たとえば僕が死んだら

草野 楓

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第四章:ケツマ〇コ奴隷カメ

夏の終わりに②

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「スイッチオン♡」
「ぎっ! ギャー―――ッ!」

 エネマグラのバイブをMAXにされ、脇を全開にして頭の後ろで組まされた腕が、ガクガクふるえる。
 統が乳首スポイトのスイッチを入れる。
 しゅぽんっ、しゅぽんっ、と吸引され、締め付けられる乳首に、「おっ! ほっ! オンッ!」と新たなる快楽スイッチが入る。

「腰へコ忘れてんぞ。しっかりチンポ振れ」
 スマホの音楽をスピーカーに飛ばしながら、司がいう。
「はっ……はいっ……!」
 股のあいだで、ぶらーんぶらーんと滑稽に揺れるレンガ。

「ただ腰振るだけじゃつまらないよな……。ケツマンコ奴隷の分際でサカってすみませんでしたとかいえ。音楽に負けないくらいでかい声で詫びるんだぞ」
 チンポのアイスキャンディーの棒を抜き取った統が、命じる。

「うっ……は――はい……」

 ――リビングの真ん中で、チンポとタマ袋からぶら下げられたレンガを腰をへコへコして揺らしながら、

「……ケッ……ケツマンコ奴隷のぶんざいでぇっ……! クリチンポみっともなくプルプルさせてイこうとしてっ、サカってしまってぇ……! ほっ、ほんとにっ! もうしわけありませんでしたッ……!」
 椿は叫び続ける。
 天井からぶら下がったスピーカーから流れる、パンク音楽。
 エアコンの効いた部屋で、テイクアウトしてきたピザを食べながら、ソファにひっくりかえり、スマホをいじったり、ゲームをしたりして笑う兄弟。

「あっ……ケ……けつまんこぉっ……どれいっ……うっ……ザ……ザコチンポ……ごっ、ごめんっ、なさっ――いっ……」
 兄弟に無視されたまま、汗を流し、鼻水を垂らしながら、ひとり腰を振り続ける椿。 
「……うっ……クリチッ――チンポッ……も……もうしわけ……」
 涙が、頬をつたい、口のなかに入る。
 そのしょっぱさに、涙がとまらなくなる。

 いったいいつまで――こんな情けないことをさせられるのだろう。
 ふと、さっき来た刑事のことばを思い出す。

『橘 銀一郎は無事だったよ』

 最近ではもう、銀の顔もはっきり思い出せない。
 ……銀はいま――どこで何をしているんだろう……。
 
「おい! ぜんぜん声が出てねぇぞ!」
 近づいてきた司が、椿のみぞおちを蹴り上げる。
「……グホッ……!」
  膝を突いて倒れ込んだ椿の尻穴に、エネマグラをグイグイねじ込む。

「うっ! うぅっ!」
 シュポッ、シュポッ、とスポイトで吸い上げられ続ける乳首と、レンガの重みで千切れそうなチンポ。
 尿道から、チョロチョロッ、と少量の小便がこぼれる。

「あっ! このバカ! 勝手にちびりやがって。床が汚れんだろ!」
「もっ……申し訳ありませんっ……!」
 すぐさまフローリングにこぼれた自分の小便を舐めとる椿。
 その腹が、グルグルッ……と唸り声をあげる。
(ぐっ……!)
 迫りくる便意に耐えられなくなった椿は、

「おっ……お願いですっ! ――うっ……うんこっ――させてくださいっ……!」
 床に頭をこすりつけてお願いする。

「はぁ? ふざけんな。今度はクソかよ」
「もっ……申し訳ありませんっ! …………さっきからずっとガマンしてて……もっ……漏れそうなんですうっ……!」

「ふん。締まりのないケツマンコが」
 いつもの指示棒を持ってきた司が、エネマグラの嵌まったアナルのまわりをツンツンつつく。
「こんなにケツ穴拡げやがって。盛り土みたいに膨らんでんぜ」
「ぐっ……!」
「ま、そろそろクソさせてやってもいいんじゃね? 日が暮れる前に外遊びもしたいしな」

 統が、犬用ケージの横のトイレセットに置いてあった、オムツを持ってくる。


 ――最近、兄弟は、オムツプレイにはまっていた。
 そのプレイは、動画の中でもかなりのビューアー数がつく人気シリーズになっていた。

「一応撮影しとくか」
 パンツをぐいっと目深に被せ、椿の両目を隠した統は、スマホを取り出す。
 ピンク色の花のイラストがプリントされた、外国製の幼児オムツを床に拡げた司が、
「いつもみたいに『ごろーん』しろ」
 と命じる。

「は……はい……」
 マジックテープ式のオムツの上に腰を下ろし、脚を高く上げて寝そべる椿。
 司が、チンポとタマ袋の紐をほどき、レンガを外す。
「うっ……ふっ……!」
 ようやく解放されたチンポが、いまにも絶頂に達しそうな勢いでプルンプルン揺れる。
 エネマグラのスイッチを切った司が、「抜くぞ。まだ出すなよ」と念を押す。

「はっ――はいっ……!」

 乳首のスポイトがシュポシュポ鳴るなか――エネマグラが引き抜かれる。
 真っ赤に充血した尻穴の肉襞がぱくっと口を開く。

(うっ……でっ! でちゃうッ……!)

 腰をくねらせ、瀬戸際までせりあがってきた便をけんめいにこらえる。
 ブッ、ブゥーッ、というみっともない屁が尻穴から漏れる。

「うっ、くっせぇな! いまオムツ嵌めるからじっとしてろ」
 腰回りのマジックテープを装着され、へその下まですっぽり覆うオムツを穿かされる。
「よし。いつものポーズでうんこしろ。撮影するから、視聴者に笑顔で説明しろよ」

「はっ――はい……」

 起き上がり、M字に脚を開いて、しゃがみこんだ椿は、

「ケツマンコ奴隷カメでぇ~す♡ い……いまから――お……オムツにうんこさせていただきまぁす♡ お……お昼に食べた肉汁うどんっ、ブリブリ出しちゃいますぅ~♡」

 顔を真っ赤にしてきばり、「うっ! うぅ~~~んッ……!」とオムツのなかに排便する。
 うんこの重みで、オムツがずっしりと沈む。
「あっ、あはっ♡  うっ……うんこっ! いっぱい出ましたぁ♡ ……あっ……! おしっこもでるぅっ♡」

 フロント部分に縦に入ったおしっこラインが白から黄色に変わり――シャアアッ……と放出した尿がオムツにたまる。
 うんことおしっこでタプタプになったオムツを付けながら、「おっ……おしっこも出ましたぁっ♡ カメはヘンタイドマゾ奴隷なのでぇ、おっ……オムツで感じちゃってっ……おっほっ♡ ……ザーメンッ出るぅッ♡」と射精までしてしまう。

「いっ! イィッ♡ オムツのなかにザーメンたまってっ……! ヘンタイアクメとまりゃないッ♡」

 ダブルピースの指を、ひくっ、ひくっ、とけいれんさせる。
 被ったパンツの下から涙と鼻水を垂らした無様なアへ顔が、倒錯した快楽にさらに崩壊する。

「おちんぽっ! ぎもぢイイッ♡ イかせていただきっ――ありがとうございましたぁっ♡♡♡」

 カメラに向かい笑顔を見せる。
 椿はもう――目の前にぶら下げられた欲望の実にかじりつくことしかできなくなっていた。


 

  
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