓舞するかのようにエウロが話している。
やっぱりエウロは優しいなぁ。
次の授業までの間、2人で色々な話をしていると、エウロがふいに尋ねてくる。
「──それで、カウイにはいつ伝えるんだ?」
「そうなんだよね。早く伝えるべきだとは思ってるんだけど……」
……ん? 待てよ。
聞かれたから話しているけど、エウロの前で普通に話していい内容なのかな?
「ん? ああ、俺の事は気にしなくていいぞ。今はまだなんていうか、頭がついていってないというか、夢の中にいるような状態だから」
それは……どういう状態??
さっきエウロも言ってたけど、実感が湧いていないという事かな?
カウイに気持ちかぁ、うーん。
エウロに返事をしてから……と思っていたから、いつ伝えるとかは考えてなかったんだよね。
とはいえ、いつでも伝えられる状況になったわけだけど……逆に困った。
せっかくならカウイを喜ばせるような伝え方をしたい! という欲がふつふつと湧いてきてしまった。
返事をするだけでも喜んでくれそうだけど、それだけというのもなぁ。
時期については……学校祭が近い事もあって、「エンタ・ヴェリーノ ナンバーワンコンテスト」に出るみんなは準備で忙しそうだからなぁ。
出場するカウイも然りだし。
私も魔法コンテストの準備が終盤に差し掛かってるし、って……。
──こ、これだ!!!
「ご飯で釣る!」
先生が置いて行った“ポポモ”の餌を部屋の中央に置き、エウロと机の陰に隠れる。
お腹を空かせた“ポポモ”が出てくるまでの間、2人で待つ事にした。
「……出てこないな」
「そうだね」
──はい! 次!!
「大声で騒いでみる? 驚いて出てくるかも!」
「よし! やってみよう!!」
部屋の中を歩き回りながら、2人で「ああー! たいへーん!!」、「出てこーい!!」と大声で叫ぶ。
傍から見れば、頭がおかしくなったように見えなくもない。
「……出てこないな」
「そうだね」
──よし! 次!!
「死んだふりをしてみるか。部屋が静かになれば、“ポポモ”が安心して出てくるかもしれない。きっと、出てきた“ポポモ”が倒れている俺たちに近寄ってくるはずだ!」
斬新なアイディア!!
「うん! やってみよう!」
すぐに2人並んでその場に倒れこむ。
なるべく呼吸もせず、動かず、死んだふりを続ける。
「……出てこないな」
「そうだね」
声を潜め、ボソボソと会話をする。
「……ねぇ、エウロ」
「なんだ?」
私は気がついてしまった。
「死んだふりじゃなくても、ただ静かにしてるだけで良かったんじゃない?」
「はっ!」
『部屋が静かになれば、“ポポモ”が安心して出てくる』だけで、“ポポモ”を捕まえられたんじゃ……。
さらに“ポポモ”は出てきてないし。
──さぁ! 次!!
「そうだ! 《風の魔法》を使って、魔法研究室に風を起こしてみたらどうかな? “ポポモ”が驚いて出てくるかも」
「それだ!!」
私の案に、エウロが笑顔で応える。
4度目の正直! お願いだから成功して!!
エウロが《風の魔法》を使い、部屋の中で風を起こす。
想像よりも風が強く、私まで驚いてしまった。
と、驚いている暇はなかった!
エウロが魔法を使っている間、“ポポモ”が出てきていないか入念に辺りを見渡す。
「──ああ!」
見つけたっ!!
「いたー!!!」
急いで“ポポモ”の元まで走り、ダイビングキャッチする。
私の叫ぶ声を聞いたエウロが魔法を止め、すぐさま駆け寄ってきた。
「エウロ! やったよ!!」
「やったな! アリア!!」
2人で喜びながら、“ポポモ”を無事にゲージへと入れる。
「俺のせいだけど、部屋……散らかっちゃったな」
「うん。……先生に片付けてもらおう」
先生も怒らずにやってくれる事でしょう。
しれっと私が言うと、エウロが笑いだした。
「あはは、そうだな。それがいい!」
2人で笑い合いながら、もう見る事ができないかもしれない希少生物“ポポモ”を2人で眺める。
すると、隣にいたエウロがふいに口を開いた。
「最近は学校祭の準備や武術大会の練習で忙しいから、アリアとあまり話せていなかったよな」
「そうだね」
エウロの言う通り、2人でゆっくり話すのは久しぶりかも。
「俺、武術大会の練習……その、頑張ってるから!」
照れたような表情を浮かべつつ、エウロが胸を張る。
その姿に、急に胸が痛みだす。
──だけど、伝えなきゃいけない。
「その事なんだけど……ご、ごめん、エウロ! 私、自分の本当の気持ちに……自分が誰を好きなのか気づいてしまって」
「ん? そうかぁ、好きな人に気がついたのかぁ」
いつも通りの表情で、エウロが笑っている。
……あ、あれ? 私に気を遣ってくれている??
