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高等部2年生
アリアのいない女子会+エレ(後編)
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──という、私の願いもむなしく、今に至ります。
「なぜ、このメンバーなの!?」
セレスちゃんが不満そうに怒りながら歩いている。
私だって、セレスちゃんの10倍はそう思ってるわ!
「そんなの僕だって思ってるよ。よりによって、男性陣がみんなアリアと同じなんて……最悪だね」
エレくんが大きな溜息をついている。
「早く終わらせたいので、休みなく行動しますから」
……アリアちゃんがいないから、いつもより態度が大きいわね。
ひとまず、どこから情報を集めるか相談していると、セレスちゃんがみんなに声を掛けてきた。
「お父様と取引のある方が数名いるわ。まずは信頼できる方から聞き込みを開始しましょう。情報が得られなかった場合は、どなたか紹介してもらうのでどうかしら? その方が安全に調べられるわ」
「へぇ、セレスにしてはちゃんと考えてるね」
セレスちゃんの提案にエレくんが感心している。
「エレは一言、余計なのよ!」
そういえば、2人だけのやり取りを見たのは初めてかも。
エレくんは、セレスちゃんを呼び捨てにしてるのね。
それに敬語も使ってない。
小さい頃、セレスちゃんとアリアちゃん、エレくんで遊ぶ事が多かったって聞いた事がある。
……だからかな?
セレスちゃんの案内で街中を歩いている間も、2人は会話を続けている。
「エレはなぜ“エルスターレ”を選んだの?」
「アリアは“シギレート”へ行った事ないからね。きっと行ってみたいんじゃないかと思って」
エレくんって、“アリアちゃんには”気を遣えるのね。
「なんで、エレくんはセレスちゃんだけ呼び捨てなの?」
私の問いになぜかルナちゃんが答える。
「セレスだから」
「まぁ、そうですね。セレスだから」
エレくんも同意している。
「なんですって! 本来『セレス様』と呼ばれるほどの人物なのよ!! 敬いなさい!!」
ダメだ……このメンバーだと、まともな会話ができないわ。
「……小さい頃からアリアが『セレス、セレス』と話していたので、うつったのかもしれません」
諦めていたら、意外にもきちんと答えてくれた。
セレスちゃんが嬉しそうな表情をしている。
その話を聞いたルナちゃんが、詰め寄るようにエレくんに尋ねている。
「私の事は?」
ルナちゃんって、無表情で感情もないかと思いきや、負けず嫌いよね。
「ああ、よく話してましたよ」
ルナちゃんが……微かに笑ってる?
私でもルナちゃんが笑っている事に気がついたくらいだもの。
本当に嬉しいんだ。
「もう1つ、質問していいかな?」
前から気になっていた事をエレくんに聞いてみたい。
「ダメですと言ってもきっと話しますよね? それなら、聞かないでくれますか?」
イラっとする返しがきたわ。
正直腹が立ったけれど、どうにかして落ち着かないと。
私はエレくんより大人、エレくんより大人……。
「うふっ。エレくんは、アリアちゃん以外の大切な人を作ろうと思った事はないの?」
「ないです」
予想通りだけど、あまりにも早い返答。
「どうして?」
「1つ、質問に答えましたよ」
また、イラっとする返しがきたわ。
エレくんが分かりやすいくらいに大きなため息をつきつつ、前を歩いている。
「マイヤさんは、他に母親が欲しいと思った事はありますか? 父親でもいいですが……」
「ないけど?」
「なぜですか?」
なぜ?
「考える必要がなかったというか、考えた事もなかったな」
「僕も同じです。考える必要もないし、考えた事もないです」
えっと……同じ事なの?
「マイヤさんは、今の親で満足しているから考えた事がないのか、そもそも他に親はいないと思っているから考えた事がないのか、そのどちらかであると仮定します」
「うん?」
な、何の話??
困惑する私を無視して、エレくんが淡々と説明を続ける。
「どちらの考えも僕に当てはまるという事です。前者の場合、アリアで満足しているから考えた事がない。後者の場合、他にアリアはいないので考えた事がないという事です」
言いたい事は何となく分かるけど……騙された気分になってくるのは、気のせいかな?
