67 / 261
中等部 編
14歳、ミネルと人探し(前編)
しおりを挟む
その日の作業は滞りなく、順調に進んだ。
途中から、モハズさんとローさん、そして警備についているヨセさんも顔を出してくれた。
モハズさんが得意げな表情で私を見る。
「調査チームの人たちにも声を掛けといたから! 今後、調査から帰ってきて、手が空いてる仲間は手伝いに来てくれるよ!」
「うわぁ! 助かります! モハズさんありがとうございます!!」
「いいって事よ! あと、ヨセも憲兵の方に声を掛けてくれたって!」
ヨセさんも!!
「ヨセさん、ありがとうございます」
「ああ。何名集まるか分からないが……少しでも集まればいいな」
「はい!」
私が2人の報告に喜んでいると、ヤン爺さんのところへ挨拶しに行っていたローさんが驚いた表情で戻ってきた。
「今ね、ヤン爺さんと話してきたんだけど……頑固で有名なヤン爺さんが、アリアさんに甘いただのお爺さんになってたねぇ。アリアさんは、どんな魔法を使ったの?」
「ま、魔法!? いえいえ、私は何もしてないです」
「何もしてないか……それがよかったんでしょうねぇ」
ローさんは一人、納得したように「うんうん」と頷きながら、微笑みを浮かべている。
その後、3人とも1時間ほど作業を手伝ってくれた。
忙しい中、顔を出してくれただけでもありがたいのに……お手伝いまで!
本当に感謝しかない!!
夕方になり、今日の分の作業は無事終了となった。
現場を片付けた後、来てくれたボランティアの方々にお礼を伝え、その場で解散する。
初日の作業としては上出来! 幼なじみ達も満足そうだった。
明日も学校はお休み。
幼なじみ達に「また明日」と別れを告げ、エレと一緒に“ヴェント”へと乗り込む。
すると、“ヴェント”の扉をコンコンとノックする音がした。
ん? 誰だろう??
疑問に思いながら扉を開けると、そこにはミネルが立っていた。
「帰る前に少しいいか?」
「ミネル?? どうしたの!?」
私とエレが“ヴェント”から降りて、ミネルと話をする。
「明日も多分、今日と同じくらいの人たちが集まる事が予想される」
「う、うん。そうだと嬉しいよね」
「それはいいんだが……問題は平日だ」
平日かぁ……。
私たちは学校があるから、終わってからじゃないと行く事ができない。
参加できたとしても、夕暮れまでの多分1~2時間くらい。
他の人たちにも学校や仕事があるだろうから、簡単には集まれないだろうし……。
集まってくれたとしても指示する人間がいないと、作業を進める事もできない。
ミネルは『平日に集まれる人たちの為にも、前もって指示を出しておかないとな』って言ってたけど。
予想より人が集まったから、指示にも限界があるよね……。
「平日に作業を進めるのは難しいね」
「その通りだ」
私とミネルの話を聞いていたエレも、そっと口を開く。
「とはいえ、平日に作業を進めない事には、学校の完成がどんどんと後ろ倒しになってしまうって事ですよね?」
「ああ。そこで、だ。平日でも滞りなく作業を進められるよう、現場を総合的に見てくれる人間を雇いたいと思っている」
確かに……それなら平日に人を集めても、無駄なく作業を進められる。
「さっそくだが明日、交渉に行こうと思ってる」
「あ、明日?」
「ああ。明日中に1人だけでも見つける事ができれば、明後日以降も問題なく作業を進められる」
……そっか。そうだよね!
「私も一緒に探すよ!」
「……邪魔するなよ」
「わ、分かってるよ!」
本当に、ミネルは……。
エレが「僕も行きたい」と“お願い”してくる。
私としてはエレが一緒でもいいけど……ミネルは?
「ダメだ。いや、正確にいえば、お前よりエレに来てもらった方が助かる。ただ、今日の作業を見ていて思ったが……お前よりエレが指示した方がいい。みんながやる気になっている」
「……へぇ~」
ミネル、そこはさ、もうちょっとオブラートに包んで言ってほしいところだよねー。
「エレ、ごめん。作業を進めたいから……今回は私とミネルで行ってくるよ」
「……残念だけど、分かったよ。アリア、元気出して。アリアがビックリするくらい作業を進めておくから」
「……ありがとう」
エレの励ましが、先ほどのミネルの言葉を肯定されたようで、追い打ちを掛けられた気分……。
それにしてもエレは昔より、だいぶ大人になったなぁ。
……寂しいような、嬉しいような。
その日は、ミネルと明日の待ち合わせ場所を決めて別れた。
次の日、待合場所に到着すると、すでにミネルが待っていた。
ミネルが乗ってきた“ヴェント”に乗せてもらい、「どこから行こうか?」と尋ねる。
「僕たちが通っている学校──“エンタ・ヴェリーノ”を建てた人たちがいる仕事場へ行こうと思ってる」
「あっ! 前に今の学校が建てられた歴史について調べたって言ってたもんね」
ミネルの家に行った日、たくさんある資料の中に書いてあったな。
「ああ。49年前の話だから、その当時の人たちはいないかもしれないが、仕事場自体は残ってる。おそらく、知識や技術は引き継がれてるはずだ」
隣に座りながら、淡々と話すミネルの声に耳を傾ける。
「今回はボランティアではなく、ちゃんとお金を払うつもりだ。話さえ聞いてもらえれば、引き受けないという事はないと思うが……問題はいくら掛かるかだな」
うーん。確かに……。
「まあ、それは交渉次第だとして……肝心の“上院”についても、そろそろ動き出そうと思っている」
──上院!!
ついにきたかぁ。避けては通れない道!
早めにクリアしときたい!!
「そうだね」
「実はお前にはまだ話していなかったんだが、前々から少しずつ動いているんだ」
えっ! そうなの!?
「ルナに生徒たちへの声掛けを頼んだ際、署名も一緒に集めてもらっていたんだ」
「署名?」
「ああ」
キョトンとした私の顔を見て、ミネルが「まぬけな顔だな」と笑う。
一言、余計だから!!
「署名の人数が多ければ多いほど、“上院”は無視できないはずだ」
「そ、そっか! じゃあ、モハズさんやボランティアで集まってくれた人たちにも協力してもらう?」
「いや。一般市民の署名を集めても効果はない。なんせ、学校を認めないだろう“上院”の奴らは、一般市民に変な知恵をつけてもらいたくない奴らでもあるからな」
奴らって……。く、口が悪い。
「そこで、僕たちの学校を軸に署名を増やしていく。ただ、生徒だけだと力が弱い。そこで生徒から自分の親に署名をしてもらうよう頼んでもらってる」
もうそこまで考えて、動いてくれてるんだ!
さすがミネルだなぁ。
「まあ、そうは言っても保護者の署名に関しては、学校全体の約5%くらい集まれば“マシ”だろうな」
「……全然足りないよね」
ミネルが「その通りだ」と頷き、話を続ける。
「そこで、だ。僕たちの親もこの企画に賛同し、署名している事を話してもらう。すでに親には署名をもらっている」
渡された用紙を確認すると、そこにはミネル、エウロ、ルナ、セレスはもちろんのこと、各々の親たちの署名もあった。
あっ、サウロさん、リーセさんのまである。
そして、私の親とエレの分も!!!
私が親の署名を見ていると、ミネルが「お前がヤン爺さんと奮闘している間、エレが頼んでいた」と教えてくれた。
エレ!!
優しい弟だもん。きっと私に気を遣わせないために言わなかったんだ。
……あれ? まだ署名がある。
──カウイ! それにマイヤまで!?
「カウイはお前が手紙で今している事を伝えてあったんだろう? あいつは独断で動いて、親に連絡したみたいだぞ。マイヤはオーンとのやり取りで動いてくれたらしい」
遠くに離れていても同じ事をしてるって、なんかいいな。
オーンも個人ではあるけど署名してくれてるし、これで幼なじみが全員揃った気分。
「これで僕たちの親に恩を売りたい、パーティーなどの社交場に集まった際の話題作りをしたい人たちは署名するだろう」
「うんうん! 後は学校側を巻き込めれば……さらに署名は集まりそうだね!」
ミネルがニヤッと笑った。
あっ、ちょっとミネルの悪さが出ている時の笑い方だ(笑)
「そうだ。署名をしてくれた生徒には……直接僕たちの所に渡しに来てくれて構わないと話しているからな。それだけで、90%以上は署名が集まるはずだ。そして学校を巻き込めれば……親たちの署名も70%以上は固い」
親たちの署名よりも……“直接渡せる”方が気になっちゃったよ。
アイドルのファンサービスみたいな特典だな(笑)
基本セレス以外は、人からぐいぐい来られたりするのが好きじゃないはずなのに……。
「ミネル、ありがとうね」
「何がだ?」
「ううん、ふふっ」
ミネルは普段は自信満々で偉そうなのに、いざちゃんとお礼を言われると素直じゃないんだよなぁ。
「気にくわない表情をしているが……まあ、いい。署名をしてくれた生徒達には、祖父母にも頼むよう伝えている。あの年代は“上院”が無視できない世代でもあるからな。そして何より、じいさん、ばあさんは孫に甘い!」
孫に甘い!!?