それとも、オーンやミネルのように気がついてたとか!?
反応に困っていると、その数秒後、エウロの顔から突然笑みが消えた。
「えっ!? えーーーーっ!!!!」
エウロの大声に、私もついつい驚いてしまう。
「好きな人ができたって、言ったのか!!?」
「う、うん」
もしかして、私の言った事をちゃんと理解できていなかっただけ……なのかな?
私の返事を聞いたエウロが、どこか悩ましげな表情を浮かべている。
「ごめん……という事は、俺ではない……よな?」
「う、うん」
少しだけ気まずい空気の中、返事をする。
「そっか……」
独り言のようにエウロが呟く。
エウロがどういう心境なのか、全く読み取れない。
「……こういうのって、聞いていいのか?」
「何を?」
エウロが言いづらそうに私を見る。
「その、アリアの好きな人って誰なのか……いや、でもなぁ。聞きたいような、聞きたくないような」
言いながら、エウロが……床の上でのたうち回っている。
これは伝えた方がいいのかな? 伝えない方がいいのかな?
──ううん。
きちんと伝えるべきだよね。
「やっぱり、教えてくれ!!」
「私、カウイが好きなんだ」
うっ。本日2度目の話かぶりが、このタイミングとは!!
「カ、カウイ!?」
かぶってはしまったけれど、私の声はしっかりとエウロに届いてたらしい。
驚いたように目をパチパチと瞬かせた後、エウロが考えるように自分の手を顎の下へと持っていく。
「そっか、カウイかぁ。カウイなら……いや、幼なじみの誰かなら納得だ! 安心してアリアを任せられる!!」
晴れ晴れとした顔で、エウロが笑う。
嘘が一つも感じられない温かな言葉に、胸がギュッと締めつけられる。
「……カウイに気持ちは伝えたのか?」
「ううん……まだ」
私の言葉に、エウロが怪訝そうな表情を見せる。
「俺に遠慮して言えてない、言わないとかじゃないよな?」
「あっ、うん。きちんと気持ちは伝えるつもり」
素直に答えると、ばつが悪そうにエウロが笑いだした。
「ごめん。早とちりした上に俺はなんて自惚れた発言を……」
「いや、なんか……私もごめん」
お互いに謝りつつ、気まずそうに笑い合う。
「……残念な気持ちがないわけではないし」
ふと、エウロがぽつりと話し始めた。
「もしかしたら……あとで実感が湧いてきて、落ち込むのかもしれない」
何かを探すように、エウロが視線を上へと向ける。
それから、まるで自分自身を納得させるかのように、こくりと頷いた。
「だけど……アリアを好きになってからの日々は、アリアの事を考えるだけでドキドキして楽しかった! 何より幸せだった!!」
私もエウロといる時はいつだって楽しいと思ってたし、今も思ってるよ。
今は、少しつらい気持ちもあるけど。
「ありがとな、アリア」
「私も……エウロの気持ち嬉しかった。ありがとう」
明るい声で感謝を告げるエウロに、私も精一杯の『ありがとう』を伝える。
しばらく沈黙した後、エウロが言いづらそうに口を開いた。
「その、アリアが嫌じゃなければ……大会には来て応援してほしい。……もちろん、カウイと一緒に!」
無理して笑ってくれているようにも見える。
「俺、アリアの事も好きだけど、カウイの事も好きだからさ! このまま2人と気まずくなって、話せなくなるのだけは絶対に嫌だから!!」
「……ありがとう。行かせてもらうね」
エウロは……どんな時でもエウロだ。
「うん。俺、絶対に優勝するから!!」
自分自身を鼓舞するかのようにエウロが話している。
やっぱりエウロは優しいなぁ。
次の授業までの間、2人で色々な話をしていると、エウロがふいに尋ねてくる。
「──それで、カウイにはいつ伝えるんだ?」
「そうなんだよね。早く伝えるべきだとは思ってるんだけど……」
……ん? 待てよ。
聞かれたから話しているけど、エウロの前で普通に話していい内容なのかな?
「ん? ああ、俺の事は気にしなくていいぞ。今はまだなんていうか、頭がついていってないというか、夢の中にいるような状態だから」
それは……どういう状態??
さっきエウロも言ってたけど、実感が湧いていないという事かな?
カウイに気持ちかぁ、うーん。
エウロに返事をしてから……と思っていたから、いつ伝えるとかは考えてなかったんだよね。
とはいえ、いつでも伝えられる状況になったわけだけど……逆に困った。
せっかくならカウイを喜ばせるような伝え方をしたい! という欲がふつふつと湧いてきてしまった。
返事をするだけでも喜んでくれそうだけど、それだけというのもなぁ。
時期については……学校祭が近い事もあって、「エンタ・ヴェリーノ ナンバーワンコンテスト」に出るみんなは準備で忙しそうだからなぁ。
出場するカウイも然りだし。
私も魔法コンテストの準備が終盤に差し掛かってるし、って……。
──こ、これだ!!!
0
お気に入りに追加
4,961
あなたにおすすめの小説
お前ら、何でスキルを1度しか習得しないんだ?ゴミスキルも回数次第で結構化けます
もる
ファンタジー
生まれも育ちも村人のゲインは15歳。武器と鎧の世界に憧れて、冒険者に成るべく街に向かうのだが、生きてるだけで金のかかる、街での暮らしが出来るのか?スキルだってタダじゃない。村人知識で頑張ります。
ひとまず週一更新しますがストック次第で不定期更新となります。
完結 お飾り正妃も都合よい側妃もお断りします!
音爽(ネソウ)
恋愛
正妃サハンナと側妃アルメス、互いに支え合い国の為に働く……なんて言うのは幻想だ。
頭の緩い正妃は遊び惚け、側妃にばかりしわ寄せがくる。
都合良く働くだけの側妃は疑問をもちはじめた、だがやがて心労が重なり不慮の事故で儚くなった。
「ああどうして私は幸せになれなかったのだろう」
断末魔に涙した彼女は……
私の婚約者が完璧過ぎて私にばかり批判が来る件について
下菊みこと
恋愛
家柄良し、顔良し、文武両道、そんな婚約者がいるせいで他の人たちに「なんであんな奴が」だの「顔しか取り柄がないくせに」だの言われる私。しかし困ったことに婚約者は私を溺愛しています。私を悪く言う人皆に制裁しようとする婚約者の暴走を止めるのに必死で嫌味なんていちいち気にしてられない!これはそんな私の日常の話。小説家になろう様でも掲載しています。
*途中から数話ほどGL要素入ります!苦手な方は読み飛ばしてください!
すみません、ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ書き直してます。皆様がストレスなく読める感じになっているといいのですが…。
【完結】前世の不幸は神様のミスでした?異世界転生、条件通りなうえチート能力で幸せです
yun.
ファンタジー
~タイトル変更しました~
旧タイトルに、もどしました。
日本に生まれ、直後に捨てられた。養護施設に暮らし、中学卒業後働く。
まともな職もなく、日雇いでしのぐ毎日。
劣悪な環境。上司にののしられ、仲のいい友人はいない。
日々の衣食住にも困る。
幸せ?生まれてこのかた一度もない。
ついに、死んだ。現場で鉄パイプの下敷きに・・・
目覚めると、真っ白な世界。
目の前には神々しい人。
地球の神がサボった?だから幸せが1度もなかったと・・・
短編→長編に変更しました。
R4.6.20 完結しました。
長らくお読みいただき、ありがとうございました。
ヒロインに転生したけど私貴方と婚約したくないのです
みぃ/現お仕事多忙中
恋愛
【メイン完結】
「マリア!お前とは婚約破棄をして、キャットユー子爵令嬢のリリィと婚約をする!!!」
夜会の中、突然響く私の名前
…………なぜ私のお名前が?
✼••┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈••✼
その場で思いついた処女作
設定?そんなもんは知らん←
あ、誤字脱字の報告や、言葉の間違いなどは受け付けております\(´°v°)/んぴッ
設定めっちゃくちゃなのは知ってるから
非難中傷は受け付けぬ⸜( ⌓̈ )⸝
7周目は嫌われでした〜別エンディングはバッドエンドで!〜
荒瀬ヤヒロ
恋愛
まただ。また戻った。今回で七回目だ。
第二王子アクセルが魔獣に襲われて命を落とすたびに過去に戻るルイゼル。
(今度はアクセルを死なせないわ!)
恋人であるアクセルを守るために頑張るけれど、いつも失敗して七回目のやり直し。
だけど、七回目の今回はいつもと様子が違っていて——
ハッピーエンドを目指すルイゼルの奮闘の行方は?
とびきりのクズに一目惚れし人生が変わった俺のこと
未瑠
BL
端正な容姿と圧倒的なオーラをもつタクトに一目惚れしたミコト。ただタクトは金にも女にも男にもだらしがないクズだった。それでも惹かれてしまうタクトに唐突に「付き合おう」と言われたミコト。付き合い出してもタクトはクズのまま。そして付き合って初めての誕生日にミコトは冷たい言葉で振られてしまう。
それなのにどうして連絡してくるの……?
迅英の後悔ルート
いちみやりょう
BL
こちらの小説は「僕はあなたに捨てられる日が来ることを知っていながらそれでもあなたに恋してた」の迅英の後悔ルートです。
この話だけでは多分よく分からないと思います。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる