136 / 261
高等部 1年生
オーンの動揺~そして、試合が始まる~
しおりを挟む
オーン視点の話です
---------------------------------------
試合の説明も聞き終えた事だし、みんなと合流でもしようかな。
アリアは僕の次か。……待ってたら、会えるかな?
でも……アリアに会うと反応が可愛くて、つい困らせるような事ばかり言ってしまう。
さすがに試合前に2人きりで会うのはやめておこう。
アリアに会いたい気持ちを抑え、幼なじみ達の元へと向かう。
ふと、歩きながら別館の人たちが対決を挑んできた日の事を考える。
僕たちと比較されているのが嫌、自分たちが一番だという事を証明したい……ただそれだけのプライド、想いという感じがした。
──ただ、ジュリアさんの目的だけが分からない。
彼女だけは、優劣をつける為にアリアと対決したい……という感じではなかった。
思い出したくもないが、アリアを罵倒していたくらいだ。自分の方がアリアより優秀だと勘違いしているだろう。
……何だろう? ジュリアさんだけ、違和感が残る。
──試合が始まる1時間前
会場は“テスタコーポ”大会で使われていた第5グラウンドか。
今回の魔法祭は、あくまで学校の行事。
外部の人間は参加できないから、観客は生徒だけになる。
アリアの弟“エレ”が僕に《雷の魔法》が使えるユーテルさんの弟を紹介してくれた日、 分かりやすいくらいのプレッシャーを掛けられた。
「勝つのは当然ですから、いいですよね?」
恐らく、アリアから対決に至るまでの事情を聞いたのだろう。
顔は笑っていたけど、自分が仕返しをしてやりたいという気持ちが溢れ出ていた。
その事を思うと、きっとエレは……今日という日を誰よりも見に来たかったに違いない。
もちろん、ユーテルさんには勝つつもりだ。
アリアを悪く言った別館の人たちを許す気はない。
それに……これ以上、必要以上にアリアに関わってほしくないという気持ちもある。
アリアと深く関わると興味を持って、きっと惹かれてしまうから。
ライバルは、幼なじみ達とエレだけで充分だ。
自分の独占欲には気がついていたけど、こんなにも強い闘争心があるとは思わなかったな。
アリアと一緒にいると、次々と自分の新たな一面に気づかされて本当に面白い。
それにしても──本来いるはずのアリアの姿がない。
なにか妙な胸騒ぎがする。
杞憂で終わるといいが……。
マイヤ達もアリアがいない事を心配している。
マイヤ……。
以前のマイヤは優しく、いつも笑顔ではあったけれど、『本当に信用してもいい人物なのか』という点については迷いがあった。
だけど今は……アリアの影響なのだろう。
表面上は昔のままだけど、ずいぶんと“いい意味”で変わったな。
もう僕に対して、一切の興味がなさそうだ。
そんな事を考えていると、ジュリアさんが僕たちの方に向かって歩いてきた。
正直、アリアの事を悪く言ったジュリアさんとは会話もしたくない。嫌悪感しかない。
ただ、こちらに向かってくる表情が気になる。
……嫌な予感がする。
セレスと言い合いをしているのを眺めているとジュリアさんが「ふふっ」と含みのある笑顔を見せた。
「今から言う事を黙って聞いてくださる? もし反論を唱える人がいたら、その時点でアリアさんは二度と戻ってこないと考えてくださっても構わないわ」
──!!?
衝撃過ぎる発言に理解が追いつかない。
「ど、どういう事かしら?」
セレスもかなり動揺している。
素早くセレスの横まで移動すると、ジュリアさんの真意について問い掛けた。
「ジュリアさん、今の話を具体的に教えてくださいますか?」
平静を装っているが、自分でも驚くほどかなり動揺しているな。
「アリアさんが今いないのは私が関係しているという事よ」
どういう事だ?
アリアには僕と同様、今は警護の人がついてるはずだ。
すると、カウイが珍しく焦ったように声を上げた。
「さっき、緊急招集があるとかで30分ほど警護の人がいなくなったんだ。多分、アリアの警護の人も……」
──妙な胸騒ぎは、これか!!
彼女は自分の父親の──上院議長の権力を使ったのか!!
この国の政治の中枢は‟上院”だ。
国家を動かす上での重要な決定は、すべて“上院”によって審議、採決されている。
僕の父は国王という地位に就いてはいるが、他国と違い、政治の全権を担っているわけではない。
“王は君臨すれども統治せず”
──言葉どおり、この国の政治は例外を除き、“立憲君主制”を主体としている。
それに対し、ジュリアさんの父親は上院のトップである上院議長。要はリーダーだ。
言い換えれば、政治に関して国王以上の権力を有している。
つまり、彼女の父親の権力を使えば、警護の緊急招集を掛けるくらい簡単な事だ!!
“上院”メンバーの令嬢、子息であるアリアやカウイを放っての招集なんて普通では絶対に有り得ない。
もしそんな事があるとするなら、もはや国家レベルで何かが起こった時だけだ。
ところが、僕についている警護には緊急招集はおろか、その連絡すら来ていない。
恐らく、僕の警護まで呼び出してしまうと、僕が不審に思うと分かっていたのだろう。
彼女の父親とは、僕の父を通して何度か会った事がある。
父は一国の王という事もあり、アリアの親たちと仲はいいが、国の事となれば身贔屓や差別は一切しない。
それでも彼女の父親と僕の父との間には、何か不穏な空気が流れている事を薄々感じてはいた。
まさか娘の為だけに、こんな公私混同をするような人物だったとは!!
「そういう事よ。アリアさんが戻ってくるか、こないかは貴方たちの試合次第よ、という事を伝えに来たの」
ジュリアさんを除いた他の幼なじみ達は、僕たちと勝負する事で、単純に優劣をつけたいだけのように感じた。
……だとしたら、今回の事は恐らく、ジュリアさんの単独行動。
とはいえ、なぜ、そこまでして勝ちたいのかが分からない。
「あと、ここにいる誰かがアリアさんを探しに行くような素振りを見せた場合も、アリアさんは戻ってこない」
表情を取り繕うのは得意だったはずだが、今はそんな余裕すらない。
自分でも表情がどんどん険しくなっていくのが手に取るように分かる。
「もちろん、試合を棄権する、わざとらしい負け方をする、アリアさんがいない事を不審に思わせる……といった、他人に気づかせるような行動をとった場合も同じよ」
なるほど。
あくまで試合はするが、僕たちが『きちんと試合をした結果、負けた』という事にしたいのか。
「頭のいい貴方たちなら、私が何を言いたいのか分かるわよね?」
アリアに言った『 “ジュリア”さんは少し危険な雰囲気が見受けられた』は間違いではなかった。
普段は冷静沈着なミネルが、動揺混じりの声でジュリアさんに尋ねる。
「質問だ。アリアは無事なのか?」
「無事よ、今はね」
ジュリアさんの言葉に我慢できず、自分の気持ちを声に出してしまったのだろう。
青ざめたルナがつぶやいた。
「いやだ」
「いや? それは反論とみなすわよ?」
ま、まずい!!
急いでルナの元へ行き、ジュリアさんに伝える。
「今のは反論ではありません。アリアがいない事を嫌だと言っただけです。そうだよね? ルナ?」
ルナを見つめ、必死に訴える。
今、ジュリアさんの機嫌を損ねるわけにはいかない。
今までいろいろな人物に会ってきたからこそ分かる。
これはただの脅しではない。ジュリアさんは、本当に実行に移せる人だ。
もしかすると、今までも親の力を使って、自分の思い通りにしてきたのかもしれない。
何度も何度も、ルナが今にも泣きそうな顔で頷いている。
「まぁ、私は心が広いから、今のは見逃してあげるわ。試合は通常通り行いたいもの。これから来る観客を落胆させないためにもね」
大切に想ってる人が捕まっているのに何もできないなんて!!
セレスが必死に怒りをこらえながら、ジュリアさんに確認している。
「貴方の言った事を守れば、アリアは必ず無事に戻ってくるのね?」
「ええ、守ればね。最後の──私との試合の時には戻すと約束するわ。それでは、いい試合にしましょう」
そういうと、ジュリアさんは去って行った。
ミネルがチラッと時計を確認する。
「さて、どうしようか」
ぞくぞくと観客も入ってきた。
アリアを探しに行くこともできない。ただ言いなりになるしかないのか……?
「俺は……悔しいけど、もちろん言う通りにするよ。俺の中ではアリアが無事でいる事が、何よりも重要だから」
第1試合を戦うエウロが迷いのない眼で断言する。
試合開始30分前、メロウさんが僕たちの所へとやって来た。
「もうそろそろ準備に入ってほしいのですがー、アリアは?」
動揺を見せたらだめだ。
大丈夫。仮面をつけるのは、僕の得意分野のはずだ。
「珍しく緊張しているようで、試合直前まで集中したいと別な場所にいます。アリアの試合までには間に合わせますので」
メロウさんの眼がカッと見開いた。
「へー、アリアが!? 意外ですねー! わっかりました!」
大丈夫、怪しまれていない。
こんな時に限って、自分の嫌だと思っていた部分に救われるとは……ね。
さらに30分後、試合会場の中心に立つメロウさんが大きな声で叫ぶ。
「時間になりました!! 私は、本日試合の実況をするメロウです! それではさっそく、本館 VS 別館の幼なじみ対決スタートでーーす!!!」
──試合が始まった。
---------------------------------------
試合の説明も聞き終えた事だし、みんなと合流でもしようかな。
アリアは僕の次か。……待ってたら、会えるかな?
でも……アリアに会うと反応が可愛くて、つい困らせるような事ばかり言ってしまう。
さすがに試合前に2人きりで会うのはやめておこう。
アリアに会いたい気持ちを抑え、幼なじみ達の元へと向かう。
ふと、歩きながら別館の人たちが対決を挑んできた日の事を考える。
僕たちと比較されているのが嫌、自分たちが一番だという事を証明したい……ただそれだけのプライド、想いという感じがした。
──ただ、ジュリアさんの目的だけが分からない。
彼女だけは、優劣をつける為にアリアと対決したい……という感じではなかった。
思い出したくもないが、アリアを罵倒していたくらいだ。自分の方がアリアより優秀だと勘違いしているだろう。
……何だろう? ジュリアさんだけ、違和感が残る。
──試合が始まる1時間前
会場は“テスタコーポ”大会で使われていた第5グラウンドか。
今回の魔法祭は、あくまで学校の行事。
外部の人間は参加できないから、観客は生徒だけになる。
アリアの弟“エレ”が僕に《雷の魔法》が使えるユーテルさんの弟を紹介してくれた日、 分かりやすいくらいのプレッシャーを掛けられた。
「勝つのは当然ですから、いいですよね?」
恐らく、アリアから対決に至るまでの事情を聞いたのだろう。
顔は笑っていたけど、自分が仕返しをしてやりたいという気持ちが溢れ出ていた。
その事を思うと、きっとエレは……今日という日を誰よりも見に来たかったに違いない。
もちろん、ユーテルさんには勝つつもりだ。
アリアを悪く言った別館の人たちを許す気はない。
それに……これ以上、必要以上にアリアに関わってほしくないという気持ちもある。
アリアと深く関わると興味を持って、きっと惹かれてしまうから。
ライバルは、幼なじみ達とエレだけで充分だ。
自分の独占欲には気がついていたけど、こんなにも強い闘争心があるとは思わなかったな。
アリアと一緒にいると、次々と自分の新たな一面に気づかされて本当に面白い。
それにしても──本来いるはずのアリアの姿がない。
なにか妙な胸騒ぎがする。
杞憂で終わるといいが……。
マイヤ達もアリアがいない事を心配している。
マイヤ……。
以前のマイヤは優しく、いつも笑顔ではあったけれど、『本当に信用してもいい人物なのか』という点については迷いがあった。
だけど今は……アリアの影響なのだろう。
表面上は昔のままだけど、ずいぶんと“いい意味”で変わったな。
もう僕に対して、一切の興味がなさそうだ。
そんな事を考えていると、ジュリアさんが僕たちの方に向かって歩いてきた。
正直、アリアの事を悪く言ったジュリアさんとは会話もしたくない。嫌悪感しかない。
ただ、こちらに向かってくる表情が気になる。
……嫌な予感がする。
セレスと言い合いをしているのを眺めているとジュリアさんが「ふふっ」と含みのある笑顔を見せた。
「今から言う事を黙って聞いてくださる? もし反論を唱える人がいたら、その時点でアリアさんは二度と戻ってこないと考えてくださっても構わないわ」
──!!?
衝撃過ぎる発言に理解が追いつかない。
「ど、どういう事かしら?」
セレスもかなり動揺している。
素早くセレスの横まで移動すると、ジュリアさんの真意について問い掛けた。
「ジュリアさん、今の話を具体的に教えてくださいますか?」
平静を装っているが、自分でも驚くほどかなり動揺しているな。
「アリアさんが今いないのは私が関係しているという事よ」
どういう事だ?
アリアには僕と同様、今は警護の人がついてるはずだ。
すると、カウイが珍しく焦ったように声を上げた。
「さっき、緊急招集があるとかで30分ほど警護の人がいなくなったんだ。多分、アリアの警護の人も……」
──妙な胸騒ぎは、これか!!
彼女は自分の父親の──上院議長の権力を使ったのか!!
この国の政治の中枢は‟上院”だ。
国家を動かす上での重要な決定は、すべて“上院”によって審議、採決されている。
僕の父は国王という地位に就いてはいるが、他国と違い、政治の全権を担っているわけではない。
“王は君臨すれども統治せず”
──言葉どおり、この国の政治は例外を除き、“立憲君主制”を主体としている。
それに対し、ジュリアさんの父親は上院のトップである上院議長。要はリーダーだ。
言い換えれば、政治に関して国王以上の権力を有している。
つまり、彼女の父親の権力を使えば、警護の緊急招集を掛けるくらい簡単な事だ!!
“上院”メンバーの令嬢、子息であるアリアやカウイを放っての招集なんて普通では絶対に有り得ない。
もしそんな事があるとするなら、もはや国家レベルで何かが起こった時だけだ。
ところが、僕についている警護には緊急招集はおろか、その連絡すら来ていない。
恐らく、僕の警護まで呼び出してしまうと、僕が不審に思うと分かっていたのだろう。
彼女の父親とは、僕の父を通して何度か会った事がある。
父は一国の王という事もあり、アリアの親たちと仲はいいが、国の事となれば身贔屓や差別は一切しない。
それでも彼女の父親と僕の父との間には、何か不穏な空気が流れている事を薄々感じてはいた。
まさか娘の為だけに、こんな公私混同をするような人物だったとは!!
「そういう事よ。アリアさんが戻ってくるか、こないかは貴方たちの試合次第よ、という事を伝えに来たの」
ジュリアさんを除いた他の幼なじみ達は、僕たちと勝負する事で、単純に優劣をつけたいだけのように感じた。
……だとしたら、今回の事は恐らく、ジュリアさんの単独行動。
とはいえ、なぜ、そこまでして勝ちたいのかが分からない。
「あと、ここにいる誰かがアリアさんを探しに行くような素振りを見せた場合も、アリアさんは戻ってこない」
表情を取り繕うのは得意だったはずだが、今はそんな余裕すらない。
自分でも表情がどんどん険しくなっていくのが手に取るように分かる。
「もちろん、試合を棄権する、わざとらしい負け方をする、アリアさんがいない事を不審に思わせる……といった、他人に気づかせるような行動をとった場合も同じよ」
なるほど。
あくまで試合はするが、僕たちが『きちんと試合をした結果、負けた』という事にしたいのか。
「頭のいい貴方たちなら、私が何を言いたいのか分かるわよね?」
アリアに言った『 “ジュリア”さんは少し危険な雰囲気が見受けられた』は間違いではなかった。
普段は冷静沈着なミネルが、動揺混じりの声でジュリアさんに尋ねる。
「質問だ。アリアは無事なのか?」
「無事よ、今はね」
ジュリアさんの言葉に我慢できず、自分の気持ちを声に出してしまったのだろう。
青ざめたルナがつぶやいた。
「いやだ」
「いや? それは反論とみなすわよ?」
ま、まずい!!
急いでルナの元へ行き、ジュリアさんに伝える。
「今のは反論ではありません。アリアがいない事を嫌だと言っただけです。そうだよね? ルナ?」
ルナを見つめ、必死に訴える。
今、ジュリアさんの機嫌を損ねるわけにはいかない。
今までいろいろな人物に会ってきたからこそ分かる。
これはただの脅しではない。ジュリアさんは、本当に実行に移せる人だ。
もしかすると、今までも親の力を使って、自分の思い通りにしてきたのかもしれない。
何度も何度も、ルナが今にも泣きそうな顔で頷いている。
「まぁ、私は心が広いから、今のは見逃してあげるわ。試合は通常通り行いたいもの。これから来る観客を落胆させないためにもね」
大切に想ってる人が捕まっているのに何もできないなんて!!
セレスが必死に怒りをこらえながら、ジュリアさんに確認している。
「貴方の言った事を守れば、アリアは必ず無事に戻ってくるのね?」
「ええ、守ればね。最後の──私との試合の時には戻すと約束するわ。それでは、いい試合にしましょう」
そういうと、ジュリアさんは去って行った。
ミネルがチラッと時計を確認する。
「さて、どうしようか」
ぞくぞくと観客も入ってきた。
アリアを探しに行くこともできない。ただ言いなりになるしかないのか……?
「俺は……悔しいけど、もちろん言う通りにするよ。俺の中ではアリアが無事でいる事が、何よりも重要だから」
第1試合を戦うエウロが迷いのない眼で断言する。
試合開始30分前、メロウさんが僕たちの所へとやって来た。
「もうそろそろ準備に入ってほしいのですがー、アリアは?」
動揺を見せたらだめだ。
大丈夫。仮面をつけるのは、僕の得意分野のはずだ。
「珍しく緊張しているようで、試合直前まで集中したいと別な場所にいます。アリアの試合までには間に合わせますので」
メロウさんの眼がカッと見開いた。
「へー、アリアが!? 意外ですねー! わっかりました!」
大丈夫、怪しまれていない。
こんな時に限って、自分の嫌だと思っていた部分に救われるとは……ね。
さらに30分後、試合会場の中心に立つメロウさんが大きな声で叫ぶ。
「時間になりました!! 私は、本日試合の実況をするメロウです! それではさっそく、本館 VS 別館の幼なじみ対決スタートでーーす!!!」
──試合が始まった。
0
お気に入りに追加
4,961
あなたにおすすめの小説
お前ら、何でスキルを1度しか習得しないんだ?ゴミスキルも回数次第で結構化けます
もる
ファンタジー
生まれも育ちも村人のゲインは15歳。武器と鎧の世界に憧れて、冒険者に成るべく街に向かうのだが、生きてるだけで金のかかる、街での暮らしが出来るのか?スキルだってタダじゃない。村人知識で頑張ります。
ひとまず週一更新しますがストック次第で不定期更新となります。
完結 お飾り正妃も都合よい側妃もお断りします!
音爽(ネソウ)
恋愛
正妃サハンナと側妃アルメス、互いに支え合い国の為に働く……なんて言うのは幻想だ。
頭の緩い正妃は遊び惚け、側妃にばかりしわ寄せがくる。
都合良く働くだけの側妃は疑問をもちはじめた、だがやがて心労が重なり不慮の事故で儚くなった。
「ああどうして私は幸せになれなかったのだろう」
断末魔に涙した彼女は……
私の婚約者が完璧過ぎて私にばかり批判が来る件について
下菊みこと
恋愛
家柄良し、顔良し、文武両道、そんな婚約者がいるせいで他の人たちに「なんであんな奴が」だの「顔しか取り柄がないくせに」だの言われる私。しかし困ったことに婚約者は私を溺愛しています。私を悪く言う人皆に制裁しようとする婚約者の暴走を止めるのに必死で嫌味なんていちいち気にしてられない!これはそんな私の日常の話。小説家になろう様でも掲載しています。
*途中から数話ほどGL要素入ります!苦手な方は読み飛ばしてください!
すみません、ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ書き直してます。皆様がストレスなく読める感じになっているといいのですが…。
【完結】前世の不幸は神様のミスでした?異世界転生、条件通りなうえチート能力で幸せです
yun.
ファンタジー
~タイトル変更しました~
旧タイトルに、もどしました。
日本に生まれ、直後に捨てられた。養護施設に暮らし、中学卒業後働く。
まともな職もなく、日雇いでしのぐ毎日。
劣悪な環境。上司にののしられ、仲のいい友人はいない。
日々の衣食住にも困る。
幸せ?生まれてこのかた一度もない。
ついに、死んだ。現場で鉄パイプの下敷きに・・・
目覚めると、真っ白な世界。
目の前には神々しい人。
地球の神がサボった?だから幸せが1度もなかったと・・・
短編→長編に変更しました。
R4.6.20 完結しました。
長らくお読みいただき、ありがとうございました。
ヒロインに転生したけど私貴方と婚約したくないのです
みぃ/現お仕事多忙中
恋愛
【メイン完結】
「マリア!お前とは婚約破棄をして、キャットユー子爵令嬢のリリィと婚約をする!!!」
夜会の中、突然響く私の名前
…………なぜ私のお名前が?
✼••┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈••✼
その場で思いついた処女作
設定?そんなもんは知らん←
あ、誤字脱字の報告や、言葉の間違いなどは受け付けております\(´°v°)/んぴッ
設定めっちゃくちゃなのは知ってるから
非難中傷は受け付けぬ⸜( ⌓̈ )⸝
7周目は嫌われでした〜別エンディングはバッドエンドで!〜
荒瀬ヤヒロ
恋愛
まただ。また戻った。今回で七回目だ。
第二王子アクセルが魔獣に襲われて命を落とすたびに過去に戻るルイゼル。
(今度はアクセルを死なせないわ!)
恋人であるアクセルを守るために頑張るけれど、いつも失敗して七回目のやり直し。
だけど、七回目の今回はいつもと様子が違っていて——
ハッピーエンドを目指すルイゼルの奮闘の行方は?
とびきりのクズに一目惚れし人生が変わった俺のこと
未瑠
BL
端正な容姿と圧倒的なオーラをもつタクトに一目惚れしたミコト。ただタクトは金にも女にも男にもだらしがないクズだった。それでも惹かれてしまうタクトに唐突に「付き合おう」と言われたミコト。付き合い出してもタクトはクズのまま。そして付き合って初めての誕生日にミコトは冷たい言葉で振られてしまう。
それなのにどうして連絡してくるの……?
迅英の後悔ルート
いちみやりょう
BL
こちらの小説は「僕はあなたに捨てられる日が来ることを知っていながらそれでもあなたに恋してた」の迅英の後悔ルートです。
この話だけでは多分よく分からないと思います。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる