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中等部 編
14歳、調査チームに参加します(後編)
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明日からの事を色々と考えていたら、いつの間にか随分と時間が経っていた。
ちょっと早いけど、レストランに向かおうかな。
部屋を出て1階へと移動すると、オーンがレストランの前でたたずんでいた。
「早いね」
「そう? アリアもまだ早いんじゃない?」
「うん、さすがに遅刻はできないなって思って」
「僕もだよ。入って待ってようか」
オーンの提案にうなずき、レストランの中に入る。
奥のテーブルに進むと、そこにはすでにサウロさんが座っていた。
サウロさんの近くまで行き、声を掛ける。
「サウロさん、早いですね」
「ああ、いちおう俺が今回の調査チームのリーダーなんだ。だから早めに準備を……と思ってね。座っていいぞ」
サウロさんに言われるがまま、オーンと一緒に腰を下ろす。
飲み物を頼み、3人で会話をしながら待っていると、ぞくぞくとサウロさんのテーブルに人が集まってきた。
あれ? 見知った顔の人がいるなぁと思ったら……リーセさんだ!
えー! リーセさんも調査チームのメンバーなの?
ルナから聞いてなかったからビックリ!!
目が合ったので会釈をすると、リーセさんが私を見てにこっと笑った。
そんな中、サウロさんが周りを見渡し、人数を数えている。
「よし、これで全員揃ったな。明日からの日程を話す前に、まずはオーンとアリアに調査チームのメンバーを紹介するか」
「はい」
「よろしくお願いします」
オーンと2人でぺこりと頭を下げる。
「まずは俺から。《火の魔法》を使うサウロだ。今回は君たちが参加するという話を聞いたから、自らリーダーを志願したんだ。2人はもう知ってると思うが、調査チームは危険な土地に行く可能性もあるから、《癒しの魔法》、《風の魔法》、《水の魔法》、《火の魔法》、《知恵の魔法》がメンバーの中に必ず1人はいなければいけない」
私とオーンが黙ってうなずく。
サウロさんが私たちの反応を見ながら説明を続ける。
「今回の調査チームは、君たち2人を入れた計7名で行う。もちろん、さっき伝えた条件を満たすメンバーを揃えている。まずは《癒しの魔法》を使うヤイネだ」
サウロさんからの紹介を受けて、ヤイネさんが私たちに向かって丁寧にお辞儀をした。
第一印象は、線が細い男性だけど……よくよく観察すると、しっかり体を鍛えているのが分かる。
「ヤイネです。魔法から分かると思いますが、調査チームの位置付けは治療担当です。オーン殿下、アリアさんもよろしくお願いします」
「よろしくお願いします」
ヤイネさんに挨拶するオーンの姿に、何とも言えない気持ちが芽生える。
……んー、ヤイネさんは元々丁寧な方なんだろうけど、せっかくなら──
「あのー、差し出がましいかもしれませんが……1週間も寝食を共にする仲間ですし、良好な関係を築く為にも気軽に“オーン”、“アリア”って呼んでください。よろしくお願いします」
本当は『“アリア”って呼んでください』って私のことだけを言う予定だったんだけど、オーンの事も王族としてではなく、チームの一員として見てもらいたいなと思い、つい言ってしまった。
……大丈夫かな?
ヤイネさんや他のメンバーの方たち……気を悪くしてないかな?
おそるおそる顔を上げるも、みんなは変わる事なく、にこやかに微笑んでいた。
ホッ、よかった。怒ってはいないみたい。
私の言葉にうなずいたサウロさんが、みんなに向かって語り掛ける。
「そうだな、アリアの言う通りだ。 みんなも2人の事は調査チームの後輩だと思って、変に気を遣わないこと! いいな?」
「そうですね。ただ、すいません。私の場合はオーンくん、女性に対してはアリアさんが限界です……」
そう言うと、ヤイネさんが柔らかく微笑んだ。
「いえ、全然大丈夫です! なんか逆に気を遣わせてしまい、すいません!」
「いえいえ。アリアさんがあんな風に言ってくれて嬉しかったですよ」
ヤイネさんの声のトーンに癒される。
マイヤやマイヤのお父さんであるパンナさんもそうだけど、《癒しの魔法》を使う人って、話すだけで癒されるような穏やかな人が多いのかなぁ。
サウロさんが調査チームの紹介を続ける。
「次は、《風の魔法》を使うモハズ」
「モハズだよ。移動中、危なそうな場所を確認したり、メンバーが危険に晒されたら、他の調査チームや近くの民家に助けを呼びに行ったりする役割です。2人ともよろしくね!」
モハズさんは挨拶が終わると同時に、私とオーンに向かってピースした。
ポニーテール姿の明るい女性だなぁ。女性で調査チームなんて……かっこいい!
そっか、《風の魔法》は風の力を借りて空を飛ぶ事ができるから、先々の道を事前に確認する事ができるのか。
ちゃんと考えられているチームなんだなぁ。
「続いて、《水の魔法》のビアン。ちなみにビアンは俺と同じ年なんだが……困った事に話し下手なんで代わりに紹介するな。生きるのに欠かす事ができない水の管理をしてくれる」
「よろしく」
格闘技をやってそうなくらいガッチリした体型。ビアンさんは、見た目も中身も硬派なのね。
「そして、最後。2人も知り合いだと思うが、《知恵の魔法》リーセだ。今年学校を卒業して、調査チームじゃない仕事についたはずなんだが……本人たっての希望で今回は特別に参加だ。優秀じゃなかったら、メンバーに入れてなかったぞ」
「はは、すいません。許可してくださって、ありがとうございます。私は記録担当なんだ。オーン、アリア、1週間よろしくね」
サウロさんからのツッコミに苦笑しつつ、リーセさんが挨拶する。
……ん? 特別に参加!?
「普段は、調査チームの仕事をしているわけじゃないんですか?」
「うん。……実はルナから話を聞いてね。面白そうだなっていうのと、ルナがアリアの事をすごく心配してたから……ね」
私からの質問に、リーセさんがいたずらっ子のような笑みで答えてくれる。
……ま、まさか。ルナの為に今回参加したの!?
希望する方もすごいけど、それをOKしたサウロさんもすごいな。
「明日からの1週間は、この7人で行動を共にする。すでに聞いてるかもしれないが、今回は前に行った事のある土地だから危険性はほぼない。しかし、その土地に住む生物や地形などがごく稀に変化している可能性もあるから、決して油断はしないように」
「分かりました」
「はい!」
オーンに続いて元気よく返事をする。
満足そうに目を細めたサウロさんが、最後に明日からの予定について話してくれた。
「明日から向かう土地は、ここからわりと離れた場所にある。馬を引いて移動する事になるんだが、おそらく目的地に着くまで1日から1日半は掛かると思う。それを覚悟しといてくれ」
馬を使うって事は、“ヴェント”では通れないような、行きづらい場所にあるんだろうな。
かなり険しい道のりになる事は覚悟しておいた方がいいかも。
「そうまでして行く理由だが、そこでしか手に入らない果実や薬草があるからなんだ。すでに1週間分の食料は用意してあるし、テントなど生活に必要なものも全て手配済みだ。今からみんなで夕食を食べる事になるが、明日に備えて今日は早めに解散しよう」
サウロさんのテキパキとした説明が終わると、まるでタイミングを見計らっていたかのように料理が運ばれてきた。
夕食も手配してくれてたんだ!
美味しい料理を食べながら、調査チームの過去の武勇伝や失敗談などの楽しい話に耳を傾けていると、あっという間に時間が過ぎてしまった。
……もっと話を聞きたいけど、明日に備えなきゃな。
「お先に失礼します」と調査チームのみんなに挨拶し、オーンと私は一足先に部屋へ戻った。
「じゃあ、私の部屋ここだから。オーン、おやすみ」
声を掛け、部屋に入ろうとした瞬間、急に手首を掴まれた。
ビックリした。どうしたんだろ?
「今日はありがとう」
「ん? 何が?」
「……アリアならそう言うと思った。おやすみ」
掴んだ手を離し、オーンが自分の部屋の方へと歩いて行った。
……ん? んん? 本当に何の話!?
とりあえず、お礼を言われたという事は私が何か仕出かしたわけではないはず……。
んー、よし! 気にしないでおこう!!
スパッと気持ちを切り替えると、明日からの1週間に胸を躍らせつつ、眠りについた。
ちょっと早いけど、レストランに向かおうかな。
部屋を出て1階へと移動すると、オーンがレストランの前でたたずんでいた。
「早いね」
「そう? アリアもまだ早いんじゃない?」
「うん、さすがに遅刻はできないなって思って」
「僕もだよ。入って待ってようか」
オーンの提案にうなずき、レストランの中に入る。
奥のテーブルに進むと、そこにはすでにサウロさんが座っていた。
サウロさんの近くまで行き、声を掛ける。
「サウロさん、早いですね」
「ああ、いちおう俺が今回の調査チームのリーダーなんだ。だから早めに準備を……と思ってね。座っていいぞ」
サウロさんに言われるがまま、オーンと一緒に腰を下ろす。
飲み物を頼み、3人で会話をしながら待っていると、ぞくぞくとサウロさんのテーブルに人が集まってきた。
あれ? 見知った顔の人がいるなぁと思ったら……リーセさんだ!
えー! リーセさんも調査チームのメンバーなの?
ルナから聞いてなかったからビックリ!!
目が合ったので会釈をすると、リーセさんが私を見てにこっと笑った。
そんな中、サウロさんが周りを見渡し、人数を数えている。
「よし、これで全員揃ったな。明日からの日程を話す前に、まずはオーンとアリアに調査チームのメンバーを紹介するか」
「はい」
「よろしくお願いします」
オーンと2人でぺこりと頭を下げる。
「まずは俺から。《火の魔法》を使うサウロだ。今回は君たちが参加するという話を聞いたから、自らリーダーを志願したんだ。2人はもう知ってると思うが、調査チームは危険な土地に行く可能性もあるから、《癒しの魔法》、《風の魔法》、《水の魔法》、《火の魔法》、《知恵の魔法》がメンバーの中に必ず1人はいなければいけない」
私とオーンが黙ってうなずく。
サウロさんが私たちの反応を見ながら説明を続ける。
「今回の調査チームは、君たち2人を入れた計7名で行う。もちろん、さっき伝えた条件を満たすメンバーを揃えている。まずは《癒しの魔法》を使うヤイネだ」
サウロさんからの紹介を受けて、ヤイネさんが私たちに向かって丁寧にお辞儀をした。
第一印象は、線が細い男性だけど……よくよく観察すると、しっかり体を鍛えているのが分かる。
「ヤイネです。魔法から分かると思いますが、調査チームの位置付けは治療担当です。オーン殿下、アリアさんもよろしくお願いします」
「よろしくお願いします」
ヤイネさんに挨拶するオーンの姿に、何とも言えない気持ちが芽生える。
……んー、ヤイネさんは元々丁寧な方なんだろうけど、せっかくなら──
「あのー、差し出がましいかもしれませんが……1週間も寝食を共にする仲間ですし、良好な関係を築く為にも気軽に“オーン”、“アリア”って呼んでください。よろしくお願いします」
本当は『“アリア”って呼んでください』って私のことだけを言う予定だったんだけど、オーンの事も王族としてではなく、チームの一員として見てもらいたいなと思い、つい言ってしまった。
……大丈夫かな?
ヤイネさんや他のメンバーの方たち……気を悪くしてないかな?
おそるおそる顔を上げるも、みんなは変わる事なく、にこやかに微笑んでいた。
ホッ、よかった。怒ってはいないみたい。
私の言葉にうなずいたサウロさんが、みんなに向かって語り掛ける。
「そうだな、アリアの言う通りだ。 みんなも2人の事は調査チームの後輩だと思って、変に気を遣わないこと! いいな?」
「そうですね。ただ、すいません。私の場合はオーンくん、女性に対してはアリアさんが限界です……」
そう言うと、ヤイネさんが柔らかく微笑んだ。
「いえ、全然大丈夫です! なんか逆に気を遣わせてしまい、すいません!」
「いえいえ。アリアさんがあんな風に言ってくれて嬉しかったですよ」
ヤイネさんの声のトーンに癒される。
マイヤやマイヤのお父さんであるパンナさんもそうだけど、《癒しの魔法》を使う人って、話すだけで癒されるような穏やかな人が多いのかなぁ。
サウロさんが調査チームの紹介を続ける。
「次は、《風の魔法》を使うモハズ」
「モハズだよ。移動中、危なそうな場所を確認したり、メンバーが危険に晒されたら、他の調査チームや近くの民家に助けを呼びに行ったりする役割です。2人ともよろしくね!」
モハズさんは挨拶が終わると同時に、私とオーンに向かってピースした。
ポニーテール姿の明るい女性だなぁ。女性で調査チームなんて……かっこいい!
そっか、《風の魔法》は風の力を借りて空を飛ぶ事ができるから、先々の道を事前に確認する事ができるのか。
ちゃんと考えられているチームなんだなぁ。
「続いて、《水の魔法》のビアン。ちなみにビアンは俺と同じ年なんだが……困った事に話し下手なんで代わりに紹介するな。生きるのに欠かす事ができない水の管理をしてくれる」
「よろしく」
格闘技をやってそうなくらいガッチリした体型。ビアンさんは、見た目も中身も硬派なのね。
「そして、最後。2人も知り合いだと思うが、《知恵の魔法》リーセだ。今年学校を卒業して、調査チームじゃない仕事についたはずなんだが……本人たっての希望で今回は特別に参加だ。優秀じゃなかったら、メンバーに入れてなかったぞ」
「はは、すいません。許可してくださって、ありがとうございます。私は記録担当なんだ。オーン、アリア、1週間よろしくね」
サウロさんからのツッコミに苦笑しつつ、リーセさんが挨拶する。
……ん? 特別に参加!?
「普段は、調査チームの仕事をしているわけじゃないんですか?」
「うん。……実はルナから話を聞いてね。面白そうだなっていうのと、ルナがアリアの事をすごく心配してたから……ね」
私からの質問に、リーセさんがいたずらっ子のような笑みで答えてくれる。
……ま、まさか。ルナの為に今回参加したの!?
希望する方もすごいけど、それをOKしたサウロさんもすごいな。
「明日からの1週間は、この7人で行動を共にする。すでに聞いてるかもしれないが、今回は前に行った事のある土地だから危険性はほぼない。しかし、その土地に住む生物や地形などがごく稀に変化している可能性もあるから、決して油断はしないように」
「分かりました」
「はい!」
オーンに続いて元気よく返事をする。
満足そうに目を細めたサウロさんが、最後に明日からの予定について話してくれた。
「明日から向かう土地は、ここからわりと離れた場所にある。馬を引いて移動する事になるんだが、おそらく目的地に着くまで1日から1日半は掛かると思う。それを覚悟しといてくれ」
馬を使うって事は、“ヴェント”では通れないような、行きづらい場所にあるんだろうな。
かなり険しい道のりになる事は覚悟しておいた方がいいかも。
「そうまでして行く理由だが、そこでしか手に入らない果実や薬草があるからなんだ。すでに1週間分の食料は用意してあるし、テントなど生活に必要なものも全て手配済みだ。今からみんなで夕食を食べる事になるが、明日に備えて今日は早めに解散しよう」
サウロさんのテキパキとした説明が終わると、まるでタイミングを見計らっていたかのように料理が運ばれてきた。
夕食も手配してくれてたんだ!
美味しい料理を食べながら、調査チームの過去の武勇伝や失敗談などの楽しい話に耳を傾けていると、あっという間に時間が過ぎてしまった。
……もっと話を聞きたいけど、明日に備えなきゃな。
「お先に失礼します」と調査チームのみんなに挨拶し、オーンと私は一足先に部屋へ戻った。
「じゃあ、私の部屋ここだから。オーン、おやすみ」
声を掛け、部屋に入ろうとした瞬間、急に手首を掴まれた。
ビックリした。どうしたんだろ?
「今日はありがとう」
「ん? 何が?」
「……アリアならそう言うと思った。おやすみ」
掴んだ手を離し、オーンが自分の部屋の方へと歩いて行った。
……ん? んん? 本当に何の話!?
とりあえず、お礼を言われたという事は私が何か仕出かしたわけではないはず……。
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