……た、確かに。
これは、どこの世界でも共通なんだなぁ。
「“上院”が無視できない、そして許可するしかない所まで持って行くぞ」
「うん!」
どうなる事かと思っていたけど、これで希望が見えてきた!
本人にとっては迷惑な話だったかもしれないけど、ミネルに声を掛けて本当に良かった。
途中から、モハズさんとローさん、そして警備についているヨセさんも顔を出してくれた。
モハズさんが得意げな表情で私を見る。
「調査チームの人たちにも声を掛けといたから! 今後、調査から帰ってきて、手が空いてる仲間は手伝いに来てくれるよ!」
「うわぁ! 助かります! モハズさんありがとうございます!!」
「いいって事よ! あと、ヨセも憲兵の方に声を掛けてくれたって!」
ヨセさんも!!
「ヨセさん、ありがとうございます」
「ああ。何名集まるか分からないが……少しでも集まればいいな」
「はい!」
私が2人の報告に喜んでいると、ヤン爺さんのところへ挨拶しに行っていたローさんが驚いた表情で戻ってきた。
「今ね、ヤン爺さんと話してきたんだけど……頑固で有名なヤン爺さんが、アリアさんに甘いただのお爺さんになってたねぇ。アリアさんは、どんな魔法を使ったの?」
「ま、魔法!? いえいえ、私は何もしてないです」
「何もしてないか……それがよかったんでしょうねぇ」
ローさんは一人、納得したように「うんうん」と頷きながら、微笑みを浮かべている。
その後、3人とも1時間ほど作業を手伝ってくれた。
忙しい中、顔を出してくれただけでもありがたいのに……お手伝いまで!
本当に感謝しかない!!
夕方になり、今日の分の作業は無事終了となった。
現場を片付けた後、来てくれたボランティアの方々にお礼を伝え、その場で解散する。
初日の作業としては上出来! 幼なじみ達も満足そうだった。
明日も学校はお休み。
幼なじみ達に「また明日」と別れを告げ、エレと一緒に“ヴェント”へと乗り込む。
すると、“ヴェント”の扉をコンコンとノックする音がした。
ん? 誰だろう??
疑問に思いながら扉を開けると、そこにはミネルが立っていた。
「帰る前に少しいいか?」
「ミネル?? どうしたの!?」
私とエレが“ヴェント”から降りて、ミネルと話をする。
「明日も多分、今日と同じくらいの人たちが集まる事が予想される」
「う、うん。そうだと嬉しいよね」
「それはいいんだが……問題は平日だ」
平日かぁ……。
私たちは学校があるから、終わってからじゃないと行く事ができない。
参加できたとしても、夕暮れまでの多分1~2時間くらい。
他の人たちにも学校や仕事があるだろうから、簡単には集まれないだろうし……。
集まってくれたとしても指示する人間がいないと、作業を進める事もできない。
ミネルは『平日に集まれる人たちの為にも、前もって指示を出しておかないとな』って言ってたけど。
予想より人が集まったから、指示にも限界があるよね……。
「平日に作業を進めるのは難しいね」
「その通りだ」
私とミネルの話を聞いていたエレも、そっと口を開く。
「とはいえ、平日に作業を進めない事には、学校の完成がどんどんと後ろ倒しになってしまうって事ですよね?」
「ああ。そこで、だ。平日でも滞りなく作業を進められるよう、現場を総合的に見てくれる人間を雇いたいと思っている」
確かに……それなら平日に人を集めても、無駄なく作業を進められる。
「さっそくだが明日、交渉に行こうと思ってる」
「あ、明日?」
「ああ。明日中に1人だけでも見つける事ができれば、明後日以降も問題なく作業を進められる」
……そっか。そうだよね!
「私も一緒に探すよ!」
「……邪魔するなよ」
「わ、分かってるよ!」
本当に、ミネルは……。
エレが「僕も行きたい」と“お願い”してくる。
私としてはエレが一緒でもいいけど……ミネルは?
「ダメだ。いや、正確にいえば、お前よりエレに来てもらった方が助かる。ただ、今日の作業を見ていて思ったが……お前よりエレが指示した方がいい。みんながやる気になっている」
「……へぇ~」
ミネル、そこはさ、もうちょっとオブラートに包んで言ってほしいところだよねー。
「エレ、ごめん。作業を進めたいから……今回は私とミネルで行ってくるよ」
「……残念だけど、分かったよ。アリア、元気出して。アリアがビックリするくらい作業を進めておくから」
「……ありがとう」
エレの励ましが、先ほどのミネルの言葉を肯定されたようで、追い打ちを掛けられた気分……。
それにしてもエレは昔より、だいぶ大人になったなぁ。
……寂しいような、嬉しいような。
その日は、ミネルと明日の待ち合わせ場所を決めて別れた。
次の日、待合場所に到着すると、すでにミネルが待っていた。
ミネルが乗ってきた“ヴェント”に乗せてもらい、「どこから行こうか?」と尋ねる。
「僕たちが通っている学校──“エンタ・ヴェリーノ”を建てた人たちがいる仕事場へ行こうと思ってる」
「あっ! 前に今の学校が建てられた歴史について調べたって言ってたもんね」
ミネルの家に行った日、たくさんある資料の中に書いてあったな。
「ああ。49年前の話だから、その当時の人たちはいないかもしれないが、仕事場自体は残ってる。おそらく、知識や技術は引き継がれてるはずだ」
隣に座りながら、淡々と話すミネルの声に耳を傾ける。
「今回はボランティアではなく、ちゃんとお金を払うつもりだ。話さえ聞いてもらえれば、引き受けないという事はないと思うが……問題はいくら掛かるかだな」
うーん。確かに……。
「まあ、それは交渉次第だとして……肝心の“上院”についても、そろそろ動き出そうと思っている」
──上院!!
ついにきたかぁ。避けては通れない道!
早めにクリアしときたい!!
「そうだね」
「実はお前にはまだ話していなかったんだが、前々から少しずつ動いているんだ」
えっ! そうなの!?
「ルナに生徒たちへの声掛けを頼んだ際、署名も一緒に集めてもらっていたんだ」
「署名?」
「ああ」
キョトンとした私の顔を見て、ミネルが「まぬけな顔だな」と笑う。
一言、余計だから!!
「署名の人数が多ければ多いほど、“上院”は無視できないはずだ」
「そ、そっか! じゃあ、モハズさんやボランティアで集まってくれた人たちにも協力してもらう?」
「いや。一般市民の署名を集めても効果はない。なんせ、学校を認めないだろう“上院”の奴らは、一般市民に変な知恵をつけてもらいたくない奴らでもあるからな」
奴らって……。く、口が悪い。
「そこで、僕たちの学校を軸に署名を増やしていく。ただ、生徒だけだと力が弱い。そこで生徒から自分の親に署名をしてもらうよう頼んでもらってる」
もうそこまで考えて、動いてくれてるんだ!
さすがミネルだなぁ。
「まあ、そうは言っても保護者の署名に関しては、学校全体の約5%くらい集まれば“マシ”だろうな」
「……全然足りないよね」
ミネルが「その通りだ」と頷き、話を続ける。
「そこで、だ。僕たちの親もこの企画に賛同し、署名している事を話してもらう。すでに親には署名をもらっている」
渡された用紙を確認すると、そこにはミネル、エウロ、ルナ、セレスはもちろんのこと、各々の親たちの署名もあった。
あっ、サウロさん、リーセさんのまである。
そして、私の親とエレの分も!!!
私が親の署名を見ていると、ミネルが「お前がヤン爺さんと奮闘している間、エレが頼んでいた」と教えてくれた。
エレ!!
優しい弟だもん。きっと私に気を遣わせないために言わなかったんだ。
……あれ? まだ署名がある。
──カウイ! それにマイヤまで!?
「カウイはお前が手紙で今している事を伝えてあったんだろう? あいつは独断で動いて、親に連絡したみたいだぞ。マイヤはオーンとのやり取りで動いてくれたらしい」
遠くに離れていても同じ事をしてるって、なんかいいな。
オーンも個人ではあるけど署名してくれてるし、これで幼なじみが全員揃った気分。
「これで僕たちの親に恩を売りたい、パーティーなどの社交場に集まった際の話題作りをしたい人たちは署名するだろう」
「うんうん! 後は学校側を巻き込めれば……さらに署名は集まりそうだね!」
ミネルがニヤッと笑った。
あっ、ちょっとミネルの悪さが出ている時の笑い方だ(笑)
「そうだ。署名をしてくれた生徒には……直接僕たちの所に渡しに来てくれて構わないと話しているからな。それだけで、90%以上は署名が集まるはずだ。そして学校を巻き込めれば……親たちの署名も70%以上は固い」
親たちの署名よりも……“直接渡せる”方が気になっちゃったよ。
アイドルのファンサービスみたいな特典だな(笑)
基本セレス以外は、人からぐいぐい来られたりするのが好きじゃないはずなのに……。
「ミネル、ありがとうね」
「何がだ?」
「ううん、ふふっ」
ミネルは普段は自信満々で偉そうなのに、いざちゃんとお礼を言われると素直じゃないんだよなぁ。
「気にくわない表情をしているが……まあ、いい。署名をしてくれた生徒達には、祖父母にも頼むよう伝えている。あの年代は“上院”が無視できない世代でもあるからな。そして何より、じいさん、ばあさんは孫に甘い!」
孫に甘い!!?
……た、確かに。
これは、どこの世界でも共通なんだなぁ。
「“上院”が無視できない、そして許可するしかない所まで持って行くぞ」
「うん!」
どうなる事かと思っていたけど、これで希望が見えてきた!
本人にとっては迷惑な話だったかもしれないけど、ミネルに声を掛けて本当に良かった。
15
お気に入りに追加
4,955
あなたにおすすめの小説
この世界で唯一『スキル合成』の能力を持っていた件
なかの
ファンタジー
異世界に転生した僕。
そこで与えられたのは、この世界ただ一人だけが持つ、ユニークスキル『スキル合成 - シンセサイズ』だった。
このユニークスキルを武器にこの世界を無双していく。
【web累計100万PV突破!】
著/イラスト なかの
深窓の悪役令嬢~死にたくないので仮病を使って逃げ切ります~
白金ひよこ
恋愛
熱で魘された私が夢で見たのは前世の記憶。そこで思い出した。私がトワール侯爵家の令嬢として生まれる前は平凡なOLだったことを。そして気づいた。この世界が乙女ゲームの世界で、私がそのゲームの悪役令嬢であることを!
しかもシンディ・トワールはどのルートであっても死ぬ運命! そんなのあんまりだ! もうこうなったらこのまま病弱になって学校も行けないような深窓の令嬢になるしかない!
物語の全てを放棄し逃げ切ることだけに全力を注いだ、悪役令嬢の全力逃走ストーリー! え? シナリオ? そんなの知ったこっちゃありませんけど?
47歳のおじさんが異世界に召喚されたら不動明王に化身して感謝力で無双しまくっちゃう件!
のんたろう
ファンタジー
異世界マーラに召喚された凝流(しこる)は、
ハサンと名を変えて異世界で
聖騎士として生きることを決める。
ここでの世界では
感謝の力が有効と知る。
魔王スマターを倒せ!
不動明王へと化身せよ!
聖騎士ハサン伝説の伝承!
略称は「しなおじ」!
年内書籍化予定!
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
殺陣を極めたおっさん、異世界に行く。村娘を救う。自由に生きて幸せをつかむ
熊吉(モノカキグマ)
ファンタジー
こんなアラフォーになりたい。そんな思いで書き始めた作品です。
以下、あらすじとなります。
────────────────────────────────────────
令和の世に、[サムライ]と呼ばれた男がいた。
立花 源九郎。
[殺陣]のエキストラから主役へと上り詰め、主演作品を立て続けにヒットさせた男。
その名演は、三作目の主演作品の完成によって歴史に刻まれるはずだった。
しかし、流星のようにあらわれた男は、幻のように姿を消した。
撮影中の[事故]によって重傷を負い、役者生命を絶たれたのだ。
男は、[令和のサムライ]から1人の中年男性、田中 賢二へと戻り、交通警備員として細々と暮らしていた。
ささやかながらも、平穏な、小さな幸せも感じられる日々。
だが40歳の誕生日を迎えた日の夜、賢二は、想像もしなかった事態に巻き込まれ、再びその殺陣の技を振るうこととなる。
殺陣を極めたおっさんの異世界漫遊記、始まります!
※作者より
あらすじを最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
熊吉(モノカキグマ)と申します。
本作は、カクヨムコン8への参加作品となります!
プロット未完成につき、更新も不定期となりますが、もし気に入っていただけましたら、高評価・ブックマーク等、よろしくお願いいたします。
また、作者ツイッター[https://twitter.com/whbtcats]にて、製作状況、おススメの作品、思ったことなど、呟いております。
ぜひ、おいで下さいませ。
どうぞ、熊吉と本作とを、よろしくお願い申し上げます!
※作者他作品紹介・こちらは小説家になろう様、カクヨム様にて公開中です。
[メイド・ルーシェのノルトハーフェン公国中興記]
偶然公爵家のメイドとなった少女が主人公の、近世ヨーロッパ風の世界を舞台とした作品です。
戦乱渦巻く大陸に、少年公爵とメイドが挑みます。
[イリス=オリヴィエ戦記]
大国の思惑に翻弄される祖国の空を守るべく戦う1人のパイロットが、いかに戦争と向き合い、戦い、生きていくか。
濃厚なミリタリー成分と共に書き上げた、100万文字越えの大長編です。
もしよろしければ、お手に取っていただけると嬉しいです!
僕の兄上マジチート ~いや、お前のが凄いよ~
SHIN
ファンタジー
それは、ある少年の物語。
ある日、前世の記憶を取り戻した少年が大切な人と再会したり周りのチートぷりに感嘆したりするけど、実は少年の方が凄かった話し。
『僕の兄上はチート過ぎて人なのに魔王です。』
『そういうお前は、愛され過ぎてチートだよな。』
そんな感じ。
『悪役令嬢はもらい受けます』の彼らが織り成すファンタジー作品です。良かったら見ていってね。
隔週日曜日に更新予定。
異世界転移したら、死んだはずの妹が敵国の将軍に転生していた件
有沢天水
ファンタジー
立花烈はある日、不思議な鏡と出会う。鏡の中には死んだはずの妹によく似た少女が写っていた。烈が鏡に手を触れると、閃光に包まれ、気を失ってしまう。烈が目を覚ますと、そこは自分の知らない世界であった。困惑する烈が辺りを散策すると、多数の屈強な男に囲まれる一人の少女と出会う。烈は助けようとするが、その少女は瞬く間に屈強な男たちを倒してしまった。唖然とする烈に少女はにやっと笑う。彼の目に真っ赤に燃える赤髪と、金色に光る瞳を灼き付けて。王国の存亡を左右する少年と少女の物語はここから始まった!
転生したら、実家が養鶏場から養コカトリス場にかわり、知らない牧場経営型乙女ゲームがはじまりました
空飛ぶひよこ
恋愛
実家の養鶏場を手伝いながら育ち、後継ぎになることを夢見ていていた梨花。
結局、できちゃった婚を果たした元ヤンの兄(改心済)が後を継ぐことになり、進路に迷っていた矢先、運悪く事故死してしまう。
転生した先は、ゲームのようなファンタジーな世界。
しかし、実家は養鶏場ならぬ、養コカトリス場だった……!
「やった! 今度こそ跡継ぎ……え? 姉さんが婿を取って、跡を継ぐ?」
農家の後継不足が心配される昨今。何故私の周りばかり、後継に恵まれているのか……。
「勤労意欲溢れる素敵なお嬢さん。そんな貴女に御朗報です。新規国営牧場のオーナーになってみませんか? ーー条件は、ただ一つ。牧場でドラゴンの卵も一緒に育てることです」
ーーそして謎の牧場経営型乙女ゲームが始まった。(解せない)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる