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高等部2年生
予想外のテスタコーポの始まり方
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今年はテスタコーポの参加者が多いとエウロが話していた。
幼なじみ達に会える可能性が高いから、参加者が多いのかもしれない。
オーンから《聖の魔法》の話を聞いた日から、私は意識的に人を見るようになった。
この学校内でも、薄っすらと小さい“魔法の色”が見える人を何名か見かけた。
準備期間中にその事をエウロに伝えると『小さい悪戯や、ちょっとした出来心で使った人たちなのかもな』と話していた。
確かに……そういう人は結構いるのかもしれない。
そう考えると、まだ濃くて大きい“魔法の色”が見える人はいないなぁ。
それにフードを被った女性は転生者の事も知っていた。
色々と考える中で、仮にカリーナ王妃が生きてたら……という万が一、本当に万が一の可能性も考えてみた。
でも、マイヤに女性の年齢を確認してみたところ──
『うーん……顔は見えなかったから分からないけど、少し見えた手とか声は20~30代かなぁ?』
……やっぱり、違ったみたい。
そうなると、ジュリアから話を聞いたのかなぁ。
途中でエウロと落ち合い、私たちが考えた第2ステージの話をしながら待機場所へと移動する。
実は第2ステージは“前の世界”の運動会であった借り物競争を元に考えてみた。
第2ステージに進んだ生徒は、借り物競争のようにペアの2人で2枚好きな紙を引いてもらう。
正直、ほぼ手伝ってもらった人たちに書いてもらったから、何が書いてあるのか私とエウロも把握していない。
ただ何枚か確認はしてみた。
『図書館から《火の魔法》に関わる本を借りてくる』
『知らない人から髪留めを借りる』
『《水の魔法》を使える人を連れてくる』
……などなど、紙に書いている内容は様々で、楽しそうな内容ばかりだった。
ペアの2人はどちらか好きな方を1枚選び、紙に書いているものを借りてくる。
もちろん、これだけでは終わらない。
引いた2枚の紙には借りてくる物の他に、“剣術”か“武術”という文字も記載している。
第2ステージは借り物競争だけでなく、その後に上級生と戦って勝つ必要があるのだ。
何の紙を選ぶかは本人たちの運なので、2枚とも“剣術”という事もあり得るし、2枚とも“武術”という事もあり得る。
本当は剣術が得意なペアでも、紙に書いている借り物の内容が難しければ、簡単な借り物を書いている武術を選ぶ可能性もある。
本当に運からスタートするのが第2ステージだ。
書かれているものが用意できたら、ペアの2人は紙と一緒に審査員の元へと持って行き、内容に間違いがないか判定してもらう。
審査員に認めてもらえなかった場合は、再度紙を引く事もできるし、もう一度同じものを探しに行く事もできる。
無事に認めてもらえた場合、今度はもう1つの運試しが始まる。
“剣術”または“武術”で戦うにあたり、対戦相手である上級生とのハンデを決める紙を引くのだ。
上級生が1人なのに対し、中等部の参加者は2人なので、すでにハンデはある。
ただ、一番近い年齢でも2歳年上、一番離れていると5歳年上の上級生との戦いは1対2でも大変だ。
そこで、運任せのハンデをつける事にした。
紙の内容によっては、中等部4年生でも上級生に勝てるかもしれない。
運が悪ければハンデなしだけど。
ちょっとしたゲーム性もあるし、楽しんでもらいながら大会に参加してもらえたら嬉しいな。
ゲームの内容を改めて振り返りながら、エウロと一緒に開会式の舞台下へと並んだ。
あと数分で、理事長の挨拶と共にテスタコーポ大会が始まる。
その後は例年通り、テスタコーポのリーダーであるフウレイさんが挨拶し、そのまま第1ステージの説明に移る。
……と、いつもはここで第1ステージが始まるんだけど、今年は違う。
私たちの時とは違い、事前に第1ステージから第3ステージの説明をする事になったらしい。
2日間もあれば、第3ステージまでは進める生徒が多いから最初に説明をしておこうという話になったそうだ。
第2ステージの説明は、私とエウロに任されている。
どうやって説明しようか相談していた際、エウロが思いついたように提案してきた。
「俺が第2ステージの見本を見せるから、アリアが説明をしてくれないか?」
「うん、そうしよう」
確かに見本を見せた方がすぐに理解してもらえそう。
……そうは言っても、舞台上で話すのは少し緊張するな。
暫くすると、理事長が舞台に上がり挨拶を始めた。
「──それでは、第51回 テスタコーポ大会を開催します!!」
ついにテスタコーポが始まった!
理事長の話が終わり、まずはリーダーであるフウレイさんが舞台へと上がる。
挨拶を済ませると、第1ステージの説明を始めた。
生徒たちに分かりやすく語りながら、ふいにフウレイさんが舞台下にいる私たちの方を見た。
「次は第2ステージの説明をエウロとアリアよろしく!」
フウレイさんと入れ替えで、私が舞台へと上がる。
エウロは舞台の下、借り物の紙が用意されている場所へと移動した。
「それでは第2ステージの説明を始めます」
緊張しつつも説明を始めると、少し離れた場所に立つセレスやルナ、オーン達が笑顔で話を聞いている姿が目に入った。
幼なじみ達の姿を見つけると、少しだけ緊張がほぐれてくる。
「ここでお見せする紙は1枚ですが、本来はペアで好きな紙を2枚選んでもらいます」
お手本を見せているエウロが、複数ある中で1枚の紙を拾い、内容を確認している。
「皆様には紙に書いている内容のものを探してもらいます」
……あれ? エウロの顔から、笑みが消えている??
というか、少し困った表情をしているようにも見える。
エウロの表情をうかがいつつ、第2ステージの説明を進めていく。
おかしいなぁ? 用意してくれた人が言うには、時間が掛かるような内容は書いていないはずなんだけど。
「……何か難しい内容でも書いてあるのかもしれません」
話を中断する訳にもいかず、戸惑うエウロを横目に話を続ける。
すると、エウロがゆっくりと私の顔を見た。
それから何か吹っ切れたように笑った。
あっ、紙に書いていた物を見つけたのかな?
良かった~と安心していると、エウロが突然、私の方に向かって走り出した。
ん? こちらに“該当の物”があるの??
さして時間も置かず、エウロが私のいる舞台上へと軽やかに現れた。
なんだろう? もしや“該当の物”が見つからなくて、その説明をしにきたのかな?
悩む私の横に立ったエウロが、まずは私にだけ紙を見せてきた。
『好きな人』
えっ? こんな紙が入ってたの??
……これは困るよね。
でも友人としての好きな人、好きな先生……何でも良いといえばいいのかな?
紙の内容を説明しようと、私が口を開く。
ところが、私が声を発するよりも先にエウロが話し始めた。
「俺の紙に書いていた内容は『好きな人』です!」
バッと紙を開き、舞台の下で聞いていた生徒たちに見せると、途端に周囲がざわつき出す。
うんうん、気持ちはよく分かる。
普通はビックリするよね。
「でも、俺にとっては『好きな人』という言葉だけでは、とても言い表せない……」
……ん? どういう事??
状況を飲み込めていない私の方へ向き直ると、エウロが大きく息を吸い込んだ。
「俺は……例えアリアが兄……いや、誰を好きでもアリアが大好きだー!!」
…………へっ!? わ、私!?
幼なじみ達に会える可能性が高いから、参加者が多いのかもしれない。
オーンから《聖の魔法》の話を聞いた日から、私は意識的に人を見るようになった。
この学校内でも、薄っすらと小さい“魔法の色”が見える人を何名か見かけた。
準備期間中にその事をエウロに伝えると『小さい悪戯や、ちょっとした出来心で使った人たちなのかもな』と話していた。
確かに……そういう人は結構いるのかもしれない。
そう考えると、まだ濃くて大きい“魔法の色”が見える人はいないなぁ。
それにフードを被った女性は転生者の事も知っていた。
色々と考える中で、仮にカリーナ王妃が生きてたら……という万が一、本当に万が一の可能性も考えてみた。
でも、マイヤに女性の年齢を確認してみたところ──
『うーん……顔は見えなかったから分からないけど、少し見えた手とか声は20~30代かなぁ?』
……やっぱり、違ったみたい。
そうなると、ジュリアから話を聞いたのかなぁ。
途中でエウロと落ち合い、私たちが考えた第2ステージの話をしながら待機場所へと移動する。
実は第2ステージは“前の世界”の運動会であった借り物競争を元に考えてみた。
第2ステージに進んだ生徒は、借り物競争のようにペアの2人で2枚好きな紙を引いてもらう。
正直、ほぼ手伝ってもらった人たちに書いてもらったから、何が書いてあるのか私とエウロも把握していない。
ただ何枚か確認はしてみた。
『図書館から《火の魔法》に関わる本を借りてくる』
『知らない人から髪留めを借りる』
『《水の魔法》を使える人を連れてくる』
……などなど、紙に書いている内容は様々で、楽しそうな内容ばかりだった。
ペアの2人はどちらか好きな方を1枚選び、紙に書いているものを借りてくる。
もちろん、これだけでは終わらない。
引いた2枚の紙には借りてくる物の他に、“剣術”か“武術”という文字も記載している。
第2ステージは借り物競争だけでなく、その後に上級生と戦って勝つ必要があるのだ。
何の紙を選ぶかは本人たちの運なので、2枚とも“剣術”という事もあり得るし、2枚とも“武術”という事もあり得る。
本当は剣術が得意なペアでも、紙に書いている借り物の内容が難しければ、簡単な借り物を書いている武術を選ぶ可能性もある。
本当に運からスタートするのが第2ステージだ。
書かれているものが用意できたら、ペアの2人は紙と一緒に審査員の元へと持って行き、内容に間違いがないか判定してもらう。
審査員に認めてもらえなかった場合は、再度紙を引く事もできるし、もう一度同じものを探しに行く事もできる。
無事に認めてもらえた場合、今度はもう1つの運試しが始まる。
“剣術”または“武術”で戦うにあたり、対戦相手である上級生とのハンデを決める紙を引くのだ。
上級生が1人なのに対し、中等部の参加者は2人なので、すでにハンデはある。
ただ、一番近い年齢でも2歳年上、一番離れていると5歳年上の上級生との戦いは1対2でも大変だ。
そこで、運任せのハンデをつける事にした。
紙の内容によっては、中等部4年生でも上級生に勝てるかもしれない。
運が悪ければハンデなしだけど。
ちょっとしたゲーム性もあるし、楽しんでもらいながら大会に参加してもらえたら嬉しいな。
ゲームの内容を改めて振り返りながら、エウロと一緒に開会式の舞台下へと並んだ。
あと数分で、理事長の挨拶と共にテスタコーポ大会が始まる。
その後は例年通り、テスタコーポのリーダーであるフウレイさんが挨拶し、そのまま第1ステージの説明に移る。
……と、いつもはここで第1ステージが始まるんだけど、今年は違う。
私たちの時とは違い、事前に第1ステージから第3ステージの説明をする事になったらしい。
2日間もあれば、第3ステージまでは進める生徒が多いから最初に説明をしておこうという話になったそうだ。
第2ステージの説明は、私とエウロに任されている。
どうやって説明しようか相談していた際、エウロが思いついたように提案してきた。
「俺が第2ステージの見本を見せるから、アリアが説明をしてくれないか?」
「うん、そうしよう」
確かに見本を見せた方がすぐに理解してもらえそう。
……そうは言っても、舞台上で話すのは少し緊張するな。
暫くすると、理事長が舞台に上がり挨拶を始めた。
「──それでは、第51回 テスタコーポ大会を開催します!!」
ついにテスタコーポが始まった!
理事長の話が終わり、まずはリーダーであるフウレイさんが舞台へと上がる。
挨拶を済ませると、第1ステージの説明を始めた。
生徒たちに分かりやすく語りながら、ふいにフウレイさんが舞台下にいる私たちの方を見た。
「次は第2ステージの説明をエウロとアリアよろしく!」
フウレイさんと入れ替えで、私が舞台へと上がる。
エウロは舞台の下、借り物の紙が用意されている場所へと移動した。
「それでは第2ステージの説明を始めます」
緊張しつつも説明を始めると、少し離れた場所に立つセレスやルナ、オーン達が笑顔で話を聞いている姿が目に入った。
幼なじみ達の姿を見つけると、少しだけ緊張がほぐれてくる。
「ここでお見せする紙は1枚ですが、本来はペアで好きな紙を2枚選んでもらいます」
お手本を見せているエウロが、複数ある中で1枚の紙を拾い、内容を確認している。
「皆様には紙に書いている内容のものを探してもらいます」
……あれ? エウロの顔から、笑みが消えている??
というか、少し困った表情をしているようにも見える。
エウロの表情をうかがいつつ、第2ステージの説明を進めていく。
おかしいなぁ? 用意してくれた人が言うには、時間が掛かるような内容は書いていないはずなんだけど。
「……何か難しい内容でも書いてあるのかもしれません」
話を中断する訳にもいかず、戸惑うエウロを横目に話を続ける。
すると、エウロがゆっくりと私の顔を見た。
それから何か吹っ切れたように笑った。
あっ、紙に書いていた物を見つけたのかな?
良かった~と安心していると、エウロが突然、私の方に向かって走り出した。
ん? こちらに“該当の物”があるの??
さして時間も置かず、エウロが私のいる舞台上へと軽やかに現れた。
なんだろう? もしや“該当の物”が見つからなくて、その説明をしにきたのかな?
悩む私の横に立ったエウロが、まずは私にだけ紙を見せてきた。
『好きな人』
えっ? こんな紙が入ってたの??
……これは困るよね。
でも友人としての好きな人、好きな先生……何でも良いといえばいいのかな?
紙の内容を説明しようと、私が口を開く。
ところが、私が声を発するよりも先にエウロが話し始めた。
「俺の紙に書いていた内容は『好きな人』です!」
バッと紙を開き、舞台の下で聞いていた生徒たちに見せると、途端に周囲がざわつき出す。
うんうん、気持ちはよく分かる。
普通はビックリするよね。
「でも、俺にとっては『好きな人』という言葉だけでは、とても言い表せない……」
……ん? どういう事??
状況を飲み込めていない私の方へ向き直ると、エウロが大きく息を吸い込んだ。
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