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第38章

第2話

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そのまましばらく土手に座って、山崎と二人、どうでもいい人たちの、どうでもいい文句ばかりを言って、本当にどうでもよく時間を過ごした。

それで自分たちが、ちょっとでも偉くなったような気分にはならなかったけど、それでも少しは、自分で自分を救えたような気がする。

俺の隣には山崎がいて、俺たちは楽しく笑いあって、それができれば、それでいいんだ。
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