「エレは性格がねじ曲がりすぎてるから、考えるだけ無駄よ」
呆れた表情で、セレスちゃんが話している。
「そんなの僕自身が一番よく分かってるよ。だけど、僕がそう思っている以上にアリアが僕を褒めてくれるから、自分は大丈夫だと思えるんだ」
クールな表情でエレくんが笑った。
──ああ、今のは分かる気がする。
認めたくないけど、エレくんと私はほんの少しだけ似ているのかもしれない。
って、ううん。今のはなし! 訂正!!
私はエレくんほど、性格が歪んでないもの!!
んー、エレくんがアリアちゃんを異常なくらい大切に想っているのは知っているけど……それは恋愛感情なのかな?
セレスちゃんは何か知っている気がするけど、2人に聞いても答えてくれない気がする。
一人で悩んでいると、近くにいたセレスちゃんがポツリと呟いた。
「エレは……バカなのよ」
……なんだろう?
いつものやり取りとは違う言い方だったような?
「そういえば貴方、サウロさんとはどうなの?」
突如、話題を変えたセレスちゃんが私に尋ねてくる。
「助けてもらったお礼に食事には行ったけど、女性として意識はしてもらっていない気がする」
小さい頃からの知り合いだから、妹のような扱いなのよね。
「10歳も離れていると、恋愛対象外なのかな?」
「エウロほどじゃないにせよ、サウロさんは恋愛に疎い方だと思うわよ? 変なプライドは捨てて、自分から気持ちを伝えたら?」
セレスちゃん!
そこはプライドというより、可愛い乙女心なのよー!
「はぁ、セレスちゃんとルナちゃんに好きな人がいたら気持ちを分かってもらえたし、相談もできたのに」
私の言葉に、2人がきっぱりと答える。
「私はいるし。兄様とアリア」
「私の場合、好きな人が出来たらすぐ両思いになるから、相談は必要ないわよ」
そういう事じゃないわよ!
本っ当に会話にならないわね!!
いいわ。相談できる人はいないけど、まだまだ諦めないんだから!
それにサウロさんと、次に会う約束もしたもの!!
サウロさんと食事をした日──
「そうだ! アリアから『マイヤが父親に贈るプレゼントを迷っているようだけど、自分は女性だから分からない。マイヤと一緒に買い物に行ってくれないですか?』と言われてたんだ」
アリアちゃん! いつの間に!!
恋愛になると、抜けていてボーっとしていると思っていたのに!
「俺が力になれるか分からないけど、一緒に選ぶか?」
「お願いします!」
うふっ。
迷惑にならないペースで手紙も定期的に送っている。
手紙のやり取りや、2人で会うのが当たり前になったら意識してくれるかもしれない。
ううん。意識してほしい!!
「──何を笑ってるの? 気持悪いわね」
ついつい思い出し笑いをしていると、怪訝な表情でセレスちゃんが私を見てきた。
「恋する女性に対して、ひどい事を言うわね。……そういえば、ユーテルさんとはどうなったの?」
元別館メンバーのユーテルさん。
ルナちゃんが好きという変わり者。
私の問いに、ルナちゃんが無表情のまま答える。
「ああ、断ったよ。『将来、兄様とアリアの3人で住むので、気持ちには答えられない』って」
どんな断り方よ、それは。
「それじゃあ、納得しないわよね?」
「『好きではない』とも伝えた」
「それを先に言ってよ!」
大した反応もなく、ルナちゃんがスタスタと歩いていく。
ここまでくると、私が変なのかな? という錯覚すら覚える。
今日、ここにはいないアリアちゃんは4人の内の誰を選ぶのかな?
それとも4人以外の誰か??
自分の恋も大切だけど、アリアちゃんの方もわりと面白い……大切なのよね。
それにしても、朝から夕方まで歩きっぱなし。
私はみんなほど体力がないから、疲れちゃったな。
色々と調べてはみたものの、結局、有力な情報は得られなかった。
ジメス上院議長は頻繁に“エルスターレ”へ来てはいたようだけど、商売関係の取引で利用しているだけだったみたい。
……という事は、アリアちゃん達が行っている“シギレート”に何かあるのかな??
「なぜ、このメンバーなの!?」
セレスちゃんが不満そうに怒りながら歩いている。
私だって、セレスちゃんの10倍はそう思ってるわ!
「そんなの僕だって思ってるよ。よりによって、男性陣がみんなアリアと同じなんて……最悪だね」
エレくんが大きな溜息をついている。
「早く終わらせたいので、休みなく行動しますから」
……アリアちゃんがいないから、いつもより態度が大きいわね。
ひとまず、どこから情報を集めるか相談していると、セレスちゃんがみんなに声を掛けてきた。
「お父様と取引のある方が数名いるわ。まずは信頼できる方から聞き込みを開始しましょう。情報が得られなかった場合は、どなたか紹介してもらうのでどうかしら? その方が安全に調べられるわ」
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そういえば、2人だけのやり取りを見たのは初めてかも。
エレくんは、セレスちゃんを呼び捨てにしてるのね。
それに敬語も使ってない。
小さい頃、セレスちゃんとアリアちゃん、エレくんで遊ぶ事が多かったって聞いた事がある。
……だからかな?
セレスちゃんの案内で街中を歩いている間も、2人は会話を続けている。
「エレはなぜ“エルスターレ”を選んだの?」
「アリアは“シギレート”へ行った事ないからね。きっと行ってみたいんじゃないかと思って」
エレくんって、“アリアちゃんには”気を遣えるのね。
「なんで、エレくんはセレスちゃんだけ呼び捨てなの?」
私の問いになぜかルナちゃんが答える。
「セレスだから」
「まぁ、そうですね。セレスだから」
エレくんも同意している。
「なんですって! 本来『セレス様』と呼ばれるほどの人物なのよ!! 敬いなさい!!」
ダメだ……このメンバーだと、まともな会話ができないわ。
「……小さい頃からアリアが『セレス、セレス』と話していたので、うつったのかもしれません」
諦めていたら、意外にもきちんと答えてくれた。
セレスちゃんが嬉しそうな表情をしている。
その話を聞いたルナちゃんが、詰め寄るようにエレくんに尋ねている。
「私の事は?」
ルナちゃんって、無表情で感情もないかと思いきや、負けず嫌いよね。
「ああ、よく話してましたよ」
ルナちゃんが……微かに笑ってる?
私でもルナちゃんが笑っている事に気がついたくらいだもの。
本当に嬉しいんだ。
「もう1つ、質問していいかな?」
前から気になっていた事をエレくんに聞いてみたい。
「ダメですと言ってもきっと話しますよね? それなら、聞かないでくれますか?」
イラっとする返しがきたわ。
正直腹が立ったけれど、どうにかして落ち着かないと。
私はエレくんより大人、エレくんより大人……。
「うふっ。エレくんは、アリアちゃん以外の大切な人を作ろうと思った事はないの?」
「ないです」
予想通りだけど、あまりにも早い返答。
「どうして?」
「1つ、質問に答えましたよ」
また、イラっとする返しがきたわ。
エレくんが分かりやすいくらいに大きなため息をつきつつ、前を歩いている。
「マイヤさんは、他に母親が欲しいと思った事はありますか? 父親でもいいですが……」
「ないけど?」
「なぜですか?」
なぜ?
「考える必要がなかったというか、考えた事もなかったな」
「僕も同じです。考える必要もないし、考えた事もないです」
えっと……同じ事なの?
「マイヤさんは、今の親で満足しているから考えた事がないのか、そもそも他に親はいないと思っているから考えた事がないのか、そのどちらかであると仮定します」
「うん?」
な、何の話??
困惑する私を無視して、エレくんが淡々と説明を続ける。
「どちらの考えも僕に当てはまるという事です。前者の場合、アリアで満足しているから考えた事がない。後者の場合、他にアリアはいないので考えた事がないという事です」
言いたい事は何となく分かるけど……騙された気分になってくるのは、気のせいかな?
「エレは性格がねじ曲がりすぎてるから、考えるだけ無駄よ」
呆れた表情で、セレスちゃんが話している。
「そんなの僕自身が一番よく分かってるよ。だけど、僕がそう思っている以上にアリアが僕を褒めてくれるから、自分は大丈夫だと思えるんだ」
クールな表情でエレくんが笑った。
──ああ、今のは分かる気がする。
認めたくないけど、エレくんと私はほんの少しだけ似ているのかもしれない。
って、ううん。今のはなし! 訂正!!
私はエレくんほど、性格が歪んでないもの!!
んー、エレくんがアリアちゃんを異常なくらい大切に想っているのは知っているけど……それは恋愛感情なのかな?
セレスちゃんは何か知っている気がするけど、2人に聞いても答えてくれない気がする。
一人で悩んでいると、近くにいたセレスちゃんがポツリと呟いた。
「エレは……バカなのよ」
……なんだろう?
いつものやり取りとは違う言い方だったような?
「そういえば貴方、サウロさんとはどうなの?」
突如、話題を変えたセレスちゃんが私に尋ねてくる。
「助けてもらったお礼に食事には行ったけど、女性として意識はしてもらっていない気がする」
小さい頃からの知り合いだから、妹のような扱いなのよね。
「10歳も離れていると、恋愛対象外なのかな?」
「エウロほどじゃないにせよ、サウロさんは恋愛に疎い方だと思うわよ? 変なプライドは捨てて、自分から気持ちを伝えたら?」
セレスちゃん!
そこはプライドというより、可愛い乙女心なのよー!
「はぁ、セレスちゃんとルナちゃんに好きな人がいたら気持ちを分かってもらえたし、相談もできたのに」
私の言葉に、2人がきっぱりと答える。
「私はいるし。兄様とアリア」
「私の場合、好きな人が出来たらすぐ両思いになるから、相談は必要ないわよ」
そういう事じゃないわよ!
本っ当に会話にならないわね!!
いいわ。相談できる人はいないけど、まだまだ諦めないんだから!
それにサウロさんと、次に会う約束もしたもの!!
サウロさんと食事をした日──
「そうだ! アリアから『マイヤが父親に贈るプレゼントを迷っているようだけど、自分は女性だから分からない。マイヤと一緒に買い物に行ってくれないですか?』と言われてたんだ」
アリアちゃん! いつの間に!!
恋愛になると、抜けていてボーっとしていると思っていたのに!
「俺が力になれるか分からないけど、一緒に選ぶか?」
「お願いします!」
うふっ。
迷惑にならないペースで手紙も定期的に送っている。
手紙のやり取りや、2人で会うのが当たり前になったら意識してくれるかもしれない。
ううん。意識してほしい!!
「──何を笑ってるの? 気持悪いわね」
ついつい思い出し笑いをしていると、怪訝な表情でセレスちゃんが私を見てきた。
「恋する女性に対して、ひどい事を言うわね。……そういえば、ユーテルさんとはどうなったの?」
元別館メンバーのユーテルさん。
ルナちゃんが好きという変わり者。
私の問いに、ルナちゃんが無表情のまま答える。
「ああ、断ったよ。『将来、兄様とアリアの3人で住むので、気持ちには答えられない』って」
どんな断り方よ、それは。
「それじゃあ、納得しないわよね?」
「『好きではない』とも伝えた」
「それを先に言ってよ!」
大した反応もなく、ルナちゃんがスタスタと歩いていく。
ここまでくると、私が変なのかな? という錯覚すら覚える。
今日、ここにはいないアリアちゃんは4人の内の誰を選ぶのかな?
それとも4人以外の誰か??
自分の恋も大切だけど、アリアちゃんの方もわりと面白い……大切なのよね。
それにしても、朝から夕方まで歩きっぱなし。
私はみんなほど体力がないから、疲れちゃったな。
色々と調べてはみたものの、結局、有力な情報は得られなかった。
ジメス上院議長は頻繁に“エルスターレ”へ来てはいたようだけど、商売関係の取引で利用しているだけだったみたい。
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